五月雨




五月雨という言葉は美しいですが、折角の春の訪れを雨が降り続くのは少し寂しい。


それで、思い立ってこんな時は、草花に出来た雨露を楽しんでみてはどうでしょうか?







小さい頃、梅雨時の唯一の楽しみは、露草に滴り落ちた雨露を見る事でした。


露草は路地の見つけ難い所にあって、見つけたらとても幸せな気分になった事を思い出します。


姉達と散歩に出た時に雨が降りだしたら、いつもそのときの雨露を思い出します。






日本は四季が有りいろいろ楽しめますね〜。とは言えもうそろそろ青空も恋しい、、、、、、、







ミラノの最終日




ミラノのサローネも終わり、日本人の飛行機待機組もやっと昨日から帰れる目処がたち
ちょっと自分の一人の時間に戻ってミラノを半日歩きました。

やはり脚が向くのは、ドオモー何世紀も掛かって建築されただけの事があり、本当に素晴らしい!

ミラノに行くたびに訪れたくなる大聖堂です。

別に宗教上の理由ではないのですが、やはり誰かが之くらい真剣に建築し続けた建物は
それだけ人の心を打つ物なのでしょうか?

ゆっくり中に入ります。特に制限がないので誰でも入れるのです。素晴らしいステンドグラスの
前には、宗教心の無い物も、只敬虔な気持ちになります。不思議です。







大聖堂を出るとすぐに有名なアーケードになります。

床も建物も全て大理石で、一度私の姪が小さな子供を二人つれて来て、一人の2歳の男の子が
天井を見上げすぎて、ひっくり返るのですが、あまりの美しさに泣くのも忘れて、起き上がり、
また転んでいました。それを見て姪は、苦労して連れて来ただけのことはある!と一人得意げでした。

アーケードを抜けると、すぐ、オペラの殿堂―スカラ座です。








さっきのアーケードの中にレコード屋さんが有り、その中のクラッシックのコーナーに
このスカラ座の去年のコンサート、オペラの曲がCDになり、また楽譜も売っていました。

オペラファンには魅力的なギフトになると思いました。







何でも無い道ばたの花やさん、わざと?花びらを床に散らしているのが憎らしく美しいです。


それではゆっくり散歩を楽しみ、飛行機に乗り込みます、飛んでくれる事を祈って!!











ミラノの取って置きの場所





ミラノにいらしたら、是非訪ねて欲しいところがあります。


それはブレラ美術館の1階にある国立美術館の中の中庭です。
月曜日から金曜日の朝9:00から夕方5時まで一般の入場が可能です。

とても広い庭で、入念に手入れされていてとても美しいです。
美術学校の生徒がスケッチしていたり、学生がお昼をしていたり、
とてものんびりしていて、ミラノの喧噪を忘れてホットします。

草花が多くて、名前も知らないお花ですが、一つ一つに名前が書いてあります。
四季全てに美しく、学生が多いので、ちょっと若返った錯覚を覚えます。
(そんな錯覚は私だけしょうが、、、、笑)






友人のお宅で食事を終えた後、ブレラ美術館の前をさしかかったら、
夜なのに人の気配がして覗き込んでみたら、家具の展示会のオープニングをしていました。





素晴らしい建物なので、いろんな用途に使えて羨ましい限りです。


サローネのイベントは、ミラノ市庁舎の考え方を大きく変えている様子です。

やはり之だけ世界一のイベントに育って、多くの人たちがホテルも取れないくらい
集まるので経済効果は計り知れません。デザインの果たす役割は大変なものです。

ブレラにいらして宗教画に疲れたら、是非1階の中庭を覗いてみて下さいませ。




サローネ情報VI



サローネの最終日、大学での展示では、大学側がクラッシック音楽を提供して、

食事を済ませた人たちが三々五々立ち寄っていました。

本当にいい企画だと思います、当初大反対していたミラノ市も、この活況ぶりに
ファッションウィークもこんな企画をしたら人が集まって経済効果があるんじゃないか!
と言い出しているそうです。最初に企画したインテル二側は相当大変だったそうです。






若いイタリア人のデザイナーによるインスタレーション、
どこにでもあるブリックを、とてもポエティックに表現しています。






前回、お昼の写真でご紹介した、ジョンポーソンの、廃材の大理石による展示、

お昼は隙間から、太陽の光が入って、夜は特別な照明を埋め込んでいました。

コルビジェのフェルミ二の教会の光の入り方を思い出しました。

メディテーション出来るくらい、崇高な空気を感じます。





車のミニの展示、スタッフの試行錯誤が写真で表現されていていました。

エコにも十分気をつけている様子です。






フィリップ スタルクの家庭用発電装置。


一番素晴らしかった隈 研吾さんのインスタレーションは私の貧しい写真の撮影力では

到底、表現出来なかったので、何かの雑誌でプロの写真家の物が見つかれば紹介します。

私の友人の70歳になる女性は、昼見に来て涙を流し感激しました。

必ず夜のライトも見たいと言って同行すると、隈さんのインスタレーションの前で

何か祈りだしていました。それくらい、敬虔な気持ちになる空間でした。

インテル二の方の説明では、この場所はもともと、国立病院があり、この中庭には

病人を入れるお風呂の跡が残っているそうです、隈さんはこの場所が気に入って

日本の温泉を含めた癒しをテーマにインスタレーションしているそうです。



精神性の高い空間で、ミラノのデザイン界では、この空間が今年のベスト!

