ポンピデューセンターのマリロー




ポンピデューセンターのデザイン部のキュリエーターで一番偉いポシションに就いていた
マリーロー ジュゼットのお宅です。


シャンジェルマン デュプレから歩いて5分のところにあってデザインの仕事をしてこられたので
やはり、名だたるデザイナーのコレクションばかり、、、、、



私が初めてマリーローに会ったのは、エットレ ソットサスのお誕生日を、ソットサスの
パトロンの大金持ちが南フランスのお宅で開いた時でした。
ソットサスにすべての彼のお宅をデザインさせて、大きな大きな船もソットサスのデザイン。
こう言うパトロンが未だヨーロッパには存在するので建築家は仕事に恵まれるのですね。。。。


でももう20年くらいの日が経つかも?知れません。。。。。



写真家のヘルムートヤーン やイタリアの現代画家のフランチェスコ クレメンテ等々
そうそうたる人々がいらしていて、、、、、その中でもマリーローはとても闊達な女性で、
すっかり惚れ込んでしまって、、、、、そのあと、日本にいらした時もいろんなところに
一緒に出掛けました。




直島がオープンしたばかりの時にどうしても訪ねたいと、レンタカーをして行ったり、
冬の日本海の’伊根’(漁村なのですが、ユニークなランドスケープで丹下健三さんが有名にした)
に船からみたいと、休業中の貸し船を無理をしてお願いしたり、、、、、、、
そのお陰で知らない日本を発見して喜んだりしました。






パリに来るといつも訪ねて、、、、、


でもいつもインテリアが少しずつ変化しています。


デザイナーや建築家の友人が多いので、いつも変化するのでしょう。


いつも変わらず有るのがエットレ ソットサスの作品!!





彼女もエットレの魅力の虜になった一人でしょう。


ポンピデューセンターでデザインのヘッドをしていたら、世界中のデザイナーに会うのでしょうが
その中でもエットレは、彼女の言葉で言えば ―哲学者。


2年前に90歳で亡くなった後も語り続けられるエットレの魅力!!






このミラーも亡くなる1年前にミラノの硝子屋さんが特にソットサスのデザインで発表していたのを思い出します。


90歳の方のデザインです。


力があって、じ〜と見ていると何か楽しくなって来ます。


エットレは、人を幸せにするデザインの事を良く話していました。。。。


うちの小さな小屋も、会うたびに未だ真っすぐ建ってる?

ちょっと雨がいろんなところから降ってくるけどね、、、、、、、


と小声で話すと、’じゃ〜その音がとても綺麗に聞こえる壷をプレゼントするよ!’
と真顔で話していたエットレ。


マリーローと会うといつもエットレの話して盛り上がります。










ローマの友人邸





今回は美術館ではなく、個人邸のご紹介です。



ミラノにいる友人の紹介で日本にいらしたのを機会にお友達になり、、、、、、

ローマにいらっしゃい!!と何度も言って頂いていたので今回訪ねることにしました。

まずミラノから、新幹線よりももしかしたら快適な超特急に乗って3時間、ローマに到着、

その脚でアンナさんのお宅に到着!

ミラノの友人からいろいろ噂には聞いていたものの、、、、凄い!!


多分税制の関係で、日本にももっとお金持ちの方は一杯いらっしゃるでしょうが、、、、、

全てが美術館です。キュリエーターに任せたコレクションではなく、全て奥様とご主人の選択。

一度ミラノにも同じセメントを生業にされている方のお宅に伺ったのですが、やはり現代美術の
宝庫でした。


そして何より現代美術のパトロン










壁面の絵も、奥様とご主人を有る画家が描いたそうです。

決して引き算ではない、コレクション!

それも毎日ご主人が少しずつ変化させているそうです。。。。。

刺激的で、全く飽きると言う言葉が存在しない空間。

毎日変化するご自宅、、、、、、

緊張感が有りすぎて、始めはとても体が固くなっていたのですが、、、、

2日、3日と時間が経つごとに少しずつリラックスできるようになりました。

そして少しずつ飾られている美術品が目に入るようになりました。


どうも、キリスト教の殿堂のローマでは人をキリストの教えにがんじがらめに押さえつける様子です、でもその中で、ある静かな戦いが毎日行われているようです。。。。。






之だけのコレクションがあっても、息が詰まらないのは、オーナーのセンスでしょう。


ご主人はアーティストなので、少しエキセントリックですが、奥様は本当に深い方で、

こんなに深くすべてを見て生きている方もイタリアにおられるのだと感激です。

日本では私の親友を含め、本当に深くご主人を愛し、尊敬し、全てを包み込んでいる女性に
巡り会う機会はあるのですが、欧米ではどうしても、自分の仕事を優先する方にお目にかかる事が
多かったので、今回はとても勉強になりました。。。。。






最近、自分が出来なかったからでしょうが、ご主人の生業も趣味も行動も全て深く受け止めて

出来る限り応援し静かに傍にいる女性に共感する事が多くなりました。。。。。。

歳をとって、出来なかった事の懺悔でしょうか?





