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2013.11.23 Saturday

ミラノ現代アートを世に送り出したマッシモ ミニン展


 
 
 
 
 
ミラノの夕刻、食事前にギャラリーで現代アートの展示会を覗くのは日常の事、
 
 
今日もグランドホテルのオーナーダニエラ女史からトリエンナーレへのお誘い
 
 
1973~2013までのミラノを代表するギャラリストーマッシモ ミニン氏の
 
 
40年に及ぶ収集された作品の一部が展示されています。
 
 
 
 
今見てもすべての作品が新鮮でとても生き生きしています、この白黒写真も
 
 
近くで肉眼では横縞にしか見えなかったのですが、カメラを通すと女性の顔
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
大親友のダニエラ女史と主人公のマッシモ ミニン氏、40年来の友人らしく
 
 
昔話に花が咲いています、エットレソットサスが60代に成ろうとする時に
 
 
若いイタリアの建築家マルコ ザニーニ氏らと共にミラノでデザイン事務所を開いた頃
 
 
このマッシモ ミニン氏も現代アートのギャラリストとしてスタートされたようです。
 
 
 
 
今日はオープニングなので沢山の人が集います、インテリジェントがあって
 
 
シックな着こなしの熟年の男女、さりげないセンスの良いいでたちの人々、
 
 
集っている人々を見ていてもマッシモ ミニン氏の偉業を感じます。
 
 
 
 

 
 
 
 
 
見覚えのある写真が数枚、白黒で展示されています、エットレ ソットサス氏
 
 
70年代でデザイン事務所を立ち上げる前の少し放浪をしていた時代の写真
 
 
エットレの自叙伝に寄ると、通い詰めたスペインの女性が撮影を手伝った様子です。
 
 
 
 
 
日本人建築家にはとても馴染みの深いーカルロ スカルパ氏のブリオン氏の墓
 
 
デザイン性で有名なTV-ブリオン ベガーの創始者のブリオン氏の墓の写真
 
 
ブリオン氏も奥様と一緒にいらしています、初めて逢った頃’日本人の建築家は
 
 
僕の祖父の墓に良く墓参りに来てくれるんですよ!’ と話されていて,
 
 
一瞬何の事かと思ったのを思い出します。
 
 
 
 
ベローナからバスを乗り継いでしか辿り着けない辺鄙な墓地ですが
 
 
熱心な日本人建築家は見学に行く様子です。。。。。。
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
ミラノを代表する女性デザインーパトロン達、まるで余裕があればデザインを志す人達を
 
 
応援するか?世に出す手伝いをするか?ボランティアに生き甲斐を見つける女性達
 
 
日常の会話でもこの話題で持ち切りです、グランドホテルのダニエラ女史も
 
 
グランドホテルを挙げてアフリカ マリの人達の救済活動をしています
 
 
勿論日常のようにギャラリーを廻って若いデザイナーの作品を購入、
 
 
自分の感性に逢った作家を見つけた時の目に輝き!いつもフル エナジーです。
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
来場者も参加できる色短冊に詩が書かれた紙ー一枚ずつちぎって持って帰れます、
 
 
 
大きな会場での圧倒される作品達を見終わった瞬間にこの参加出来るシーン
 
 
 
流石40年に渡って現代画家を世に出して来たマッシモ ミニン氏ならではの
 
 
 
会場構成です!
 
 
 
 
パリに引き続きミラノ来訪の折りは是非,美術館、ギャラリーをお廻り下さいませ!
 
 
 
ヨーロッパに息づく文化を大切する気質に触れるチャンスに恵まれると思います。