2017.02.05 Sunday
メゾンドオブジェ2017-I
毎年、ドイツのケルンで国際家具見本市があり、小物は2月のフランクフルト
パリは国際家具見本市と小物展を一緒の時期に同じ会場で開くようになり数年経ちます、
ミラノのサローネは、家具展の域を脱して今や車、照明、キッチン等デザインに関するもの全てに広がりますが、
イタリアの小物展として長く続いた’マチェフ’は名称を’ホーミイ’に変更して新しいコンセプトで展示会をしています。
そういう意味では、家具とインテリアの小物を同時に展示している展示会はパリのメゾンドオブジェだけです。
その為に、家具単独の展示は少なく、インテリアとしての見せ方が多いようです。。。。
各出展先も展示している物全てを販売する会社が多いです。
その意味では、購入するだけではなく、各インテリアテイストの見せ方の勉強になります。
ミラノサローネで目立つ、モダン一辺倒のデザインは少なく、ネオクラシックのインテリアが主流です、
最近は屋外での暮らしも大切なテーマで、各ブース屋外の暮らし方の提案も増えています、
特に、オランダ、ベルギーからの会社はリビングからお庭に続くテラスや中庭の生活シーンを見せています。
この寒さで良く屋外の生活を提案出来ると思いますが、日照時間の短い秋や、冬、
夜11時頃まで明るい春、夏と季節を問わず、屋外の暮らしを大切にいる様子です。
このマテリアルは、メゾンドオブジェ主催者側からのブースで、
科学繊維などで、収縮したり、形が変わりやすい新素材などを展示していて
メーカーの人が沢山立ち寄り、いつも混んでいます。メゾンドオブジェの特徴は
その他に、ほぼ毎日、デザイナーや建築家の講演会やインタビューが無料で企画されていて
主催者側の積極性を感じます。。。。。。最近は、居心地の良いコンピューターを見られて
ゆっくり打ち合わせも出来るブースが増えていました。
今年は、キッチンの展示が充実したケルンの国際家具博覧会を視察した
キッチンハウスの五代目、田島宗八もパリにちょっと立ち寄りました、
零下6、7度のケルン、パリですが、新しい素材+デザインの提案で
疲れも忘れて、歩き続けてキッチンハウスの2017年の方向性を模索しているところです。
夏前には、キッチンハウスの各ショールームもこの貴重な世界の動向を掴み、
日本の生活に生かしたキッチンから続くダイニング+リビングのインテリアの提案が
見て頂けると思います、ご期待下さいませ。