小浜の横顔







長崎県雲仙の漁港である小浜には色々な魅力が有ります、


ここは小一時間程車で走った山間ー’わらのや’というピザ屋さん


オーナーの拘りで小麦粉から栽培して製粉して,イタリアから取り寄せた釜で焼いています


チーズの上に掛けられたハーブも全て栽培していて、パスタもアルデンテ!




良く立ち寄る,陶芸家の中里隆さんと、デザインのコレクターの永井敬二さんの


指導で、とても拘りのピザとパスタを出すトラットリア


南イタリアの人達が来たら、’ブラボー’の歓声でしょう。












前々回でご紹介した城谷耕生さんがミラノから帰って来て


お父様の木工工場の下の土地にスタジオが出来た経緯をご紹介しましたが


埋め立てた土地がお役所の人が登記してくれる微笑ましい話。



この土地にいると不思議な気がしません、空気がきれいで


海、山が有り、温泉がわんさと湧き出ていて、雲仙温泉用の漁港なので


フレッシュなお刺身が一杯X安価! 山間のわき水は持って帰る人達で一杯



長閑でゆったり時間が流れます。。。。。。。












城谷耕生さんのギャラリーの上の民家に長崎から引っ越して来て


週末、趣味の草木染めをする工房の天井!



週末毎に友人が集まって、荒廃した民家を手直ししたそうです。



100年以上経つ木造日本家屋は、なんだかとても落ち着きます、


小さい頃育った大阪の家を思い出し、父,母、大勢の姉達との日常が目に浮かびます。


懐かしさと少し胸が痛いようなノスタルジー。。。。。。。











韓国人の女性陶芸家をお嫁さんにした城谷さんのコレクションには


韓国の素晴らしい民芸が集められています、これは夏のダッコ枕


籐で出来ていて、高温多湿なアジアでの優れものかも知れません。











エンゾーマリー氏のコレクションは今、韓国の現代美術館に移動中


アキーレ カステリオーニ氏と並んで、現代ミラノデザインの先駆者


永井敬二さんのコレクションの発表に来日した、エンゾー マリ氏は


大昔の自分の作品の幾つかを’こんな物デザインしたっけ?’ 


永井敬二さんが詳しく製造した会社と年月を話されたら、


君の方が僕の作品に詳しいね!と喜ばれたそうです。





自然がそのまま残っていて、人々がゆったり生きていて


自分が本当にしたい事を考えられる空間!


本当の豊さを知らされる小浜です。













待望のキッチンハウス福岡新ショールーム







福岡空港の傍に、キッチンハウス新ショールームが建設中です。




秋のオープニングを前に、設計を担当されている建築家窪田勝文氏,


現場の建築をされている鴻池組、オープニングの納期管理をしているTJMデザインの


山田店長、キッチンの全てのデザインを総括する寺田グランドデザイナー


緊張が募ります!




パルテノン神殿のような柱は力強く一階を支えています。













完成予想図です、これ以上モダンなキッチンショールームはないのではないか?


世界中でもお目に掛からないようなスケールと迫力です。



キッチンハウスのキッチンのデザインを一手に任されている寺田GDも


建物との良い競争を励みにディテールに拘ってデザイン中!












この企画は,TJMデザインの五代目ー田島宗八専務の独創的な企てです。




世界中の新しい素材をいち早く取り入れて、デザインの精度を高め、


使い易さでは世界一を目指すキッチンハウスの夢はこの建物にも反映されています。













建築家 窪田勝文氏のディテールの難しさは定評が有り、細部において考え抜かれています



30年も前、カルロ スカルパのベローナの銀行の見学に行った時、


カルロ スカルパの建築設計の鋭さ,拘りに目を見はりましたが、


建築は作って下さる職人さんの手に寄って具現化する物,彫刻との差を感じ


優れた建築は、それをオーダーする施主+建築家+施工の職人の技


三味一体と成って初めて完成する物だと深く感じた事があります。




やはりキッチンハウス福岡新ショールームでもこの感動をしました。












新しくキッチンハウスのメッセージを伝える’ニュース レリース’



未だご覧になっておられない方は是非キッチンハウスショールームへお問い合わせ


下さいませ! この福岡新ショールームへの熱いメッセージが聴けると思います。




オープニングを乞うご期待!











