2025.03.05 Wednesday
京都、村山木工
キッチンハウスの母体、TJMデザインの5代目 田島宗八取締役が
キッチンハウス+日本の伝統文化と言うテーマに取り組んでいるので
日本建築の大切な要素、組子の工房を訪問しています。
今回訪問したのは、京都市内から車で1時間余り、山奥に入った
村山木工。BSの組子特集の番組で、日本で唯一円形の組子を
製作している工房です。
https://www.mu-wood.com
明日から3月になる日ですが、雪が周りに沢山残っています。
工房の建物もお洒落で、春から秋までは、カフェを営んでおられます。
北山杉が有名な土地柄なので、若い木工職人さんも、こんな
カフェがあればとても癒されると思います。
数人の若い職人さんが働いておられて、斬新なモダンデザインの
組子が目を惹きます。都心、また京都の五つ星ホテルのインテリアが
多い様です。円柱の組子も、若い職人がコンピューターで、細かく計算した
角度に組子を刻んで行くので実現したそうです。
組子の定番、麻の葉の模様は、飽きること無く、癒しを感じます。
照明器具も沢山製作されていて、京都のバーやカフェのインテリアの
仕事もしておられる様です。
工房内の工具もとても手入れされていて、美しいです。
数人の若者のうち、二人はこの工房の側に住み込んで、後の若者は
京都市内から通ってくる様子です。越前和紙の工房でもそうですが、
やはり若者がイキイキ働いている工房は活気があり、新鮮です。
どんな取り組みができるか?分かりませんが、日本伝統文化を
少し勉強してみることにします。以前よく桂離宮、修学院離宮に
早朝、飛び込み訪問に挑んでいたので、また少し訪問してみます。
やはり、両者の離宮程の精度と洗練を感じる建物は無いと思うからです。。。