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2013.09.24 Tuesday

理想的な奥様ーサラ クリスピー女史


 
 
 
 
 
最近とても親しくさせて頂いているサラ クリスピーさん
 
 
北イタリアの鉄鋼関係会社の経営者の奥様ですが、ご主人が今年1月に突然亡くなり
 
一層頻繁にお目に掛かるようになりました。
 
 
 
ミラノマルペンサ空港から直ぐ傍の高級住宅街にある御宅の主寝室、
 
20年位前に大きな農家を買い取り、改装していたら厚い壁の2重構造の中に
 
フレスコ画が出て来たようです、ゆっくり時間を掛けて壁を剥がしたらこの素晴らしい
 
フレスコ画が発見され、ご主人の意向で主寝室にされたようです。
 
 
 
 

 
 
 
 
 
日本にも私が大尊敬する素晴らしい奥様が何人かおられますが,イタリアでは
 
こんなに理想的な奥様はやはりサラが一番です! 全く違う人生を行きて来たので
 
一層良妻賢母型の女性に引かれるのかも知れませんが、こんな人生も女性には有るんだ!
 
と感じます、、、、、、、サラの素晴らしいポイントはまず’いつも笑顔でどんな環境でも
 
其の現実に向って前向きに幸せを探し求めている点です。
 
 
 
具体的に言うと、ご主人が今年1月に亡くなった話をしましたが、ご主人とも親しくさせて
 
頂いていたので、癌の宣告を受けて1年、とても時間を惜しんで色々旅行されて
 
ご一緒した折り、体が自由にならないのでご主人がとても神経質になり、サラさんだけに
 
むやみに当たって、辛い想いをさせておられました,,,,,,その時、どんな状況でも
 
ニコニコして、仏様のような笑顔で接しられていて,とても感動しました。
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
今回は亡くなって初めて3日間山歩きを一緒にしましたが、山頂に登り詰めた時、
 
一人で少し離れた所に行って、ご主人の骨をほんの少し山に降って、30分くらい一人で
 
(もしくはご主人と一緒に)山を見つめておられました。。。。。。。。
 
 
 
この写真は母屋の2階から中庭を見下ろした写真です、いつもパリにいるお嬢さんが
 
お友達を連れて遊びに来ていました、インテリアも飾り付けも全てご主人と二人で
 
選んだ物のようです。
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
ご主人が生きておられた時に,お邪魔して建築家はご主人が選択されて
 
古い農家の構造はそのまま、インテリアだけ改造されたことや、沢山並んだ
 
収納の硝子の入った枠を何色にするか?随分悩まれて、薄いグレー色にされた話
 
ソファーや椅子は北イタリアのブリアンザ地方で揃えられたことーダイニングの椅子は
 
ドリアデ社のエンゾー マリデザインの椅子、暖炉の前のオフィーシアルダイニングは
 
カッシーナのマリオ ベリーニデザインのキャブが使われています。
 
 
 
 
モダンデザインの家具も古い建築ととても良い相性です。
 
インテリア雑誌に出て来るようなシーンが一杯です。
 
 
 
 

 
 
 
 
外壁も白で統一されて窓枠の薄いブルーがとても美しいです。
 
 
 
季節の良い時にはこのファサードで、夕食の前のアプレティブが配られます、
 
人生の色々な場面をポジティブに美しく生きられているサラさん!
 
いつも華やかな笑顔にお目に掛かるのを楽しみにしています。