ミラノサローネ2012−街角から






ミラノサローネが、ドイツの世界家具展より重要になったのは


インテル二誌が始めたミラノの街中でのデザイン活動からですが、


年々街中でのイベントが楽しくなっています。。。。。




街中で,まず最初に行く場所として,ソリフェリーノ通りのボッフィー


モダンな浴槽を展示し始めて,注目を浴び、今ではキッチン、ワードローブ


リビング家具まで揃えるようになりました!











いつ見てもしっかりと納まった仕様には感心させられます。



この扉も引き扉ですが、閉じれば隙間無く,真っ平ら(面一)という表現を使うそうです。



デザインを実現する為の金物には事欠きません、、、、、、












デザインされた金物達!



レス イズ モア をこれ以上に表現した金物は有るでしょうか?



用途を追究してそれでいてとても美しいです。。。。。



ボッフィを訪ねると、その商品もそうですがいつも付属品にも



ため息をつきます、、、、、、



例えば、キッチンの引き出しを開けたら,整然と並べられたキッチン小物



収納の扉を開けようとしたら,小気味良く開く蝶番達



水が溢れ出る所がとてもデザインされている水洗金物









今年のサローネのテーマでもあった,アウトドアーを意識したキッチン



ジオコロンボ作のミニキッチン



今年は家具も沢山アウトドアライフを提案するものが発表されていました。



それと同じく,ミニキッチンもブームに!!



欧州の経済危機が影響しているのでしょうか?



アレッシーからもミニキッチンが出されていました。










こちらは、モルテーニのショールーム



ジオ ポンティーの復刻版が発表されています。



カッシーナも、このところ投資会社に買収されてから、



以前のデザイナーの復刻版が目立ちます。。。。。。



デザインが難しくなったと考えるか?やはり素晴らしいものは



いつの時代でも光り輝くものなのかもしれません、



そんな事を勝手に考えながら、町を歩くのは至福の時です!







サローネ2012ハイライト






去年のエルメスの家具のプレゼンテーションに続いて,

今年も坂茂氏がサローネに華を添えました!



オープニングのパーティですが、右側が現在のエルメスの若社長

坂茂氏の才能を発見して,今回は全く新しい壁面システムの発表です。



坂茂氏もとても満足そうです。




家具のデザインではなく全く新しい壁面のシステムです。













エルメスの型の金属に、色々な色のパネルを貼付ける事が出来、

季節に寄って色を変えたり、外したり、プロのインテリアデザイナーでも

素人でも誰でも簡単に自分だけの壁面をデザイン出来るシステムです。




押し付けられる事が嫌いな坂茂さんにぴったりの発想です。



もう30年近く前、アクシスビルに母の金物のショールームがあった時に、

クーパーユニオンの生徒だった坂茂さんが、クーパーユニオンの設計の展示会をするので

寄付を集めに来た時が初めての出会いです。




それからいろんなところでお目にかかりましたが、

いつもユニークで、未だ紙管で,ボランティアの家等を建てる前には、

25年くらい前ですがいつもどこでも紙管を持ち歩いていました。。。。。。

勿論食事を誘ったレストランにも,,,,,海外でも、、、、


実現するまではいつでも持っていました。


そのころ,この人は必ずこの紙管で何か人がびっくりする事をすると予感しました。。。











エットレソットサスの誕生日に南フランスのエットレのパトロン

ジョニー ピゴツイーの邸宅で初めて会ったポンピドーセンターの

マリーロー、デザイン部のチーフキュリエイターで去年リタイアーしました。



マリーローも坂茂さんも嬉しそうです。



一緒に誘ったイタリアの友人達も絶賛しています。












壁面を自分でデザイン出来るのが素晴らしいです。




季節に寄って変えられるのも利点だし、押し付けがましさがどこにも有りません。。。。



正直言って、この30年でここまで成長した坂茂さんを身近に見れるのも嬉しいです。



有名なブランドからシステムが出たのがではなく、こんなに控えめな



買った人がいろいろ工夫してデザイン出来る自由なシステムを考えられる坂茂さん!



エルメスの社長も大変嬉しそうに自慢していました。










去年のサローネ50周年に比べてちょっと静かな今年のサローネに


大きな可能性と華を添えてくれたイベントだと思います。。。。。













サローネ トルトーナ通りの展示








トルトーナ通りのスーパースタディオ ピウで行われていた



サムソンの展示!



