キッチンハウスの夢







隈研吾建築事務所での打ち合わせの様子



上海のキッチンハウスショールームは隈研吾さん設計



オープニングの様子を御知らせしたのは5月ですからもう半年近く経ちます。



之までの隈研吾氏の試行錯誤の末のマテリアルを使って

最近の著書’場所論’に則って,細い木組みに思考をこらして

とても素晴らしく出来上がりました!














現代美術の画廊にぴったりな空間



ここはキッチンハウスのキッチンを製作している工場の一部に改造されたスペース



ここに、今弊社の社長田島庸助と建築家隈研吾氏の夢が広がります!



当初、敷地を見学された隈研吾氏から場所柄、戦後ドイツからやって来て

活躍した建築家ブルーノ タウト氏がこの地で生活をし、工芸デザインを

高崎工業学校で教鞭をとられた歴史に元随て、テーマに持って行こうと考えていました。













最近はブルーノ タウトに加えて,現在世界で活躍中の隈研吾氏にも

光を当てた美術館を作る事に興味の重心が移りつつあります。




パリのポピドーセンターでも、最近出来上がる興味のある美術館5軒の内

隈研吾氏の作品−2点が詳しいコンセプトの紹介と採用された材料の

選択された理由、‘場所論’の議論のヴィデオが流れていました。


マルセイユの美術館ーコルビジェのユニテアビタションの有名なコンドミニアムの近く


http://kkaa.co.jp/works/frac-marseille/



ブザンソン芸術文化センター


http://kkaa.co.jp/works/besancon-art-center-and-cite-de-la-musique/




藤岡のキッチンハウスの美術館も上記に匹敵するものになるよう

企画が進められています。














この写真はキッチンハウス板橋本社の営業企画室




TJMデザインの5代目ー田島宗八専務がキッチンハウスの未来を少しずつ、

そしてしっかりと確実に明るい未来に向けて地に脚をつけて歩んでおります!




今日の会議は新しく印刷される予定のキッチンハウスカタログを巡って、

キッチンハウス各ショールームの店長が集まっての広報会議です。









キッチンハウス経営企画室の広角写真です!


広々とした天井の高い事務所で優秀なスタッフが未来に向けて

夢を膨らませています!



之からもキッチンハウスの将来に乞うご期待!!



















変貌するミラノの街並


























写真からは、中国の都市?アジアの建築ブーム?かと思いますが


ミラノのガリバルディー駅近くの再開発の建築現場です!




今までピレリービルが超高層だったので、この再開発は,ミラノを昔から知る人達には


驚きの場面です、2015年の万国博覧会に向けての再開発らしいのですが、、、、、、







新聞等のテナント募集の記事に寄ると、地下鉄、私鉄の乗り換え場に成り


店舗+公共機関+住居+事務所等々の複合ビルになる様子です。




ファッションの都ーミラノでは有名なブランド店も軒を並べて出店し


ミラノの中心街ーモンテナポレオーネ通りを凌ぐブランド街になる予定です。




食の文化で有名なイタリアらしく、チーズ、ワイン、生ハム、サラミ等々の


生鮮食料品はもとより、レストランも各国の味が楽しめるように広告されています。














元々町工場が多かったコルソ コモ通り、やはり工場を改造してセレクトショップを


誕生させたカーラ ソッツアー二女史ー元ボーグ誌の編集長が、この通りの様子を変貌


させてから20有余年は経つと思います。




ファッションのセレクトショップはあまりに高額で手が出ませんが、


上の階にある、ブックショップにはよく出掛けます。デザイン関係の本ばかりで


建築、インテリア、アート、写真、ファッションと多岐にわたって販売されています。










東京六本木のミッドタウンーイッセイ三宅ギャラリーで開催させていた


‘エットレソットサスと倉又史朗の展覧会’のパンフレットも販売しています。




5年前にはこのギャラリーでメンフィスの写真展があり、1980年から


始まったメンフィスの活動の様の熱気を彷彿とさせる展覧会でした。



倉又史朗さん、エットレ ソットサス、今は亡き偉大なデザイナーの溌剌とした


写真が展示され、当時のメンフィスの家具もいくつか飾られていました。










コルソ コモ 10 は今では3部屋のホテルも兼ね備え,屋上には大きな


オープンスペースも有って、サローネの国際家具見本市やファッションウィークには


様々なイベントがあり、デザイン関係の人達には避けて通れないエリアになりました。




カーラ ソッツアー二が吟味して選んだ作家の個展、


アブストラクトアート、白+黒写真の展示等々、


傍を通るとちょっと寄ってみたくなる刺激的なスペースです。











ルイ ビトンがアーティスト ー 草間弥生さんの水玉をテーマにハンドバックを作ったり


現代アートとファッションとのコラボが頻繁に見受けられるようになった昨今。


コルソ コモ 10でも色々なアーティストのテーマをデザインにした便せん+封筒


紙袋など日常品にアートを忍ばせています。。。。。。





昔ながらのミラノ大国の建物のイメージが強い私には馴染みがたい再開発の光景ですが



コルソ コモ通りに代々居を構える年配の男性と話してこの開発への意見を尋ねると


 ’嬉しいよ!色々出来て之からももっと変わって楽しく便利になるんだ!