素晴らしいアンナが誰よりも大切にそして尊敬しているご主人ロベルト!

二人の大切な息子ロッコ。

旅をしてこんなに素敵な人に出会うのは何よりの幸せです。。。。。














パリメゾンドオブジェ




今年から、家具と小物と照明が一つの展示会に成ったパリ●メゾンドオブジェ


パリ市も、ミラノのサローネに追付け追い越せといろいろな工夫をしているので、毎年嗜好が変わって面白い展示会です。ミラノのサローネは建築的でアカデミックですが、メゾンドオブジェは
とてもおしゃれ!身近な小物がシックでディスプレーが楽しいのです。


パリのどの空港からも、又パリセンターからも無料バスが出ていてとても便利!


各国から、ちょっとおしゃれなマダムや、インテリアデザイナー達がバスに乗り込み、同じ目的!
って感じの人だけが乗っているバスってとてもユニークです。


7、8年前から始まったメゾンドオブジェも、今年から家具展も一緒になり、とても盛況!


この壁に綺麗なお皿を並べているのはイタリアのメーカーで’リチャードジノリ’






定番のシックな白いお皿シリーズもディスプレーでこんなにゴージャス!


大手のクリストフの銀器や、有名なお鍋類はいつも同じメーカーが出展しているのですが、

小さなブースでも借りられるので、若い作家が自分で作った試作をメーカー探ししていたり、
日本からも1月は日本固有の伝統品、和紙や銅、錫などが、地方の組合で纏めて出ていて
とても多くのヨーロッパ人が興味を示していました!
商売に繋がるといいのですが、、、、、、


今回は日本のメーカーはとても少なく、、、、、

来場者も、アジア系はシンガポールや中国人が多く日本語をあまり耳にしませんでした。





今年は家具のブースに新たにアウトドアーのブースも出来て、、、、、、


新鮮で賑わってしました。




それにしても、フェンディ―カーサはがんばっている!!


パリのジョルジュサンクにも大きなショールームを開いて、ミラノ家具通りには
2店舗も店を構えて、、、、、、、この10年ターゲットをしっかり、中国、ロシアと決めて
マーチャンダイジングも、デザインも中国人、ロシア人のみに受けるようにしっかり、セグメント
しているのが成功の鍵なのでしょう、、、、、、、


フィアットの車の椅子を長年、コストだけを絞られて作っていた家具会社、
イタリアの東海岸のフォーリーという工場に伺った時は、未だその大きな車用の機械が真ん中に
鎮座していました。でも何かの機会で、フェンディーのお嬢さんに会って、フェンディーのマーク入りの家具を作り出して、利益がやっと出て来たお話を伺った事があります。


それにしても、難しい家具業界で、一人勝ち!


好みに合うとかどうかは別として、之だけ世界的(中国とロシア)に販売出来れば立派です。






ミラノサローネのように、デザインの学生の為の展示もありました。


毎年、いろんな企画を試みて、発展して行く展示会は少ないので、訪れるたびに発見があり
楽しいです。



会場もどんどん広がって行きます。


今度はどんな企画が始まるのか?楽しみにしながら、、、、、、、、

バスに乗って、パリ市内に戻ります。とても快適に!













坂茂さんとMETZ美術館




念願のメッツに、坂茂さんに連絡、
ポンピドーセンターのマリーローにも電話をして、、、、、、、、
メッツの美術館にたどり着きました!


雑誌や、NHKニュースで見ていたのですが、メッツの美術館が近ずくとドキドキ!!


目の前にすると、鳥肌が立つ程美しいです。


世界の建築家が参加したコンペで、日本の建築家、坂 茂さんが選ばれたのは何年前でしょうか?


パリに伺うたびに、ポンピドーセンターの上層階に出来た紙の構造の設計事務所で、この模型を
見せてもらって、熱っぽくコンセプトを語る坂 茂さん!

完成したら、絶対に伺います!という約束通りたどり着きました
マリーローも、完成してから行ってないので、一緒に行く!!

という事が決まり、1分とも遅れないTJBで1時間半、メッツの駅に到着








模型では何度も見せて頂いていたのですが、、、、、、



現物はやはり美しい!!それでいて少しも威圧感がない、、、、、、


普通の日なのに沢山の人達!