このままでは、ミニマリスティックな家具の展示のようですが、、、、、



ところが入り口でアイ パッドのような物を持たされて、、、、、

それで、デザイナーのイタロ ロッタがデザインした部屋を見られます。









ちょっと見にくいですが、天井、壁、床がデザインされていて


登場人物まで現れます。




コンピューターが作った幻想の世界が人を喜ばせています。












デザイナ―のイタロ ロッタと、ビエンナーレのエマニュエル女史、


キッチンハウスの凄いキッチンをデザインして下さっている窪田勝文先生






実際にこのようにコンピューターで見ると目が回ります。












小さい時からこのような経験をした子供達の将来は違った世界になりそうです。





サムソンの会社の展示なので廻りから韓国語が聞こえて、、、、、


ミスマッチがまた異次元の空間を演出しています。













2012年度のサローネ デ モービリ







2012年のサローネ デ モービリは、ヨーロッパの不況の影響をもろに受けて


少し静かな出だしです。



まずは仕事を4日間しっかり固めて,5日目は文化の部分でのサローネ見学



今年は初めてブレラ美術館の裏庭で、インスタレーション













30年間見続けていて、ブレラの中庭でのインスタレーションは初めてです。




今年は気温が冬の様子で、雨が降り続いていたのですが、


この中庭での展示は素晴らしかったです!










フランクゲイリーの後を追って、美術館の設計というと,注目を浴びる



’ザハ ハディン’女史のインスタレーション、去年はミラノ大学での展示で


ファブリックで行ったテーマを今年は大理石で表現!



流石石の文化のイタリアならではの提案です。



まるで流線型に廻る布のような石細工です。



後ろが透けて見えるのかしら?と思う位の出来映えです。










ミラノ市内での展示が集客の原動力に成ったミラノサローネ




スホルツフォ 城での展示を皮切りに、公共の建物が展示会場になっています。




ミラノ大学での文化的な展示は,大学側の最初の抵抗を逆にサポートしてくれる位の


影響力をもって、サローネでの見所の一つに成っています。




朝から,夜まで仕事の関係の展示を歩き回ってふらふらですが、



また元気を出して今度は芸術的な展示会場を回っています!




少しサローネ情報が続きます。。。。。









2012 サローネの始まりです!






2012年のサローネが始ります。


去年は,サローネの50周年でしたから、ミラノ中がサローネムード


今年は,欧州を襲った経済不況のせいでどことなく静かな始まりです。


それでも、インテル二誌が始めた’フォーリサローネ’=ミラノの街で繰り広げられる

デザイン活動のお陰で、ホテル、レストラン、ブティックがインテリアや

アートの展示を始めています。









ドーモの傍の‘ストラッフホテル’



マンゾーニ通りのグランドホテルの姉妹ホテルですが、

デザイン嗜好の人達でいつも満杯!



今日は、若いデザイナーの作品と、


キッチン用品を使ってのコンサートが繰り広げられています。











グランドホテルの5代目のオーナー ダニエラさん



彼女の代でこのストラフをオープンしました。



グランドホテルが、スカラ座のヒーロー達ージョジェッペ ベルディーや

マリア カラス、ルドルフ ヌレエフ、、、、、、、、

クラッシックなホテルに比べて、ストラフは若者のニーズに応えて

とても現代的なデザインです。もうオープンして20年近くに成りますが

入り口のバーはいつも若者で賑わっています!



ダニエラさんは大変好奇心の強い人で,いつも新たなデザイナーを発掘しています。



グランドホテルも、基本的にクラッシックな基調を残し、

バーのカーペットや、部屋のカーテン、ファブリックにちょっとした現代アートを

組み合わせていつも新鮮さを失わないような工夫を絶やしません。











サローネは各年,照明とキッチンが入れ替わりますが、今年は’クッチーナ’です。




街の中のキッチンショップも展示に大忙し!


大きなトラックが,梱包した今年の新作を運んで展示に大忙しです。




欧米ではこうした展示会は、実際の商売の場なので真剣です。


正式なサローネのオープンでは,各社がお客様を取り合って大変なので


今年は5日前からいろんなショールームでオープニングが始っています。。。。









いつもこの時期に人を慰めてくれる藤の花!




各国からのお客様を美しい藤の花が御迎えしています。



之から少しサローネ情報が続きます。。。。。。

アーティフィシアル フラワー=ノアノア







キッチンハウスセレクションの小物アイテムにアーティフィシアル フラワー

ノアノアが誕生する準備に掛かっています。


最近のパリのメゾン ド オブジェでも、来週から始まるサローネでも

造花達は大活躍。




特に密閉された展示会場で陽も当たらない所ではぴったりの装飾品です。

場所が限定されればこんなに便利な物はありません。。。。















でも難点も沢山―まず人が之は美しい!と思って触った瞬間


それが造花だとわかると殆どの人ががっかりですよね〜〜




それでは、人の手の届かない所に置いてある植栽にしては如何でしょうか?



お花はもう既に全てのマーケットに広まりすぎています。。。。。















造花は場所を選びますが、美容院やレストラン、ホテルなど公共施設には


水やりの心配も無く、枯れた葉が気になる事も無く、太陽も必要がありません。






最近は、鉢物の土まで大変本物そっくりに出来ていて、、、、、、


ミラノの高級ブティックにも流行のように置いてあります。













公共施設では、また場所が広いので植栽の場所を変えられるので、


造花の持っている長所でもあり、短所の枯れないという使命もここでは


プラスに転じます!




