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2012.03.06 Tuesday

ジェフリーバウワーの別荘にて


 
 
 
探し求めて来た究極のパラダイス!
 
 
LUNAGANGA
 
 
1919年生まれのジェフリーバウワーの別荘
 
 
純粋なシンハラ人ではなく、ヨーロッパの血を引く上料階級の生まれ
 
 
最初はお父さんの仕事を継ぐ為にケンブリッジ大学で法律学を勉強し、
 
しばらくはイギリスで弁護士をしますが、御母様の死を機にスリランカに戻り、
 
建築に目覚めます、それから建築を学びにイギリスに戻ったのが彼が30歳後半
 
その後、イタリアの建築を見て回り,1年半のヨーロッパ旅行の末、
 
ベントータに理想郷ーLUNAGANGAを設立。
 
 
 
 
 

 
 
 
 
70歳後半でこの世を去るまでこのルナガンガは,改築、増設が繰り返されます。。。。。
 
 
 
 
 
広大なゴム園だったところを、理想郷にする為に死ぬまでこの地で建築の
 
試行錯誤が繰り返された!そうです。
 
 
 
バウワーの建築の教え子達3人が管理していて、丁寧にいろいろ教えてくれます。
 
それは、本当にバウワーの建築を愛してやまない事をひしひし感じさせるトークです。
 
 
今のサローネのテーマ=イースト ミート ウエスト
 
既にバウワーによって完成されている気がします。
 
 
 
お庭にはイタリアのコモ湖に有るような男性の彫刻が!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
裕福だったバウワーは死を前に財団を設立し、以後一切の手直しも改築も許さない
 
覚え書きを残して、一般の人への解放を許したそうです。
 
 
 
 
 
親友がお昼に伺ったけれど内部は見れなかったので是非泊まってみて!
 
との一言のアドバイスで、飛んで来ました。
 
 
 
何と言う深い思いの邸宅でしょう、、、、、、、
 
 
 
私は人生でこんなに素晴らしいところに泊まった事はありません。
 
 
 
勿論商業ペースで作られた邸宅ではないからでしょうが、
 
全てのディテールに深い愛情と拘りを感じます。
 
 
 
 
一生男性好みだったバウワー、どうしてゲイの方はこうもセンスが良いのかしら?
 
 
 
浴室のシャワールーム、バスタブ、洗面全てがオリジナリティーに飛んでいます。
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
このグラスハウスは’THE BLUE WATER'の設計時に助手達が使う為設計事務所
 
 
だったそうです。説明してくれる建築家の卵君はこの時代に生まれたかったそうです。
 
 
それにしてもため息ばかりのディテールです。
 
 
この硝子ハウス、光がまんべんなく入るように、両側が硝子の部屋です!
 
 
 
鬱蒼と茂った南洋の樹木、陰、光がとても美しいです。
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
今、リゾート地のホテルは、外部と内部の境が微妙に工夫されていますが、
 
 
 
バウワーは既にそれを実現しています。
 
 
 
 
 
 
久しぶりに興奮した邸宅、話は少し続きます。。。。。