チケットカウンターでは国際的な言語が聞こえます。。。。


坂さん曰く,オープン3ヶ月で、予想の1年分の集客が出来たそうです。


坂さんが街を歩いて、レストランに入ると皆坂さんの顔を知っていて、
‘メッツに美しい建物を作ってくれてありがとう!!’と声を掛けるそうです。

確かに、中世の旧市街は美しいですが、この美術館がなかったら、こんなに世界からの集客は
できなかったでしょう。。。。。

メッツの街への貢献度は高い様子です。






マリーローの個人教授付きで、まず館内へ!


一番上層階から見学することにしました。


ヘンリーマティスの作品がずらり、、、、、


天井が高く、大きな窓が有り開口部から自然の光がふんだんには入り、とても良いコンディション


やはり、キュリエーターのマリーローは全ての解説を読み、英語にして聞かせてくれます。


まったくフランス語のわからない私にとってはとても有り難い!


コンセプトを聞くと、全く別の角度から見えて来るのが不思議です。


大きく開いた窓からはメッツの旧市街が見えます。


地元のおじいさん達が、あそこが家だよ!、違うよ、こっちこっち!!
バールは右奥、、、、、、、、楽しげに見渡していました。






3階には、絵画と同じ時期の椅子達も並べられていて、いくつかはマリーローが苦心をして
集めた物たちでした。。。。


シャーロットペリアンから、ル●コルビジェの話を沢山聞いて、この椅子をポンピドーが買った
経緯等々、、、、、、、


マリーローの深い目の奥に思い出がたっぷり!


’きっと、お嬢さんに子供が出来て、孫を事に連れて来たら、おばあさん自慢になるね!’
と声を掛けたら、、、、無言の無視!


話題を変えて次のフロアーへ。


フランスの各地で計画されている美術館の模型と、それに落選した他の案なども展示されていて

とても興味深いです。


一つ一つ美術感の名称と場所を写真に残して、今度の計画に入れなくては、、、、、、


それにしても、日本も同じ現象ですが、美術愛好家が増えた事。


そして、新しい美術館が多くの人を動員出来るパワー


今年は、直島、四国の島々から、メッツ、、、、、、、


本当に美しい物を階級なく鑑賞出来る時代に成ったんだな〜と関心。






マリーローには2つの展示会のオープニングがパリで待っているので、急いで帰る事に、、、、



急ぎ足でしたが、とても+大変感動した一日でした。


立ち去る惜しさを噛み締めて、暮れ行くメッツを撮影!















クリストフの招待




インテリアの展示会があるのでミラノにたどり着きました。


飛行機が着いてそのままやって来たのがクリストフのお宅!


一番長く、一番親しく、一番いつも会っていたい友人です。


2、3日前に今日ミラノに着くよ!と話したら食事を作ってくれていました。。。。。


グルメだから勿論ですが、、、本当にお料理がうまい!


インテル二誌のアートディレクターもして、グラフィック事務所も経営しているので忙しいでしょうが、、、、、、、、

決しておいしい物を食べるのを忘れません。。。。。。




スタートは、イタリアン’蛸ドン’


新鮮なタコをハーブで茹でて、丼はご飯の代わりに美味しいポテト!!


さすが!の一言!


イタリアンパセリが沢山刻まれていて香りがとてもいいです。






昨日ミラノに到着した喜多俊之サンも駆けつけて、、、、、


いつお目にかかってもエネルギーの固まりのような方!


今は中国のプロジェクトも多く、首相から、上海に大きなスペースを頂き、
中国の為に何かして!と言われているとの事!

きっと皆に幸せを配る仕事をされる事でしょう。。。。。。。



いつこちらですか? との答えが ‘行ったり来たり(喜多?)でス。僕は喜多!!’(笑い)






メインは近所でおなじみのお肉屋さんから買ったビーフをローストするだけの一品!
(ミラノでは、スーパーマーケットも有るのですが、やはり専門店があって、お魚もお肉もお野菜も
 その専門店で買うと全く違う味。。。。。小さい頃大阪もそうでしたが、、、、、)


このお肉は特別でテンダーで、ジューシーで決して脂っこくない!


クリストフはデザインだけでなく、お料理も天才です。







明日から始まる展示会にエネルギーを蓄えなくては、、、、、、、


時差も、飛行機の長旅もすっかり忘れさせてくれる至福の時!


静かにミラノの夜は更けて行きます、、、、、、、


今日も本当に心もこもったお料理をありがとうございます!!
クリストフ殿!










ベトナムハロン港





これは海賊船?



いえいえ、、、、、、、之はハロン港に浮かぶクルーズ船です。ご安心を!


それにしても東南アジアによく出ると聞く海賊船にそっくり!