いつしか、造花を本当に何とかマーケットしたいと考え始めた頃、


一つの疑問が有りました、、、、、、、


若し私が親友や、家族に、大好きなフラワーアレンジメントをプレゼントします、


其の瞬間は‘綺麗!’と笑顔になりますが、若し時間が経って、


造花の持っている枯れない短所が出たとき、、、、、、???


捨てるに捨てられず?ちょっと悲しい想いをするのでは? っと、、、、、、


(唯一の例外は,別荘等で,常時御生花を飾っておけない所では最適かも?)




でも公共施設だとスペースが広いので場所が変えられて


また新たな場所で新鮮に美しさを表現してくれると思います。。。。













そんなこんなといろいろ考えながら着々とマーケット出来るように準備を進めています。



私のメールアドレスをご存知な方は是非忌憚ないご意見を御寄せ下さいませ!



御待ちしております。




美術館に成りそうな藤岡工場







キッチンハウスの藤岡工場にインテリアのショールームを!


念願の課題に,建築家 隈研吾さんが忙しい中、時間を作って視察にいらしてくれました。


キッチンハウス上海ショールームの隈研吾デザインが大変お気に召した


TJMデザインの田島社長が、今度は藤岡工場に何か新しい企画を!

















真っ白に塗られたスペースをご覧になった隈研吾さんから一言!



藤岡に縁のあった、‘ブルーノ タウト’をテーマにした美術館にしたら如何ですか?



ドイツのナチスを逃れて日本に亡命していたブルーノ タウト

1933年3月から36年10月まで、高崎の井上工業の井上房一郎氏の招きで

高崎の工業デザインの育成に力を注ぎ、その間、京都―桂離宮の美しさを

ヨーロッパに知らしめた建築家として日本では有名なドイツの建築家



先日、私も最近良く定期的にお目にかかる山下和正先生に,藤岡の有効利用に

ついて相談をしたら,やはりブルーノ タウトの名前が出て来ました。



隈研吾さんは、亡くなられた井上房一郎さんに可愛がられたそうで、

当時、大変な芸術のパトロンだった井上氏の話が彷彿と続きます。。。。。。


歌舞伎界の玉三郎も歌舞伎ではない世界から発掘されたとか、、、、









日本で大流行りの美術館!



隈研吾さんからももう一人の高崎に縁のあった’アントニン レイモンド’名前が挙がり、


日本に大きな貢献をした二人の建築家の美術館に3階のスペースをしたら?


素晴らしい文化活動です。


そして、インテリアのショールームを見学する人達を動員出来るかも?













美術館に仕立て上げられるべくして出来上がっていた空間!


見上げる経営者と」信頼された建築家!



之から繰り広げられる夢のような展開にわくわくです。


1週間位前に、アントニン レイモンドの水彩画のシリーズを買わない?


との話を持ちかけられていた偶然にもびっくりです。










夜の帳が降りて照らし出された’キッチンハウス’



夢は果てしなく展開していきます!



益々発展するキッチンハウスの活動に乞うご期待!

キッチンハウス上海ショールームオープン準備






隈研吾氏設計の上海キッチンハウスショールームが5月18日オープンします。




キッチンも入り最終的なインテリアの確認に1泊2日で上海へ!




あれだけ避けて通りたかった上海が最近では行くのが楽しみになりました。




上海ショールームの営業、ショールームスタッフは日本で勉強した

中国の9名!彼らが大変勉強熱心で、日本語は私よりも流暢で、

とても明るく前向きで、元気なんです。



彼らに会って私の中国のイメージが全く変わりました!










日本で大学や大学院を卒業する位なので、優秀な中国人でしょうが、、、、、、


とてもポジティブで、スポンジのように新しい事を吸収していきます。


驚きというより、微笑ましくまた逞しく将来の中国の発展が楽しみになります。





今回は,ボンドのブティックホテルに泊まりました。



建築家の押野見 邦英さんが去年、中国国際家具展で,スピーチされるので


来られた時に泊まられていて、ピックアップに伺ったらとてもデザインが素敵なので


今回挑戦しました。










全くの超モダンというよりも、モダンなインテリアに調度品はフランクロイドライト調



100年位前の上海の華やかかりし頃の復刻版のようです。




ノスタルジックな白黒の写真が一面に貼られていたり、、、、、、



古いラジオが置かれていて,,,,,,何だか懐かしい雰囲気で、


とても落ち着く事に気が付きました。











朝,出迎えてくれた上海ショールームの金さん曰く、



今年、世界のプリツカー賞(建築のノーベル賞)を取られた中国の建築家も


コンクリートの打ちっぱなしのモダンなインテリアに、


ノスタルジックなライト調の家具を配置するのがお好みの様子です。





ロココ調のクラシックがひしめく上海の町並みにも、



少しずつ、新しいデザインの流れが入り始めているかのようです、、、、、、、、



これからの発展が楽しみな上海より。。。。。