長生きするのは良い事だね〜〜’






流石ポジティブイタリアンの発言でした!







プーリアの民宿’ブリガンティーノ’のアート展示














































恵まれたマッセーリアの地下のスペースをアートの展示に使っています。




昔は敵の侵入を避ける為にこの地下で人が暮らしていたようです。


キッチンスペース、食事をするスペースがあり、寝室はキッチンの中で


火の近くにあり暖をとっていたとの事! 




近くに栽培されているオリーブの木々が7,800年は有に経っていて


木に寄っては1,000年の樹齢が有るオリーブも残っている様子なので


このマッセリアもほぼ400年位は経ているらしいのですが、石造りは


木造建築とは、こうも違った歴史を刻む物だとつくずく感じさせられるギャラリーです。




歴史の中でゆっくり時間を刻み続けるプーリア州のマッセリア!



後ろ髪を引かれながら帰路へと、、、、、、、













プーリア州の代表的な住宅ーマッセリア







プーリア州のブリンディジからバーリに向って車で20分

アドリア海に面した村ーファサーノ

前回ご案内したロマネスク建築が残る小さな村々の中にあって、

樹齢1000年と言われる古木のオリーブの木々畑を車で走り抜け、

泊まっているホテルのオーナーのお宅に伺いました。




プーリア州には野菜や果物、穀類を貯蓄する為に作られたツルーリという

尖り帽子の住宅と、マッセリアと言われる其の地方の豪族や、地主が住んでいた

建物に大きく分けられて、オーナー家族のご親切でお住まいを拝見する事が出来ました。




大きなオリーブ農園のオーナーで代々の地主、それにお父様は、弁護士だそうです、

案内してくれたエンゾーのファミリーもそうだったそうですが、古い昔、ギリシャから

医学の先生として招聘されて移り住んだそうです。。。。。










美しいお嬢さんのロサンジェラが今は其のホテルというかB&Bを管理しています。



とても溌剌としていていつも、高いヒールを履いて働いています

(この地方では石の町並みが多く、街の中ではヒールを履いている人が少ないので)



新しいボーイフレンドのロベルトはミラノに住んでいて元々この近くのモノポリー

という古い街の生まれで、観光業を勉強して戻って来ました,(観光業に興味がある

話を始めた時にロベルト氏はこの地には観光という産業しか存在しないので、、、、

でもペシミスティックではなく、元来人がエンジョイする事を助けるのが好きだと

話していました。)初めての日にマッセーラに行きたいと伝えると、高速道路ではなく

この辺りが一番美しく見えるローカルロードを丁寧に教えてくれました、コンピューターで

曲がり角のサインをいちいち調べて,きめ細かい地図を描いてくれました!





それから滞在している毎日、レストランを予約してくれて,そこではこのディッシュが

美味しく,ワインは之!とまた細かくメモしてくれます、、、、、確かに好きこそ

物の上手なり!の諺を思い出します。9部屋あるB&Bはほぼ毎日満室の様子ですから

このように毎日、どこへ行くのか?どの道が良いか?聴いて来るのでしょうが

其の都度、面倒がらずにいつも満面の笑顔で対応しているロベルト氏!

ゆっくり話したら、彼も自分のB&Bを計画していて、オリーブ畑を買っているそうです。



下のキッチンは彼らの部屋に付いていた小さなキッチンです。


とてもコンパクトですが使い勝手が良さそうです。












今夜はアメリカ人が20人位、地下にあるギャラリーを見学にくるので

朝から、お母さんが地元の料理を手料理しはじめていました、茄子や野菜を細かく切って

ミートボールのようにして揚げていました。この地方は本当に野菜が美味しい!



他に日本では未だどこでも栽培に成功していないー’プンタレレ’という野菜、

細かい房になったブロッコリーに似た野菜ですが、細かく生のまま切って、

アンチョビとオリーブオイルを絡めたソースであえて頂きます。

(代官山のイタリアンで、一度メニューに有るのを見つけて早速トライしましたが

キャベツの刻んだもののようでしたーその時、やはり野菜も其の土地、温度、

湿度が栽培には大きく影響する物だと思ったのを思い出しました)











このマッセリアに滞在していて、一番大きく感じた事は石造りの建物の

特に室内の温度の保ち方です、外気は9月でも30度を超えているのに、

冷房など全く無く、それでいてとても快適な温度に成っています。



そういえば、東京の家の床のほんの一部に石を使っていますが、

床暖を消しても,1日位其の温度を保っています、同じ床暖を使っている

木の床とは随分の違いです。



建築が其の土地の材料と歴史に由来するのは世界に共通するコモンセンスですが、

もしかしたら、人の考え方にまで影響を及ぼす物かも知れません。。。。。。














石の壁は裕に15センチは有りそうです、外気が乾燥しているとは言え30度を超えていて

室内がクーラーも無しにひんやり20度くらいを保っているのはちょっと不思議な感じ

です、、、、、、



この建物も300年を経ているようですが,出来た当時はこの地方の豪族や

大地主が住んでいてそのころは3,4代の家族が一緒に住んでいた様子です、

日本の大きな木造の農家と同じ様子ですが、玄関の庭には必ず小さな教会があって

今でも近くの人達がお祈りにやってくるそうです。。。。













海からはちょっと距離がある,オリーブ畑の中のマッセリアには

小さなプールが有りました、きっとサンアンジェラさんの子供が出来たら

このプールで遊ぶのでしょう、、、、、




後ほど,このマッセリアでアートワークの展覧会の模様をご案内します!









