2011.02.15 Tuesday
六本木ミッドタウン-21 21
2月2日から開催されている’倉俣史朗とエットレ ソットサス展’
2月1日はオープニングで、両未亡人も出席されていました。
駆けつけた小池一子さんと笑顔で対面されているソットサスのnymph ニンフ ‘バルバル ラディーチェ’ このニンフという表現は、20年近く前でしょうか?
我が家の設計をエットレにお願いして完成したときに、丁度東京でエットレの講演会があり、
そのとき、司会者がバルバラを奥様!!と紹介したので、会場がざわめき、、、、、
家で食事をしている時に、バルバラが酔いも手伝って、’今日私の事を奥様と紹介してたの??’
と、エットレに私は奥様に成っていない!!とごねだしました。。。。。。
さ~あて、どうしよう、、、、、、
エットレ ソットサスは、わめきちらすバルバラの口を接吻で閉じて、
‘僕は君をいつまでもニンフ(ギリシャ神話の天使)と呼んでいたいよ~’と言って、エットレは
連れて帰ってしまいましたー一同唖然ーでもそのすぐ後ー’かっこいい~~’と。。。。。。
その後、バルバラの名称はニンフ!
六本木の真ん中にこんなに大きなお庭があって、その中心に安藤忠雄さん設計の
21 21、イッセイ三宅さんの希望でミッドタウンの三井不動産とがオープンさせた美術館。
エットレ ソットサスの作品は最晩年の87歳からの作品郡!
80年代のメンフィスを代表するソットサスの作風とは大変違ったデザインです。
カッチーナと名付けられた作品群―インドのお守りのようです。
ニンフのバルバラから、いつかシシリアの小さな島、フィリクーディにあるエットレの家で
夏、このカッチーナのデッサンをしていたそうです、バルバラが、そのスケッチを欲しい!
と御ねだりしたら、いいよ!!カッチーナは人々を災難から守って幸せにしてくるんだよ!
デザインは人を幸せにしなくてはいけないんだよ。。。。。。。と。。。。。。。
ベルギーにアトリエを持つエルネスト ムールマン、今回も彼のアトリエで全ての作品が
作られました。
エルネストのご自宅も勿論エットレ ソットサスの設計で大きな大きな鳥小屋と併設して
自宅とアトリエ
東京にたどり着いた時は、展覧会のやり方、展示方法、進め方、シンポジウムのあり方と等々で
だいぶ、ご機嫌斜めだった様子ですが、シンポジウムの日にはとってもゆったりされていました。
倉俣史朗さんの展示も素晴らしかったです!
デザインが日本を変えるだろう!と信じられていた80年代!
六本木のブリジストンの自転車創業の地が‘アクシス’ビルとしてオープンした年代!!
デザインは輝ける星でした。。。。。。之からも期待します!
近くを通られたら、それより時間を作ってでも是非この展覧会はご覧下さい!