SELECTOR BLOGセレクター ブログ

2011.02.03 Thursday

ボローニャのアートフェアー


 
 
 
今回は、毎日展示会巡りでした。
 
 
 
まずはパリの’メゾンドオブジェ’ ― 今まで家具と小物の展示会は別々の場所だったのを
 
同時に開催する事になって会場も毎年大きくなっています。
 
 
 
若い人達のトライアルなブースも出来て、ますます動員力を増しています。
 
 
街中もサンジェルマンデュプレのモダン家具店では、各店がユニークな企画展をしています。
 
 
カッシーナは、コルビジェの弟子でいつも家具のデザインを担当していた
 
シャーロット ペリアンの家具展!
 
 
 
ヨーロッパでは、イタリアミラノのサローネが最大規模で、動員する人の数も、
 
ファッションウィークの倍の集客があるとか、、、、、、、
 
 
 
各国、サローネに追い付け追い越せの勢いで、このシビアーな経済状況の中、とてもポジティブな
 
活気を感じます。
 
 
 
ドイツのケルンも、以前は世界最大の国際家具見本市だったのを、ミラノのサローネに
 
すっかりお客様を攫われてしまったので、今年はキッチンメーカーを中心に
 
‘リビング イン キッチン’ と銘打って新しい試みで挑んでいました。
 
 
 
 
経済状況が良くなったドイツは、以前にも増して食文化の向上が著しく、
 
キッチンメーカーが有名シェフを呼んで実演をして家族ずれのお客様を喜ばせていました。
 
 
 
 
 

 
 
 
今週からゆっくりパリ、ドイツ,ミラノの展示会情報を御知らせします。
 
 
 
 
まずは、ボローニャでのアートフェアーです。
 
 
 
世界最大の現代アートフェアーは、オランダマーストリッヒの展覧会!
 
 
 
 
一度、パリのポンピデュセンターのキュリエイター、マリーローさんの招待で
 
伺いましたが、具象の大物作家の展示が多いせいか?日々街では見ないような
 
昔からの大金持ちっぽい老夫妻が之だけシックに着こなせるか?というくらいおしゃれをして
 
参加されていたのが印象的でした。
 
 
 
 
スイスのバーゼルのアートフェアはコンテンポラリーアートでは一番の大きさを誇るとか?
 
 
 
でもボローニャのアートフェアもコレクター、現代アートを嗜好する人達で大変賑わっていました
 
 
 
いつもファンの幅の広さで驚かされる現代アート!
 
 
 
イタリアの友人も日常の買い物のような気楽な感じで出掛けて行きます。
 
 
 
親しい友人が、アートフェアーも見ておいた方がいいよ!との事で出掛けました。
 
 
 
 

 
 
 
 
どうしても目がいってしまう‘エットレ ソットサス’のオブジェ
 
 
 
建築を建てたい!建てたい!との望みもヨーロッパでは中々新しい建築物が建たない状況で
 
どうしても工業デザインやオブジェのデザインが中心になってしまう。。。。。。。
 
 
 
でもデザインをする事が何より本当に好きだったエットレ!
 
 
 
90歳で仕事をしてちょっと疲れたと言って眠ったらそのまま起きないで星になってしまった
エットレ!
 
 
 
今、六本木のミッドタウンの21、21ギャラーで、’倉俣史朗とエットレ ソットサス展’
 
が行われていますが、エットレの作品は2004年以降の作品で、とても85歳を過ぎて
 
デザインされた物には思われない新鮮さです。。。。。。
 
 
 
5月8日まで開催されていますので是非御立ち寄り下さいませ!
 
 
 
偉大な2人の作品が新たな感動を呼ぶと思います。
 
 
 
いつまでも新鮮な驚きをどうすれば創作することができるのでしょうか?
 
 
凡人には想像もつかないことです。。。。。
 
 
 
 
 

 
 
 
今回、コレクト二ストという職業の人と一緒に廻ったのでとても楽しかったです。
 
 
 
美術館とはまた違った喜びがあります、素晴らしい作品を自分の物に出来る事です。
 
 
 
‘どういう根拠で作品を選ぶのですか?’―勿論若手作家を見つけて、高騰するのを待つのが
 
職業でしょうが、、、、、’自分が本当に好きな作品を買うのです! そうすれば高騰したり
 
評価が下がったりしても一喜一憂しなく済むでしょう、、、、、、、、’
 
そうか!それしか解決方法ななさそうです。。。。
 
 
 
日常の買い物のような感覚でアートを買う!
 
 
今まで経験した事のない事だけにとても刺激的なアペタイトを感じました。