ミラノデザインを支えるブリアンザの別の顔








この世界地図とブリアンザー家具の街との関係?



ハイ!それは、ミラノモダン家具を支える重要な要素である金物屋さん

ポツー社の恒例の行事ーイタリアコモ湖から途中シルクロードを経由して

中国北京まで自転車で完走するそうです!



ポツー社の先代の社長が始めた行事で、今も続いているとの事

5月に出発して、8月中旬に到着する気がなが〜い話。







説明してくれたのはもう付き合いが20年を超えるパトリシア女史


彼女はこのブリアンザに生まれて、伯父さんもこの自転車競走に参加


其の昔、この工場を出発する時に見送りに来た話をしてくれました、


約4ヶ月の行程を30名くらいで走り抜けるのですがこのポツー社がスポンサー


何とロマンがあるのでしょう、、、、、、、








この企画の為の美術館も作ってありました,代々の参加者の写真


トロフィーなどが飾ってあります。



人は一度しか生きれないので、どうしてもしたい事を見つける事が最大の課題

それをどう具現化して行くか?’デザイン’しなくてはね

口癖のように話していた建築家ーエットレ ソットサス氏



イタリアに来ると街の隅々でエットレが生きているかのように話しかけてくれます。










ポツー社は、イタリアの家具業界が使うヒンジを作っていますが

華やかな家具デザインを地味に確実に支えている金物



2、3年に一度訪問することにしていますが、いつも新しい発見

今回のこのシステムは壁に付けてもキッチンに付けても4メートルまで延びる

テーブル用のエクステンション金具です。








ユーモアの有る商品を紹介しながら得意に話してくれるジョルジョさん


家具の引き出し用のスライド金具、キッチンの吊り戸用ヒンジ


引き扉が閉じると面に収まる金物、


下に受けを持たない引き扉用スライド金具


ミラノの建築家のデザインを陰で支える大切な要素です。



各有名家具メーカーもこうした金物屋さんにオリジナルを作って貰って


毎年新作をサローネで発表しています。



デザイナーの意図を如何に具現化するか!之が使命と感じているジョルジョさん







素敵な家具が作り続けられる環境を感じます!



夢は広がります。。。。。。。












究極のミニマリズーリマデジオ社ショールーム








コンテポラリー家具の製造で有名なブリアンザ、ここで繰り広げられている


M&A, 脱ー投資会社化、老舗の元オーナー達の新たな挑戦等々、


映画を見ているような展開ですが、ここリマデジオでは静かな+確かな歩みを感じます。




25年来前に収納家具では絶頂に有ったティッセタンタ社のショールーム


デザインはアントニオ チッテリオ氏で、壁面に大きなヘルムート ヤーンの写真が!


今回訪れた同じショールームは、間仕切り扉で有名なリマデジオ社が買い取り


新たなデザインでオープンしていました。










今では其れ程珍しくないのですが,15年前にこの框の薄い引き扉を見た時は


背中に戦慄が走ったのを今でも覚えています。。。。。。。




開け閉めがとてもスムーズで上側の金具で吊っていて空間がクリーンなイメージに、


飽くまでもアルミニュームと硝子がテーマのリマデジオ



レス イズ モアのデザインコンセプトは日本の空間にも調和する気がします。


そこにオーナーの二人兄弟の一人ーダビット マルベルティーが現れて、


日本が如何にシンプルなデザインを西洋よりもいち早く住空間に取り入れたかの話


桂離宮の素晴らしさの話にも発展しました。










引き扉と収納家具だけだと思ったらこの2、3年前からテーブルや、チェストを発表




このチェスト類は表面材が硝子ですが、36種類の微妙な色から選択可能。



扉の木口もとても繊細で、早速購入したい衝動を覚えました。




色も草木染目のような色合いで、日本の空間にもピッタリ嵌まりそうです。



テーブルは,最近の流行の超薄作りで長さが4メートルまであり、天板は

硝子、突き板、メラミン、樹脂から選択可能です。













リマデジオの 禅 にも近いミニマルなデザインコンセプトで、


チッテリオのショールームも生まれ変わりました!