イタリア靴の踵のプーリア州







イタリアの靴の踵にあたるプーリア州は二度目の訪問です。


一度目はイタリアの家具の輸入をしていた時に、

特注のソファを製造している会社の工場がバリに有り訪問しました、

仕事が中心でしたから、観光的な所も調べ無いまま訪問して北イタリアとは違った

ソバージュさに驚いてしまいました。


今回は以前ティッセタンタの家具会社で輸出部長をしていたパトリシア女史の勧めで

純粋に観光で訪れたので色々な本で勉強して来ましたー特に参考になったのは

池上俊一氏著の‘イタリアの建築精神史’と題する、19世紀くらいまでのイタリアの

建築で特に池上氏が興味の有った場所を特定して細かく描写されていて読んでいるだけで

その場所にいるような気になる素晴らしい参考書です。(若しイタリアへの旅行をお考えなら

是非購読されるのをお勧めです)












パトリシアの友人のエンゾー氏(ミラノでファッションのデザイナーを長くやっていた人

ですが肝臓の移植をしてから、空気の悪いミラノでは住めなくてプーリアへ移り住んだ)

が特に気に入っている小さな町を案内してくれました。



プーリア州はイタリアきっての農業地帯で見渡す限りの古いオリーブ畑(裕に700〜

800年が過ぎて1000年にたどり着いたオリーブもあるそうです)ブドー畑

アンティーチョーク、アーモンド、イチジク、プラム、レモン、西洋カリン等々の

果樹が無数に植えられていますが、中には太古の岩、土壌を覆うようにして,インド

=ヨーロッパ語圏の人々が来る前の植生が残っているそうです!


人間の手に触れられていない古代の女神の乳房から養分を吸い取って勝手気ままに繁茂する

植物達が、野性的な香りを発散させながら,広大な畑地と伍するように蔚然と広がって

(之は池上氏の本からの抜粋です)












エンゾー氏が好んで連れて行って下さった街はイタリアのロマネスクがそのまま

隔離されたかのように残るー日の光を浴びる小高い丘の上にあり、漆喰で真っ白に

光り輝く小さな村ーチステルニーノ、ロコロトンド、オスティーノ)



スペインにいるのかと思ってしまうようなロマネスクの建築がそのまま保存されて

まるで村そのままが美術館のようです。12世紀から始まるスペインとの戦い、

17世紀には南イタリア全体を統治したスペインの勢力がこの石と土の文化の中に

生築いているかのようです、その頃首都だったナポリの貴族達が好んで邸館や屋敷を建てた

のがこのプーリアのレッチェやマルティーナ フランカという街だそうです。













それにしても空気が澄んでいるせいか?夕暮れの空も夜空も特別に美しいです。



オリーブ畑の中のB&Bにいたので、月明かりが眩しい程でした。。。。。



建築物もさることながら、食べ物も私達日本人には目が無い’お刺身三昧’


シチリアでもサルデニアでも南イタリアではそんなにお刺身を食べませんが


ここプーリアはお刺身の宝庫!白身の鯛、鱸、ヒラメは勿論 ウニや牡蠣、


禁止に成っている貝類等々、新鮮で味付けは海の塩味+少しのオリーブオイル




北イタリアのファッションデザイナー達が挙ってプーリア州の代表のような

住居ーツルーリを購入して、別荘にしているらしく、小さな海沿いの村にも

大変お洒落なレストランが沢山ありました。



特に気に入ったのは、魚屋さんが直接経営している食前酒用のバー

夕暮れ,海に日が落ちる頃、三々五々お洒落した人達が集い、

シャンパン片手に、お刺身をオーダーしています、このバーのメニューは

新鮮なお刺身だけ! 歯ごたえのあるフレッシュな白身のカルパッチョ

(塩味は海の濃さでオリーブはとても控えめで軽いオイルを使っていました)












勿論トマトも太陽を一杯浴びて真っ赤に熟した物ばかり、それに忘れられないチーズ


水牛のモッツアレラより、もっとミルクっぽいチーズ!



馬のお肉から作られたサラミやプロシュート類、お肉も美味しいです!


帰りにお勘定をしたらまたびっくり東京のレストランから比べると約半分位の価格です。




10月中頃から3月初め位はオフシーズンに入るらしいですが、


それまでは勿論透明な海で泳げて,美味しい物が豊富で、中世のロマネスクがそのまま


残ったプーリア州、時間を見つけて一度訪れて下さいませ!