との評判です。














ミラノの市場




ミラノで一番好きなところは実は、サンマルコの市場です。


月曜日と木曜日の朝8:00時ころから午後2時くらいまでやっていて


各地方の野菜やお魚、お肉を売りに来ています。


新鮮で安く、それに働いている人たちがとても喜んで働いている様子で
それを見るのもとても楽しいです。


野菜の煮方をお客さんのおばあさんとそうではない!と戦っていたり、、、
他よりもうちのは、南イタリアのカラブリアからだから、太陽が一杯でおいしいよ!
っと、つい買いすぎてしまうのが問題です。





この写真の手前にある野菜がローマから来た物で、’プンタレラ’と言って、
日本でも栽培し初めてはいますがちょっと未だ味が違うようです。

このプンタレラは春と秋に出て来て、まず中の芯を刻んで、アンチョビー(小さなイワシ)
とオリーブオイルで和えるだけです。

いくらでも食べられてとても健康食で経済的です。


この市場のエンドウ豆は飛びきりおいしくて!小さい頃に食べたエンドウ豆の味がします。
柔らかくて甘くて、春の息吹を感じる野菜達です。


一つとても簡単なパスタのトマトソースのレシピーをご紹介します。

材料;タマネギ、ツナ缶、オリーブ(種無し)+トマト缶

タマネギを炒めて、ツナ缶とトマトを入れて20分くらい弱火で煮るだけ。
オリーブとケッパーはあれば、最後に入れて下さい。

いつも台所にある材料で、とても美味しいソースが出来上がります。
お試し下さいませ。



もう一つの市場の楽しみ;







之は子供用のソックスの売り場ですが、子供用の洋服や靴がとても可愛い!


色が豊富で、デザインが子供、子供してなくて、、、、つい手が出てしまいます。

やはり日本と一緒で、おばあさんが孫達に買っているのを良く見かけます。

少し休憩したのでまたデザインのメッカの話を続けます。。。。。




サローネ情報V





ミラノの中心から、とてもうるさい地下鉄に乗って約40分、新しいサローネ会場に到着


確か3、4年前にこの場所に移転されて、以前の街に近かった会場は大きな開発の真っ最中で、
友人の家の窓からは、超高層のアパートの建設中のクレーンが見えました。
ジオ ポンティのピレリービルしか高層ビルが無かったミラノも、不動産開発の真っ最中です。

いつものことですが、不景気はどこ吹く風で、世界中から沢山の人々が集まって、
でもここ2年くらいは東洋人を見かけてもほとんどが中国人か韓国人で、日本人はとても少なくなっています。雑誌の撮影が減ったとイタリア人のカメラマンが嘆いていました。










まずはキッチンのブースに、毎年キッチンと照明が代わる代わる開催されて今年はキッチンです。

まずは楽しいキッチンから、ヨットの形をしたキッチンで、作る人も食事する人もヨットに乗っている雰囲気です。アルノからもヨット型がでていました。






キッチンだけで、4ホールあって、ゆっくり見て回るのに4、5時間は有にかかります。

キッチンの機器の展示も有り、ガゲナウの展示は工場にいるようで楽しかったです。








キッチンの形が流線型の物も沢山見かけました。真ん丸のキッチンも誕生して、

あらゆることが可能なんだな〜と、、、、、

でも、引き出しの閉まり具合や、開き扉の閉まり方なんか、家のキッチンの方が精度がいい!

なんて、、、変に自社の自慢したりして、、、でもほんとにそうなんです。

使ってみないと実感しなかったんですが、今までの大工さんの作ったキッチンとはどこかが違う。歩きすぎて疲れたのか、ノスタルジーでした。

明日は元気を出してもっと見て回ります。


ところで、サローネにいらした日本の方々から沢山SOSの電話をいただいて、
アイスランドの火山の噴火で、ヨーロッパ中の飛行機が飛ばず、ヨーロッパ中の飛行場が
閉鎖になっています。それでなくても満杯のホテルはオーバーブックにいたり、飛行場で
何日も足止めされている人たちも沢山とのこと。

人ごとではなく私の友人も今夜のホテルが無く、兎に角探すことにします。





サローネ情報IV






ミラノ市内のショールームの中でも、壁面に沢山フレスコ画が残っていて

こんなに素晴らしい空間を家具のショールームに出来るのはラッキーです。

商品はかなりモダンですが空間がシックなので、飛んだ感じがしなくて、

見学者も皆落ち着いてみる事が出来ます。

日本も民家や素晴らしい日本建築にモダンな家具を置くのも素敵だろうな〜

と考えてつつ、、、、、、

いつも思う疑問は、どうしてこのようなショールームが継続出来るのかしら?