以前は階段の所に水辺は無かったのですが、リマデジオの透明なデザインイメージを


強調しているのか、流れる水の音がとても爽やかに感じます。









新しく加わったテーブルのディテールです。




天板は突き板ですが、ヲールナットを卒業してスモークオークと呼んでいました。


来年のサローネの流行の木目に成るかも知れません。。。。。



脚も繊細で美しく、天板が可能な限り薄く!




又惚れてしまいました。








胸ときめくボッフィーのディテール







長らくこの仕事をしているのですが、このキッチンは生まれて初めて見たディテールです、

よ〜く見て頂くと気が付かれますがこのキッチンは扉の方がキッチンの天板より上にあります

普通はキッチンの天板がキッチンの下のキャビネットの扉の上に来ます。

でもこのキッチンは扉勝ちになっているので逆に天板がとても薄く感じられます。




最近のキッチンも家具もこの出来る限り薄いというのがデザインのテーマのようです。












之は同じシリーズの天板+扉の素材違いですが、之を見るとよくわかって頂けると


思いますが、キッチンキャビネットの扉の方が天板より上に出ています!


初めて見たディテールですが、使い勝手は別にして,とても新鮮な印象を与えます。




この天板の素材を聴いたらやはり、ディポン社と共同開発したボッフィーだけで使える


マテリアルで、出来る限りキズに耐久性を持たせているがそれでもキッチン天板は


どうしても傷がつくため、‘金太郎あめのように’ 中まで同じ白い素材で製造している


だから、少しキズがついても、コーリアンのように黒くならないとの事です。











世界のトレンドと同じくボッフィーも白がキッチンの主力のようです。


如何に其の白をキッチンの耐久性に近づけるか?色々試行錯誤が行われているようです。





マット色の白を如何に長く白く保ちながら使えるキッチンを製造するか?



このテーマにデザイナーも製造側も精力を傾けて研究しておられる様子です。









今年の新作の水栓金具は日本の深沢直人氏とピエロリッソーニ氏から発表



ボッフィーは他に’NENDO’という日本のデザイングループから椅子とテーブルを

展示していました。



サローネでは、磯崎新氏、隈研吾氏、坂茂氏、日本の建築家の活躍が目立ちます

日本女性でヨーロッパに在住の人達ー椎名香織サン達の展示も頼もしいです。










又ボッフィーに戻り、これもファント二二社との開発による新素材。



先日のMDFといい、ボッフィーといい、北イタリアのブリアンザエリアでは、

デザイン+新素材経の挑戦が繰り広げられている様子です!











いつも刺激の有るボッフィーキッチン






ミラノサローネで、建築関係の人の訪問が耐えないボッフィーキッチン


ロンドン、ニューヨークでは、ボッフィーのキッチンが入ったアパルトメントは

付加価値が付き相場より高く売れるとか!


今日は,ブリアンザの友人に紹介を受けてボッフィーを訪問


来年80周年を迎えるボッフィーの事情を色々伺いました。



最初の写真は未だプロトタイプですが、電動で開閉されるキッチン、


スペースに限界があるので、食洗機、シンク、換気扇が全てオリジナル仕様。










300人の従業員で,年に75億円の売り上げが有り、輸出が其の80パーセント


キッチンメーカーとしては20%が国内であるメーカーはボッフィー位との事、


54カ国に輸出していて各国最高級品だけを取り扱うメーカーとだけ取り組み


ボッフィー側はショールームから、販売用ツール、メソード全て細かくフォローして


其の国のお客様に満足して頂けるサービスに心がけています!20年勤続する


輸出部長のダ二エラ ボルゴノーボ女史




やはり中国を含むアジアの戦略はボッフィーに取ってとても大切な生命線


この営業を担うのは,4代目の現CEOのご子息ーニコロ ガべっティー氏


広州に500平米のショールームを有し,このショールームはボッフィ独自で


運営されているそうです。









キッチンにまつわる機器類、金具全てがメーカーとのタイアップ


オリジナル商品、天板,扉材もデュポン社等のメーカーと新素材の共同開発


例えばこのIHはガゲナウ社との共同開発商品で、‘ガゲナウ+ボッフィー’と明記


IHの鍋類を置く場所を特定しなくてどこに置いても使えるシステム




案内してくれたアンナ女史は,ボッフィー程の最高級キッチンは無い!