長崎県^小浜の城谷耕生さんのギャラリー







長崎空港から1時間足らずで雲仙ー小浜に到着、5年前イタリアミラノから


戻って、お父さんの木工家具工場の敷地にデザイン事務所をスタート


3年前には過疎になった、山間の100年以上経った民家を借りて


城谷耕生さんのデザインした,工業作品や色々な所から集めた小物のギャラリーを


スタートしました!












山間にある20件くらいの民家は半数以上が空き家


そこに目をつけて朽ちかけた民家を学生達と綺麗にして(大変な肉体労働)


デザインされた物ばかりが並びます。



イタリアでも製造中止に成っている,セルジオアスティー デザインの陶器


アリタリア航空の素敵なプラスティックのカテラリー


ミヤンマーやタイのチェンマイからハンドキャリーした大振りの食器


どれも見ても民芸の域を出た作品達です。














日本に戻ってから出会った韓国陶芸家ー結婚されて彼女の作品も並びます。


近くにいる、陶芸家中里隆さんや、デザインのコレクターの永井敬二さんの


教授を受けて,とても洗練されて来ました。最初は絵付けの技術を生かして


花柄の絵付けがされたお皿が多く、購入するのが難しかったのですが


流石、城谷さん達の指導が行き渡ってとてもシンプルになりました。










耕生さんのお父さんが息子がイタリアから戻ってデザイン事務所をするので、


ご自分の工場の下の土地を埋め立てて出来た土地!


役場の人が来たので説明したら、この過疎の村に若者が戻ってくる!


埋め立てた功績に感謝して、この土地を登記します!


(冗談のようなスとリーですが、現実です。)




事務所は海の前、潮が引くと散歩をして色々な貝を拾うそうです


長崎美術館で3年位前に開催された ‘エンゾーマリ展’


来日したエンゾーマリ氏も大好きな場所になったそうです。









韓国の旅行のガイドブックにも登場しています。



大都市より、九州や北海道に人気の温泉地、土地にしっかり根を下ろして

自分のしたい事をする!



過疎の村には沢山の魅力が潜んでいます、

之からが楽しみな小浜の情景から。。。。。。。















宮本亜門X田島宗八対談








演出家宮本亜門氏と弊社田島宗八専務が対談をしました!


約2時間に及ぶ対談の内容がニュースレリースとして完成しました。




大工道具製造販売に100年あまりの歴史を有し、2005年からはキッチンハウス


併設するインテリアに及ぶ住設部の設立、次を担う代表取締役ー田島宗八専務













日本を代表する舞台演出家の宮本亜門氏が熱い対談をしました。


建築にも造詣の深い宮本亜門氏がアメリカ、フランクロイドライト氏の


’落水舎’の話をすると、こちらでは今建築中のキッチンハウス福岡店の新社屋


設計は、建築家ー窪田勝文氏ー田島宗八氏が福岡店店長時代から


建築の精神性について、教えを乞うた建築の師だという事を亜門さんにご報告!












難しい建築のディテールを今、鴻池組の施工チームとキッチンハウスのプロジェクトチームが


四つに組んで今年秋の竣工にしのぎを削っている建物です。




四代目ー現TJMデザインの田島庸助社長も建築が大好きで、幼少期を過ごした


日本建築の数寄屋造りの建物の説明も加わります。枯山水の庭園がよく見えるように


構造をかなり無視しても開口部を開いた居間の引き違い窓の大きさ!


ディテールに拘った各所の造りの精巧さには目を見張った覚えが有りますが


やはり原風景の素晴らしさがDNAに刻まれているのでしょう、、、、、、











こちらは建築家ー隈研吾氏設計の上海ショールームです。


キッチンハウスの藤岡工場の改装、隈研吾氏の建築のモデルを展示する予定の


隈研吾美術館も順調に進んでいます。



蒼々たる面々の参加するTJMデザインですが、大工道具製造で培われて来た


精度の高い物しか製造できない社風が多くの建築家、デザイナーとのコラボを深めている


源泉かも知れません。。。。。。













秋の福岡新社屋のオープンにも又亜門氏との対談が企画されています。



盛り沢山な活動を少しずつお伝え致します!










