SELECTOR BLOGセレクター ブログ

2015.06.18 Thursday

陶芸家中里隆さんの工房

サローネ報告会で福岡ショールームへ行ったので、
前日陶芸家の中里隆さんのアトリエに伺いました。

昔からの友人ー永井敬二さん(椅子のコレクター)
実家が唐津の洋々閣と言う素晴らしい旅館なので
行きたいな~と連絡したら、海外での仕事が多い中里隆さんが
食前酒にでも‘どうぞ!’と言う事で伺いました。

とても溌剌と元気一杯で、福岡での中里隆さんの展覧会に行って戻られたばかりなのに、
すぐお魚をさばいてカルパッチョを作って下さって、
鮎の塩辛(うるか)を塩味にトマトのサラダ+冷た~い白ワイン。

唐津のお屋敷街を少し外れた美しい棚田のある道を山の方に行くと中里隆さんのアトリエ
広大な敷地に工房あり、登り窯あり、上の写真は働いておられる方全てが
一緒に昼食をされる館

永井敬二さんが設計された使い易いキッチンがあり、
シンクが1、5メトール位の長さがあり、
沢山の人が一緒に炊事ができるようになっています。

来週にはアメリカのスタジオに行って製作される様子で、
年に半分位この唐津で仕事をされるようです。

日課を伺ったら、朝4時起床
(歳を取っているから長く眠れないので無理に眠らず起き上がる)
4時間くらい陶芸の仕事をされて、朝食兼昼食、’ビールを吞みます’ 
僕は4時起床だからもう昼ですよ!

美味しそうに白ワインをすぐに飲み干されて日課を聴かせて下さいます、
12時頃には皆で昼食僕に取ってはディナータイムなので勿論美味しいワインを少し!
皆で作って皆で一緒に食べて色々な話をします。

ゆっくりと時間が流れて、韓国から雑誌の取材の若い人が沢山来ていました、
陶芸は韓国から来たという認識がありますが、
唐津の街は韓国からの観光客で一杯でした、その日は韓国の三連休で壱岐の島に
伝わる大昔の韓国の貴族のお祭りがあった様子です。

クラッシックの音楽会を良く企画されていた工房です、
オランダの現代音楽の作曲家がこられたり
チェンバロの演奏があったり、
その後は中里隆さんの手作りのお料理でパーティでした。。。。。。

5人で白ワインを2本開けてほろ酔い気分の後、
唐津の洋々閣で夕食を一緒にさせて頂きました、益々お元気で
これからの夢やプランを本当に楽しそうにお話されています、
既に日本酒は2升空いていました、、、、

何と素晴しい、愉しい時を過ごしたのでしょうか、
心から解放されてとても満たされた時間です!感謝+合掌!