2011.04.20 Wednesday
フォーリサローネ ミラノの街から
ベネツイアグラスの老舗ーベニーニの50周年記念展示会が美術館でありました。
古い由緒ある建物の中で、ムラーノが生んだベニー二がとても光り輝いています。
ミラノサローネの飽きない所は、街のどのコーナーでもこのような展示が繰り返されています。
全て見て歩くのは不可能なので、皆どこが良かった!と意見交換が交わされます。
何度もこのブログに登場するマリーロー ジュジェト女史、元ポンピドーセンターの
キュリエーターのトップでした、今はフランス政府の保存美術品の審査員をしているそうです。
いつ会っても生き生きとして目的を持って生きている姿に憧れます!
今回は特に、震災の後で、特別なレストランでご馳走してくれました。
ミラノのモンテナポレオーネ通りの真ん中に最近出来たレストラン―朝と昼だけのレストラン
中庭があり、ギャルソンがとてもきびきび動いて素敵です。
マリーローのこよなく愛する日本!
彼女が手がけた展覧会の中でも、コルビジェと一緒に家具のデザインをして来たシャーロット
ペリアンが第2次世界大戦が勃発し、日本に勉強に来ていたシャッロットが帰国出来ず
何年間か日本にとどまり、そのお陰で、彼女は坂倉順三さん、柳 宗理さんらを通じて
桂離宮、修学院離宮らの日本の美しさを教えられ虜になっていきます。。。。。
その彼女の展覧会を世界に向けて企画したマリーロー、彼女も日本の美しさの虜になります。
3年くらい前来日して京都を案内しましたが、私の方が案内されたと言って過言ではありません。
そんな背景があるので、今回の地震については人ごとのようには感じられなかったのだと思います。
再び、ロザンナ オランディ女史のお店に行きます。
会期中何度も脚を運びたくなる所です。
元工場をこんなに楽しい空間にして、若いデザイナーとそれを販売したい会社に繋いだり、
無名のデザイナーを掘り起こし展示して、ピックアップされる機会を待っています。
このゆったりしたぶどう園のお庭には若者+元若者で一杯!
展示会で歩き回った疲れをここでゆったりと癒す事が出来ます。。。。。。
思わず買ってしまった‘チープムラノ’ と題する廃品に成ったペットボトルのグラス
名前も何とユ~モアたっぷりなんでしょうか!(本当はちょっと高かった?)
手に取ってあまりの愛らしさに飛びついてしまいました。
こんな楽しい食器、グラス+ランチョンマット 生活の小物で一杯です。
何気なくお店に佇む ロザンナ オランディ女史、誰にでも声をかけてとても気さくです。
世界中から、彼女に認められたくてやってくる若いデザイナーで一杯です!
楽しいデザインの会話が絶えません、、、、、、、、
このまま夜に成っても、彼女はキャンドルを持って中庭に立ち皆と話しています。
きっとここにいるのが一番幸せなのでしょう、、、、、、、勿論お邪魔している私たちも!