2013.03.03 Sunday
3月3日ひな祭り
灯りを着けましょう,ぼんぼりに~~~
今日は楽しいひな祭り!
小さい頃を思い出します、昔からあった大きなひな壇
私が生まれた頃は家に4人の姉がいたので谷崎潤一郎の’細雪’のようでした。
大阪で商売をしていた家なので姉達を’おいとさん、なかんちゃん’と呼ばれていました。
大阪では3月3日中におひな様を終わないと其のお宅お嬢さんの婚期が遅れると言われて
ちらし寿司とか、巻き寿司を食べた後は皆でおかたずけでした。
今年の寒さで固く莟を開かなかった梅達もやっと早春の光を浴びて開き始めています、
待ちわびた春ー少し早めに梅園に来てみました、3部咲きという情報でしたが、
一部の梅は少し咲き始めていて訪れる人々をほんのり幸せにしてくれます。
豊臣秀吉の前には日本全国、’花見’=梅を鑑賞することだった
東京大学の横山先生に伺った事がありますが、梅は香りも素晴らしく
一度和歌山で梅干しの為の梅園に行き、剪定していない野生の梅の美しさを発見
山中が梅の甘酸っぱい香りに覆われていたのを思い出します。
四季のある国に生まれた事は素晴らしいです。
長い寒い冬が過ぎれば,もうすぐそこまで春の暖かな日だまりが待っています
何も話さなくても自然に体がリラックスして来るのを感じます。
梅も色々な種類が有るのでしょう、白い梅の額の部分が緑色で、
莟の時も人を楽しませる’リョクガク梅’
少し早く訪れたお陰で莟の美さも発見出来ました。
湯河原の梅園を見に行き、そのあと、旅館伊藤屋での2.26事件の歴史資料館へ
湯河原で長期滞在されていた牧野伯爵ー現麻生太郎氏の御母さまの叔父様に当たる方の
殺害が計画されましたが,護衛の警護官、消防隊の保護の元無事だった話が
語られている資料館です。
思想は違っても、2、26事件で高橋是清他を殺害した陸軍の兵士達は皆若く
国への理想の為に戦ったのでしょう、,,,,,凛々しい若者ばかりです。
思いが遂げられなかった時は、青年将校が兄に頼んで差し入れしてもらった
果物ナイフで自殺を遂げた話をボランティアの白髪の女性が静かに語ってくれました。
早春は物思いに耽る季節なのでしょうか?
やがてやってくる逞しい生産的な夏の太陽の前に,ちょっと静かに昔を忍んで
この時にいる幸せをかみしめる事に致します。。。。。。