マルセルワンダーデザインのCANAL HOTEL







オランダ、アムステルダムのブティックホテルを探していたら



マルセルワンダーの率いるデザイン事務所が設計したホテル



アムステルダムらしい運河沿い ’CANAL HOTEL’ を見つけました。




シックな中に動きがあり楽しい雰囲気のロビーです。











オランダ語で‘MOOI’-愉快な楽しい素敵という言葉が最適でしょうか?



そういえば、マルセルワンダーのデザインする家具会社も’MOOOI’

(moooi とoが一つ多いのはよりもっと素敵だから、、、、、、以前ショップの女性に

伺った事があります)



冬の暗い寒さのオランダではこの愉快で楽しい!はとても大切です。

ロンドンとは違ったサーカスティックな表現がされています。











イタリアを代表するコンテンポラリー家具会社 B&Bのブズネリ氏も

マルセルワンダーのMOOOIを評価している様子で、資本を入れているそうです。

今年のサローネでもトルトーナ地区の大倉庫で華々しいショーをしていました、

中心街から程遠いサボーナ通りまで沢山の人々を集客するのはやはりブランド力?

一つ一つの家具に其れ程魅力を感じないのですが総合して不思議な魔力を感じます

妖気?にも近い悩ましさ、,,,,,,一体何なのでしょうか?












今年のサローネ フォーリーサローネでのマルセルワンダーのデザインした


シャンデリア会社の教会でのインスタレーションです。


この照明器具を購入したいとは思わないけれどとてもインパクトがあります


記憶に残る!不思議な魅力を秘めたデザイン!











お洒落なセンスの良いブティックやカフェーの立ち並ぶアムステルダムの中心地



コーフィーショップ(単にコーヒーだけは売ってない)も直ぐ近く

お昼から誰でも入場出来ますからラリッて街を歩いている人も見かけます。


不思議な街に不思議なデザイン。。。。。。。。













音楽大学を改装したホテルーオランダ アムステルダム







オランダのアムステルダムで、建築家ー坂茂氏のプリツカー賞授章式が6月中旬に有り


友人と共にお祝いに駆けつける事に成り、友人達のホテルを探しに来ました。




’Tablet’というブティックホテルのサイトをマレーシアの友人から教えてもらって


調べた所、100年続く音楽大学の建物をイタリア人建築家ーピエロ リッソーニ氏の


デザインで改装したホテルと、オランダの人気デザイナー マルセル ワンダー氏の


ホテルが推薦されていました。










コンセルバトワール(音楽大学)の建物は本当に素晴らしく、ホテルにするのには

勿体ない気がします、重厚な造りに,手作業で埋め尽くされた床、壁、天井!

うっとりするディテールです。時間をゆっくり掛けて造られた建物は本当に

落ち着きます。






アムステルダムはデザインのメッカなので、ちょっと拘り方も違っています。

メインストリームに成ったマルセルワンダー氏の独特のインテリアの世界ではなく

かなり禅に近い、ミニマリズムのピエロ リッソーニ氏のインテリア!

重厚な建物とのコントラストが素晴らしい。















お洒落なヘルスクラブに照明を落としたスイミングプールがあり、

倶楽部の入り口には、リッソーニ氏らしいオブジェがありました。



世界的なスパブームでこちらでも、色々なセラピーや癒しの時間を演出しています。

独特のルームフレグランスやアロマの香りがそこにいるだけでリラックス出来ます。












色々な物語が育まれたコンセルバトワールの廊下や階段

象嵌された大理石の床や壁はピカピカに磨かれています。



古い扉の真鍮の金具を少し歳のとった給仕が丁寧に磨き込んでいました。












裏の出口には、音楽大学に因んでバイオリンが下がっています、


去年改装が終わったばかりの美術館、ゴッホ美術館が立ち並ぶエリア


メインブランドは全て揃うブランド街も直ぐ近くです。





次は今年のミラノサローネでも大活躍のマルセルワンダーデザインのホテルに


脚を伸ばして見ましょう。。。。。。






チューリップの咲くオランダ







色々な出会いと別れが人には有りますが、今回も本当に大切な人を亡くしました。



皮肉な事にオランダが一番美しい季節に!



