2015.07.22 Wednesday
キッチンハウスショールームの小物ーフレスコ
この写真はキッチンハウス福岡店の2階、最高級な突き板シリーズ+MDFの家具
キッチンハウス各店で‘このコーナー’と言う特別なエリアにはふと出会った
吹きガラス作家ー辻野 剛さんの'FRESCO' がとてもフィットします。
出会いは、東京の目黒川沿いの洋服のブティックで窓にさりげなく吊られていた
手作りの硝子、横には繊細な一つ一つ違ったデザインのグラスが置いてありました、
ベネツイア硝子かな?と思って見ていると、ちょうど作歌の辻野 剛さんがいらして
20年前ベネツイアで勉強して2005年から南大阪の工房で作品を製作している
そうです、イタリアでもきっと好きな人がいて売れる気がして、私の方から喜多俊之さんの
話題を出したら、辻野さんももうご存知で、喜多俊之さんもいろいろな展示会に
一緒に作品を紹介して下さっているようです。(余談ですが、喜多俊之さんはご自分が
高名な工業デザイナーですが、日本と限らず世界の拘りのある作家には出来る限りの
ヘルプをされますが、やはりもうご存知した。。。。。)
この手作り硝子が気になって、一度工房に伺いたいな~と思っていたら
関空からバスで30分位の河内長野の方だったので、関空に行く用が
あった時に、訪問しました。
夏だったので、大きな蓮の花が沢山咲いている畑をバスが走って、工房近くに到着、
その頃は工房には2、3人しかいらっしゃらなかったのですが、その一人がバス停まで
向かえに来て下さいました。ちょっとトスカーナの丘陵地帯の雰囲気で、建物もとても素敵。
瀟洒な心のこもったショールームを見学した後、工房を見せて頂きましたが、
真夏に1000度を超える釜があり、その前での作業の様子、辻野さんの硝子に
憧れた助手の方々は、’夏には5キロは必ず痩せます、でも良いダイエットです!’
この仕事が大好き!と言う若い女性が一つ一つ入念に製作されているのを
実際この目で見ると、又深い愛着を感じたのを覚えています。。。。
フレスコ代表の辻野 剛さんからのメッセージの抜粋:
単一的な物品で提案を完結するのではなく、常に空間全体を意識した物作りを目標とし、
また、逆に一つの物の為に空間を提案出来るような、ダイナミズムも持ち合わせる
チームとして活動すると言う事が目標です。
一つ一つハンドメイドで作られる硝子は、それぞれが個性を持ち、ユーザーが其れを
個人の感性で選択する。現代においては選ぶいうことはもはや表現と言っても良い
でしょう。
私たちの表現、そしてユーザーの表現。
完成される物はコラボレーションであると考え、硝子を通じて人と人との関わりも大切に
考えて行きたいと思います。
この写真もキッチンハウス福岡店のバーカウンターの眺め
フレスコの一つ一つ違ったデザインのグラスは今各キッチンハウス
ショールームに飾られています。
次回いろいろな場面でのフレスコの商品をご紹介致します。