2015.08.07 Friday
’IRORI'の繭
ミラノ大学の ’アウラ ホール’、キッチンハウスが ’IRORI' を展示したスペースを
中庭から見た写真です。 2014日、キッチンハウスで隈研吾氏のキッチンを展示する事が
社内で正式に決定した日、隈研吾氏は連続で、ミラノ大学のイベントに参加されているので、
どのコートヤードが良いでしょうか?と伺ったら、‘兎に角、室内空間を確保して欲しい!’
、い’
ミラノ大学のイベントでは大学の校内なので、’アウラ ホール’だけが唯一の室内空間、
すぐにインテル二誌の担当者ーミケランジェロ氏に連絡、唯一の室内空間を確保出来ました。
’IRORI' 繭のイメージが隈研吾氏の頭にあったのでしょう、、、、、、
展示2週間前、 隈事務所担当の方々や、現地のスタッフで、繭を編む工程から、始まります。
いつもはサローネ期間中だけの一週間足らずの展示ですが、今年はミラノ万博が始まるので
6週間の会期と長くなりました。
隈研吾事務所からのスケッチ:
1、)バーカナイズド ペーパーを編む、捻りながらピンで留め、
チューブ状の5Mのアーチを作る。
2、) アーチを連続する(アーチ単体では弱いので、頂点をずらしながら連結する)
3、) アーチを立ち上げる (アーチと基礎を接合する)
ちょっと写真ではわかりにくいですが、会期が長いので、その関係で補強が必要になり、
天井から吊るす工夫もされています。
今この ’IRORI'は、船に乗ってキッチン ハウス福岡店での展示が計画されています。
キッチンハウス福岡店が、建築家窪田勝文氏のデザインによりオープンした、
一周年記念イベントです。
またご案内させて頂きますので是非お立ち寄り下さいませ。