その人の名前はジョオ ラファエル氏で、若しかして人が知を持ち得たとしたら

彼程の人はいないのではないか?と思える人です。多くの人が。

幸せに暮らせる為に今、何を今すべきか? いつも考えて、語っていました。



何の勉強をしているの?との他人からの問い合わせに戸惑っていたら、


‘勉強程楽しくて人生を豊かにしてくれる物は無いから,皆聴くんだよ。’


ジョオの言葉にはいつも深くため息を付きながら納得しました。











ヨーロッパの歴史の先生でしたから、彼から色々な歴史をその場で習いました、

例えばパリに一緒に行って,この建物の窓からマリーアントワネットは叫んだ!

イタリアの踵のプーリアに一緒に行った時もギリシャ時代のマッセリーア(庄屋の建物)

泊まって、ローマ時代までに今の道具や生活の仕方がほぼ完成していた事や、

北ヨーロッパまで侵略してローマ時代の遺跡が今も至る所に残されている事等々、、、、

沢山の事を教えて頂きました。



そして何より、自分の国ーオランダに着いても盲目的ではなく批判的な目で東インド会社

世界の何分の一かを制覇した過去について、冷静な指摘も聴く事が出来ました。













’正しいという事!’



あまり真面目にいつも考えた事が無かったのですが、この国に触れ、


ジョーという人を知って、今自分の行動が正しいか?どうか考える事を習いました。



オランダは不思議な国です。2/3水の中に埋まっていたので、‘世界は神が造ったが


オランダだけは人が造った’と言われる理由が分かります。。。。。。


自転車で走っていて傍にある路が視線より高い所にあるのです、


お酒でも呑んだのか?という錯覚に陥ります、全て開梱された路なのです。















オランダは国王のいる国、去年までクイーンズデイとして祝っていましたが


今年から国王が統治する国に成りキングスデイに変わりました。




小さなビレッジでもお祭りです、皆自分の大切な物を展示したり,販売しています。


船の運航が重要視されるオランダでは船はとても重要な移動手段です。


ジョオがいなくなった事を少しでも紛らわせる為にお祭りに来ました。





用の美、工具はとても美しい!と感じます。













冬の暗い時間が長いオランダでは、植物やお花がとても大切にされています。


かなり感傷的になったとき、植物は本当に人の心を癒してくれると感じます。。。。。。











喜多倫子さんサローネデビュ〜!





喜多俊之さんの三女ー倫子ちゃんが今年サローネで初デビュ〜


再生紙を使った椅子で、折り畳めてどこにでも仕舞えて,対加重も大丈夫!


そう言って、北欧の大きな人が座った時はヒヤヒヤしたらしいです。









喜多俊之さんのご家族とは倫子ちゃんが小さい時からのお付き合い、


3人娘の末っ子、一番喜多さんに似ていてやっぱり工業デザインを目指すそうです。



この展示も喜多さんの名前ではなくスペイン名で応募したら当選したそうです。


サローネ会期中,朝から晩までこのブースにいて説明したら疲れ果てて


食事に辿り着いた時はヘトヘト! でも若さですぐに吹っ飛ばしました。














喜多俊之さんとクリストフで昔からあるトラッテリアに行くと


マイアミのデザイン王のような人達と、ジルダ ボヤルディー女史が食事に来ていました。




サローネの一番の大きな公共催事ーミラノ大学でのインテル二の展示


4月7日のサローネ前日にいつも世界中のジャーナリストを招待してプレス発表


今年も1000名近い人達が,ジルダ女史の号令で集まりました。











旧知の中の喜多俊之氏とジルダ女史



喜多俊之さんがミラノにデザインを売りに来た時からの友人

かれこれ40年の歳月が経つそうです、二人共年齢を感じません。



シー or ノーも分からずイタリアミラノに到着した喜多俊之さんの話を良く伺いました。

今度は三女がロンドンを起点にデザインの世界にデビュ〜


DNAは確かに伝承されている様子です。












クリストフも新雑誌のロンチングを終えてホッとしています。



デザイン界の重鎮達,之からの活動が楽しみです。