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2015.05.27 Wednesday

フォーリサローネーミラノ大学イベントVI



 
 
 
 
 
 
’ブラック ホール’と題されたインスタレーションータワーパビリオンの中に
 
 
 
デザイナーは宇宙からのエネルギーを吸収するー’ブラック ホール’を
 
 
 
今回のイベントのテーマメタファーとして表現しています。
 
 
 
三種類の違った材料ー木、スティール、硝子の各々のメーカーが
 
 
 
スポンサーになり構成されたインスタレーションです。
 
 
 
 
 
 
 


 
 
 
 
 
 
デザイナーは1960年 アメリカ ボストンで生まれた スティーブ ブラッツさんと
 
 
 
アントニオ ピオ サラチーニ氏ー1976年 イタリアで生まれニューヨークをベースに
 
 
 
活躍する二人です。 前者のスティーブ プラッツ氏は、1994年ニューヨークに
 
 
 
設計事務所を立ち上げ、世界中の400以上ものプロジェクトを完成させています。
 
 
 
その中でも宝石のティファニー社やファッションのオスカー デラ レンタ
 
 
 
フラッグショップは話題をさらっています。
 
 
 
 
 
 


 
 
 
 
 
 
アントニオ ピオ サラチーニ氏とは、2004年以来、ニューヨークでパートナー
 
 
 
として活躍しています。 彼は主に工業デザインやモニュメントが有名で
 
 
 
ブルックリン美術館の永久保存作品や、ニューヨークのアート、デザインミュージアム
 
 
 
シドニーのパワーハウスミュージアムにも作品がコレクションされています。
 
 
 
2013年、ベニス ビエンナーレにもアートワークが選ばれて陳列されました。
 
 
 
 
 
 
 


 
 
 
 
 
 
 
今年のサローネ時期は大変お天気に恵まれて、乾燥していて20度前後だったので
 
 
 
とても快適で、ミラノ大学のイベントでは長い時間を過ごしましたが、
 
 
 
この’ブラック ホール’は大変居心地が良くて、タワーパビリオンの中に入ると
 
 
 
リラックス出来るとても快適なソファーが並んでいて、思わず横たわってしまいました。
 
 
 
風が適度に吹いて、包み込まれるようにじーっとしていたら、いつの間にか
 
 
 
目をつむっていて、眠っている訳でもないのに異次元の世界に連れて行かれたような
 
 
 
不思議な体験をしました。
 
 
 
 
 
 


 
 
 
 
 
 
ブログを書くのに、デザイナーの意図を読んでみると、先ほどの異次元にいるような
 
 
 
感覚は決して偶然ではなく、彼らが綿密に計算してデザインしたから具現化された
 
 
 
空の上のスペースからの’頂点の光’を引き付ける緊張感を表現したようです。