有るとしたら、ドイツのブルトハープだけですね〜と信念を持って話します。










同じキッチンのシリーズでも色々な素材が選べますが、


コーリアン等は、’クリスタル プラント’という新素材をデュポン社と開発


成型しやすい素材で,キズに強く、一旦傷がついても芯まで同じ色なのでキズが目立た


無いそうです。。。。。









ダイニング、リビングルームに解放されたキッチン



バックセットの工夫が色々な扉を生んでいます、この扉はフリッパー扉ですが


閉じた時の扉と扉のちりがとても小さくて美しいです、その為の蝶番を自社開発


しているそうで、自慢気に見せてくれてました。




輸出部長の話されていた‘ボッフィーを売ることができるのは最高の幸せで


其の情熱を持ち続けることが販売に綱がる!この仕事に就けて一番嬉しい!’


其の言葉を伺ってとても爽やかな気分でした。。。。。。










再編成が続く北イタリアーブリアンザ地区







MDF itーモダン Design ファニチュアの略だそうです、

20年位前に薄い天板の長〜いテーブルをサローネで見た時には

テーブルの心材がMDFで出来ているので社名に成ったと思い込んでいました。



去年のサローネでキッチンハウスの寺田修デザイナーが東京世田谷のショールームで

リビングの提案に使うソファーを探していて初めて輸入しました。



最近雑誌等にも掲載されて元気な様子なのでショールームを訪問











元気を盛り返した訳がわかりました、

2008年からカッシーナが投資会社に買収されて

4代目のオーナー: ウンベルト カッシーナ氏が他のもう一人と一緒に

MDFの創設者 ブルーノ ファットリーニ氏から経営権を任されたという経緯。




北イタリアのモダン家具業界に吹き荒れる投資会社からの買収


去年の割拠だったーB&Bの創設者ーブズネリ氏80歳の逆転騒ぎ


再編が未だ未だ続いている様子です。











限り無く薄く、限りなく長く、限りなく繊細に!



デザインを抑えて、シンプルな中に材質の特徴をふんだんに使った家具



この薄いテーブルの天板は、硝子、陶器、コンクリート、塗装等々、

極限まで切り詰めた天板の厚みと脚の細さ

レス イズ モア を感じるテーブルです。



椅子も沢山の種類を展示せずに同じデザインで材質を変化させて選択出来ます。



モダン家具業界をリードして来たカッシーナの創設ファミリーが繰り広げる


素材とイノベーションに寄る新たなデザインへの挑戦です。












鉄錆色のテーブルは内部にも外部にも使えて今年のサローネの新作




不況が心配されるブリアンザ地区ですが、色々な新しい変化と息吹が有るようです。






素敵な家具を見つけるとこのテーブルが入る空間が欲しい!

逆の発想が生まれます、どこかの都心の工場地帯で、空いた工場を見つけて

大きな空間にこのテーブルと椅子だけで過ごすのも良いな〜!



南イタリアのプーリア辺りの大きな昔の民家ーマッセリアを借りて

高い天井の空間に,このテーブルを設置してミニマムに暮らす。



コンクリートの打ちっぱなしのモダンな空間にはあまりにもマッチしすぎて

ちょっと物足りない感じがして、このミニマムなテーブルと正反対のマテリアルのある

空間を創造してしまいます。。。。。。













30年近い前、デザインが勝ったモダン過ぎる家具達をどうしたら日本に売れるか?

必死で戦っていた頃を思い出します、ブリアンザの家具製造ではイタリアでも最高のエリア

家具工場に行って驚いたことは、廻りにデザイナ―の要求を何でも聞いて作ってくれる

模型屋さんがあり、建築家のわがままを口頭で話して、内容を忠実に再現してくれる

金物屋さんがあり、深い色合いを出す為の厚ずきの突き板屋さん、突き板を越してしまう

勢いで木目を探求するメラミン屋さん。。。。。。。




ミラノサローネの家具業界を支える大きな力がこのブリアンザには秘めています。



久しぶりの発見に喜びが心の底から湧き出て来るのを感じました。






日本の住環境改善プロジェクト





2013年7月5日、TJMデザイン板橋本社のキッチン商戦会議の一齣です。


TJMデザインの田島庸助社長と宗八専務は、’どうしても高い品質を追い求めてしまう


DNA’ −100年のタジマツールの伝統と技術で日本の住環境を改善しようと


色々なプロジェクトが進行中です。



今日は,藤岡工場の改造、増築の打ち合わせ。





キッチンハウスー上海ショールームで活躍頂いた隈研吾氏


長年のアソシエイツの大庭氏がきめ細かく説明されています。
















狭い日本の住環境をより快適に!リーズナブルな費用で!


