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2011.04.14 Thursday

50周年を迎えるサローネ デ モービリ


 
 
 
サローネ―国際家具見本市の50周年がやって来ました。
 
 
 
ファンションウィークより3倍以上の人達を動員出来るという事で、街を上げてのイベントです。
 
 
 
 
 
 
中でも、ミラノ大学での世界の建築家、デザイナー達のインスタレーションは素晴らしいです。
 
 
去年もこのブログでご紹介しましたが、ドイツの国際家具展より動員数を増やした一つの要因が
 
 
このインテリア雑誌―インテル二の編集長―ジルダ ボヤルディー女史の発案した
 
 
市内でのデザインショー!!(フォーリサローネ)
 
 
 
 
 
ミラノ王国時代のスファルツファオ城を始め、ホテル、公園、ブティック、レストランほぼ全て
 
がこのデザイン展に参加して皆で作っていくイベントに育て上げました。
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
特に4年目を迎えるこの大学でのイベントは本当に素晴らしいです。
 
 
 
昼も学生達と一緒に寛いでデザインを楽しめて、夜は12時までオープンしているので、
 
 
街の人達も夕食を終えて、訪ねて来て各デザイナーの工夫を凝らしたインスタレーションを
 
楽しんでいます。
 
 
 
 
 
 
最初は大学側とインテル二側でだいぶもめ事が会った様子ですが、之だけの経済効果を
 
生んだら、ミラノ市長さんも黙ってはおられず、すっかり問題が解決した様子です。
 
物事がスムーズに動きにくいイタリア、でもこんな時はすっかり纏まってしまう不思議さ!
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
サロ―ネの前日に開催されるプレスコンファレンス。
 
 
 
30年来の友人の編集長、ジルダ ボヤルディ女史は、忘れずに招待してくれます。
 
 
 
最初の年はイタリア語だけでしたが、3年前からはイヤホーンで英語、フランス語が選べます。
 
 
 
招待されている建築家、デザインナ―も国際的なので必然的な要求でしょうが、気配りがとても
 
快適です。
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
去年は隈研吾さんのインスタレーションが印象的で、私の友人のホテルのオーナーは
 
涙して感激していました。
 
 
 
今年は、インゴーマウラーの不思議な照明の家や、ザハ ハディンの空気の家、
 
 
マッシモ ピエラトリーのソーラーのオブジェクト等々、、、、、、
 
 
話題作で一杯です!!
 
 
 
 
 
デザインの持つ難しさよりは、楽しさ、幸せを送るディバイスとしての役割が強調された
 
展覧会です。
 
 
 
 
 
何より、デザインの専門家だけでなく一般の人達がエプロンを外して見て廻れるし
 
之からを担う学生達にはとても刺激的な経験だと思います。
 
 
 
 
 
 
今年もその感謝から、最後の日に学生側の室内楽のコンサートを予定しているそうです。
 
 
 
もめ事を前向きに解決したイタリア人らしい素晴らしい発想です。
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
之は、街での照明会社の新しいLEDのトライアル。。。。。
 
 
この光の傘の中では何が見えるのでしょうか?
 
 
何故?って伺うと、’ニューテクノロジー’と返って来ました。
 
 
 
今日から少し,ミラノの展示会をご紹介します。