イタリア一国だけのマーケットではなく、100カ国を相手に市場をとらえているから、、、

いつか輸出部長に伺ったのを思い出しました。














家具屋通りに差し掛かったら、人だかりなので何かしら?と、、、ちかずくと、

未来の車でしょうか?

電気自動車? 省エネ車?

メーカー名も何も無く、街の所々にありました。

どういう主旨かわかったら、ご報告しますね。








サローネ情報III



いろいろ回った中で、昨日感激したのは、

アンドレア ブランジさんの奥様のニコレッタが企画したチャイナタウンのイベントです。
確か2、3年前イタリア人と中国人の間で諍いが有り、
チャイナタウンを放火したり、中国人がイタリア人と見ると石を投げたりして、、、、
しばらくは立ち入り禁止になったのを思い出します。

そんな事件を忘れさせてくれるイベントをニコレッタさんが企画して、
10店舗くらいの中国人のショップのウインドーに若いデザイナー達がメッセージを書いています。一つ日本語で、’著作権’というのがあって、、、、
あまりのブラックユーモアに笑いだしてしまったら、横に日本人のデザイナーがおられて、、、
びっくりしました。







去年には彼女はトリエンナーレで、’編み物’の展覧会をして、、、、
是非来て!ト、、、、、、、’編み物?’と疑心暗鬼で行ってみると
それは、素晴らしい展示会で、
白い布の上に、詩人が白い糸で詩を縫い付けて陰でその詩を読ませる物で、、、
陰に真実が潜んでいるというメッセージだったり、、、、
深い山奥でじーっと編み物をしている老婆達の叫びだったり、、、、、
とても感激したのを思い出しました。

彼女にとっての’編み物’は深い心情の表現方法であると知りました。








今回も、脈々と生きている中国人村を舞台に、
若いデザイナーのメッセージを集めたユニークな企画でした。














いつも新たなテーマにぶつかって行くニコレッタさんと、

老舗のホテルを守りながら、アートをサポートし続けているダニエラさん
彼女の眼鏡はこのチャイナタウンで1,000円で買ったものです。



サローネ情報II




サローネは、サローネ会場以外に,ミラノ市内ノ各ショールーム、お城、大学、それに最近は
トルトーナ地区の若いデザイナーや新しい企業の展示に注目されています。



工場地帯だったエリアをとても上手にリノベーションして、天井高のメリットや、家賃の安さを生かしてとても素敵な空間が出来ています。



その中で私が一番気に入ったブースは






リサイクルの紙を特殊加工して、とても素敵なパーティションや、家具を作っていました。





このアクリの食器もとても素敵で、そのままオーブンに入れたり、食器洗浄機にも入れられて


とても重宝な様子です。


この特殊な素材を作っているのはカナダの会社で、、、、、


今年初めてミラノで紹介するのだそうです。


何と、日本の青森のねぶた祭りの会場はいち早くこの素材に目を付けて、


来年完成予定のねぶた会館に採用が決定しているそうです。



メーカーのサイトではとても素晴らしい建物の予想図でした。




もう一つ関心した展示!






ファットボーイ!!と名称も愛らしく、、、、、




屋外用の家具メーカーが、展示会に来て疲れたお客様のリラックスの場所を提供していました。



何気なく座ったら、ファットボーイの名称入りの水のペットボトルをくれて、、、、、



いつまでも座っていても、寝そべっていてもOK!!



オープンな雰囲気がとても気に入りました。



(実は歩き回ってフラフラだったので、休憩出来てとても有り難かったのが本音です)



1日目からこれでは、、、、、、ほんと、、、、、、がんばります!!













ミラノサローネ2010




今年のミラノサローネは本日始まりました。


ここ数年、ファッションより動員数の多いサローネですが、やはり之を仕掛けた
インテル二(イタリアの一番売れてるインテリア雑誌)の編集長のジルダ ボヤルディーの
貢献度は大きい様子です。


それは、サローネを単なる家具展から、大きな意味でのデザイン展に発展させて


会場も展示会場から、ミラノ市内のショールームまで含んだ大きな視野で発展していく

きっかけを作ったのが、この編集長のジルダの手腕だったからです。

今回もインテル二の広い意味でのデザイン展は,ミラノ大学で展開されて、

’THINK TANK’ というタイトルで、アップルの’テッド トーク’のように、

パネラーが自分のコンセプトを語るプレスコンファレンスも開催されました。

外国人には、同時通訳のイヤホーンも配られたて大変国際的なサービスです。









この企画は世界から建築家が選ばれ、スポンサーはインテル二社が探してくるシステムで、日本からは隈研吾さんが参加されました。


各デザイナーのコンセプトは、改めてご紹介したいと思いますが、、、、、、


ミニマリズムのデザインで有名なイギリスのジョーンポーソンは、
使い捨てた大理石の粉を集積して住宅を提案していました。とてもエコでテクスチュアーも
美しかったです。




夜、9:30からはミラノのを代表する百貨店のリナシェンテでオープニングパーティが開かれ


世界に羽ばたく隈研吾さんも出席されていました







引き続き,ミラノのショールームの様子、サローネ会場、工場地帯を改造して出来たトルトーナ
地区の様子を実況中継致します。



(体力を付けねば、、、、、、、、)