2024.11.22 Friday
越前和紙ーキッチンハウス大阪新ショールーム
浜松町産業貿易センターで、’BAMBOO EXPO' 展があり、
世界的に日本の和紙の良さを広めている和紙屋
杉原社長のお誘いで伺いました。今年ミラノサローネで、レクサスの
展示を担当されて、お目にかかりました。(以前このブログでも
ご紹介させて頂きました)
日本でも有数の和紙の産地ー越前ですが、襖の化学繊維の普及で、
往時の1/10 位まで手仕事をする工場が減少したそうです。
それでも、技術が高く、なんとか世界に広めたいとの事で、
情報を発信している和紙屋の仕事です。
大阪新ショールームの何処かでこの素晴らしい伝統を!と思い、
工房の見学に伺いました。数が減った工房ですが、若いクリエイティブな
人達が、意欲的に新しい手法にチャレンジしていました。。。。。
まずは、キッチンハウス新ショールームの入り口近くに、
お客様をお招きするロビー、’癒し’をテーマに、ミラノ在住の
田原OMIさんデザインの藤の家具。’床間’と呼んでいるスペースは
越前和紙です。
大阪新ショールームのオートクチュ〜ルコーナーは
越前和紙をガラス挟みしました。天才的な施工者ー若松さんの仕事。
ノリを使わずに挟んでいます。
こちらは、パッケージの打ち合わせコーナーなので、ガラスに
そのまま越前和紙を貼っています。照明があたると、白い壁に
陰影が出来てとても幻想的です。隣の打ち合わせ室との目隠しまでは
なりませんが、結界にはなっています。
キッチンハウス岡山ショールーム、隈研吾氏のデザイン。
おおよそ10年は経つと思いますが、壁一面に貼られた和紙は、
どこにも汚れも見えず、上品な壁面を表現しています。
大阪新ショールームでも、打ち合わせコーナー近くにある
白い柱には、遅ればせながら、このようななんでもない和紙を
貼ってみようと計画中です。
産業貿易センター浜松町の展示会では、’自然素材〜和紙が持つ魅力’
芦沢啓司設計事務所の芦沢氏のレクチュアーが行われいます。
越前和紙の里の工房を多く訪問されて、和紙の良さの再認識について、
建築での施工事例なども交えて話されています。
中々素晴らしい企画で、興味深い展示会でした。
キッチンハウス新大阪ショールームは、11月28日オープンします。
是非、お立ち寄り下さいませ!