2023.04.30 Sunday
サローネ2023年隈研吾氏、坂茂氏講演会
サローネ開催日に、隈研吾氏の講演会がミラノでありました、
タイム&スタイルのショールームででしたが、中に入り切れない人が
ショールームのウインドウから覗き込んでいました。ミラノの
中心部でも、大きな超高層ビルを設計されていて、イタリアでも
日本を代表する建築家として有名です。
キッチンハウス岡山ショールームのファサードにも飾られている
隈研吾氏の積み木のコンセプト、日本固有の木に対する想いを
語られています。
最後に、大変親しくされていた坂本龍一氏との思い出を
涙ぐむ程熱心に話されていて、坂本龍一氏の死を本当に、
残念がっておられているのを感じました。。。。。。
翌日は、サローネ会場で、新しくなられた会長の依頼で、
坂茂氏が彼の作品を詳しく説明されていました。
ポピドーセンター、メッツのコンペの話。プリツカー賞に
辿られる道のりを作品別にスライドで見せておられました。
個人邸でのパーティにお誘いしたのに、5分くらい参加して、
その後、ミラノに留学している学生を呼んで、うちのテラスで
夜が耽るまで、学生に話をされています。
クーパーユニオン大学の先生の作品展示会に、寄付を募って
お目に掛かって以来、約40年が過ぎます。どこに行くにも、紙の紙管を
持って、建築に使いたい!と、熱心に話されていたのを思い出します。
若い頃から一途な建築への思いが、懐かしく感じます。
ウクライナ戦争が始まった頃、近くまで避難民のテントを張りに行くのを
あまり近くに行くのは、危ないんじゃない!と口走ったら、真顔で
’ウクライナでは戦争で人が死んで、家が燃やされて大変なんだ!
そんな呑気な事を言わないで!’と怒られました。。。。。。
建築だけではなく、人として正しい事をしたいという正義感の
強さをいつも感じます。