このテーマで、色々なメカ+木工技術が凝縮したショールーム




来客がリラックス出来るカフェ




TJMデザインの田島庸助社長と宗八専務は限られた日本の住環境の改善に


色々な研究ーアイテムの開発、ディテールの改善


積み重なったこのトライは商品の隅々に光を放っています!










一瞬何気なく見落とされるーキッチン天板と扉の同木目、同色、


このシリーズはドイツから直輸入のマテリアルだから実現可能な


日本では他社の追従を許さない弊社のみのポイントです。


欧米の傾向である、‘キッチンから始まる住まい’


もうキッチンが台所として狭い空間に隔離される時代は終わりました、、、、、


よりダイニングに近く、リビングにも併設されつつあるキッチン


これからの進化が楽しみです。。。。。










夢は隈研吾美術館




世界が注目する日本の建築家ー隈研吾氏の建築のディテールが実際展示されて

色々な現場で活躍した実寸の建築サンプルが見学出来るスペースです。




ミラノサローネに発表された繊維から生まれる透けたブロック


グラフィックデザイナー原研哉さんとのコラボで生まれた商品で、


実際ヨーロッパでは使い始められている様子。




宮大工の仕業のような釘を一本も使わない組木構造




重量を視覚に感じさせない工夫が施された天然石



世界で一番軽い繊維質のマテリアルの茶室



限りなく生まれる新たなディテールは定期的な展示替えを要求される程の点数です。














キッチン+ダイニング、リビングに加えて,生活パターンの変化にマッチした


間仕切りシステム、イタリアーリマデジオのような繊細な吊り扉に、引き扉





之から加わる大切なアイテム、益々夢が広がります。。。。。。



完成したら是非御立ち寄り下さいませ!







キッチンハウスの横展開に燃える田島宗八専務







今日はオゾン新宿に展開されている喜多俊之さんの‘リノベッタ’


イタリアや色々な所で親しくさせて頂いているTJMデザインの田島宗八専務


これからの日本のインテリアを改善するべく奮闘しているおふたり


狭い空間をいかに有効に気持ち良く過ごすか?


出来る限りリーズナブルに!









このシリーズはTJMデザインが独自でドイツから輸入した’エバルト’素材



キッチンがダイニングにオープンになった瞬間から、面材統一が要求されています。

限られた日本の空間では木目が統一されているととても纏まった感じがします。



リビングルームにまでオープン成ったのでテレビ台やソファの前のセンターテーブルも

お揃いに!










キッチンハウスの広報部の会議です、本社4階にある大きな打ち合わせ室で


之からの住環境を改善する商品の販促物の会議です。



天才的な経営者の田島庸助社長と観音様と皆から尊敬される和歌子奥様の

DNAを継承されただけあって、初めて逢った方々は皆、’オーラを感じる!’と、

慕われる経営者です。










世界的も有名な工業デザイナーの喜多俊之氏


カッシーナのウインクチェアーは早くからニューヨーク近大美術館の永久保存商品に!



若い頃からミラノと大阪を往復しての活躍



昔から,工業デザイナーのデザインした商品は売れなくては成らない、

アートやオブジェとはそこが根本的に違うねん!と大阪弁を交えての信念。









簡易和室は,人を御呼びした時の食卓に成り、寝室になり,時には書斎に!


日本の集合住宅のサッシが往々にしてシルバー色の味気ない物だったりする事が多いので


この和室の障子がサッシを隠してくれます。。。。。。



喜多俊之氏とTJMデザインの田島宗八専務の将来のビジョンは


留まる事無く話し続けられます。。。。。。。



之からの展開を楽しみに致しましょう!