昔は目的が違ったのかも?

今年の夏はアジアンフィーバーを満喫しました!

一番の感激は美味しいベトナム料理!
野菜が豊富で香辛料も控えめでとても洗練されています。
何よりハーブをいろんな種類使うのがとても食欲をかき立てられます。


マレーシアの元娘とそのご主人がベトナムに2、3日行くけど来る?


トいうお誘いにさっと乗りました。。。。。






中国からのいつもの脅威に立ち向かうベトナム!


幾度もの侵略に、その都度このハロン港に敵を導き、迷子にしてその後勝利を納めるストーリーを
沢山読みましたから、とても興味がありました。確かにどこを走っているのかさっぱりわかりません


東京からは4時間くらいの飛行時間で、このエスニックなベトナムに着くのです。


そして、その勤勉さにも舌を巻いた次第です。


ハノイの40度は下らない気温の中、皆とても早く起きて仕事を始めている光景に出会います。。。


そう〜何時かしら?と時計を見てびっくり、未だ朝の5時です。

人々は起きだして、各々道路を食事をとり、そのまま仕事を始めていました。

勿論自転車は既にラッシュアワー!!

このエネルギーで皆働いたら、きっとすぐに経済大国になるでしょう、、、、、、、


そうですよね、未だ記憶に新しいベトナム戦争でアメリカから勝利!!した国でしたよね〜






ハロン港を1泊2日でクルーズするツアーがあり、、、、、


ちょっとおしゃれをして船に乗り込みましたが、、、、、ちょっと勘違い!


船のデッキで2分とはいられない湿度と温度でした!


小さな島が何千と散在するハロン港。





小さなボートに乗り換えて漁村を訪ねました!


本当に、海とそこにようやくかかっている木のお家に家族が住んでいます。

皆笑っています。

いつもこうなのかしら?喧嘩はしないのかな??



きっとストレスがない?


いいえ!!ストレスと言う言葉が存在しないのでしょう。。。。





子供達は半分以上が海に入っています。


きっと自然に海に入るのでしょう、、、、、
お魚のようです!


ボートライフに夢中になっていたら面白いものを見つけました!

船上銀行!!


船上小学校も見つけました。


人々は逞しく、美しく幸せに生きている素晴らしいベトナム!!














日本を代表する建築パトロンと坂茂さん





世界でも1、2を競う建築好きの中尾社長ご夫妻と坂 茂さん!



坂 茂さんが彼の本に掲載されている中尾社長のGC大阪支店のところを説明されています。


GCは世界でも上位を競う歯科材料メーカー!
GCの横浜での展示会の会場構成を初めて坂さんが手がけられたのがきっかけで、


その後、GCの大阪支店を坂さんが設計されて、、、、、、


外壁の蔦を入れ替えているお話をされていました。
ジャンヌーベルのパリの東洋美術館は、GCの大阪支店からヒントを得たのではないでしょうか?



GCの名古屋の研究所は隈研吾さんの設計で、素晴らしい組子で完成したのを
ブログでご紹介したばかりですが、、、、、

完成の竣工式にも、名古屋歯科医師会の代表の先生が、’この厳しい不況の中、
GCはこのように素晴らしい研究所を建てられ、歯科医師としても大変刺激を受け
之を糧に精進したいと思います’とスピーチされていたのを思い出します。


素晴らしい建物を依頼されるオーナー、それを意気に感じ設計される建築家
そしてそれを的確に具現化される施工者やはり建築は三位一体の芸術だと思います。




GCの東京本社は現在、谷口吉生氏が設計中とのこと!


日本広しと言えど、、、、、、これだけの日本を代表する建築家に設計を依頼されている
経営者は他に存じません。。。。。。。歴史に軌跡を残す大きなお仕事!










坂 茂さんは、もうかれこれ30年前からの友人。


アクシスビルに母の会社の建築金物のショールームを開いていた時、
ニューヨークのクーパーユニオンの学生だった坂 茂さんが、私のショールームにやって来て
アクシスビルの4階のギャラリーで行われるクーパーユニオンの建築展示会に、寄付の要請
にこられました。。。。。。


そんな頃の彼!



本当に世界の建築家に成る!!


と言う確固たる信念でいつも話されていました。。。。。







クーパーユニオンの建築展をアクシスで開催された頃、アクシスビルの3階のテラスで
フレンチレストランのシェフをされていた小沢さん、、、、、


いつ伺ってもいつもコンスタントに満足させて下さる’OZAWA’


イタリアで摘んでこられたハーブをテーブルに!








素晴らしい方々とのひととき、、、、、、、、
生きている事が本当に嬉しく感じます。