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2011.04.28 Thursday

2011サローネ情報最終回


 
 
 
ミラノの街で、目に付いた日本の国旗
 
 
 
日本人のデザイナーの展示があるのかしら?と覗いたのですが、額縁屋さんでした。
 
 
 
丁度お店の方が出てこられたので立ち話しになり、’とても大変な災害だったね~
 
 
 
でも日本人の我慢強さと礼儀正しさには本当に頭が下がるよ! がんばって欲しい!
 
 
 
それだけの気持ち’ と爽やかにささやいて行かれました。
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
これは、トリエンナーレ会場での椅子のコンペ、
 
 
 
 
100脚を超える椅子の中にはこんなものも!
 
 
 
 
これはエコロジーの活動をしている人達の資金集めのコンペです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
ミラノサローネのは、家具の展示会から端を発して今ではミラノの街を上げての文化活動
 
 
それに触発されて増え続ける展示+世界中からの参加者、観客、ファッションウィークを有に
 
 
3倍は超える人達を動員出来るまでに成ったのですから、デザイン展では世界一でしょう。
 
 
 
 
 
 
毎年、レクサスに始まって、キャノン、電気機器メーカー等のインスタレーションが素晴らしく
 
 
ミラノの友人達も注目しています。 今年は、その数が少し減りましたが、やはりキャノン等、
 
 
来場者が感激していました。
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
同じトリエンナーレ会場では、サローネ50周年を記念して、この50年間のデザインに貢献した
 
 
デザイナーを始め、メーカーの人達、マエストロの写真と代表作が飾ってありました。
 
 
 
 
 
 
 
今、六本木の21、21で開催中のエットレ ソットサス+倉俣 史朗さんの展覧会が
 
 
5月末までの開催予定が2ヶ月延びたそうです、若し未だの方は是非いらしてみて下さいませ。
 
 
 
 
エットレ ソットサスの88歳から90歳で亡くなるまでの晩年の作品だけが展示されています、
 
 
之にはバルバラ ラディーチェ女史の意向が強く反映された様子ですが、とても斬新で、今までと
 
 
全く違う角度からのデザインです。
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
1980年代、一世を風靡した’メンフィス’!
 
 
 
エットレ ソットサス、60歳代のム―ブメントです。
 
 
 
 
 
 
 
私の親友、クリストフ ラドル氏は、’エットレも60歳代にデザイン界での重要な事をはじめた
 
 
ので、僕ももう少し時間が許されているよね?’ と?
 
 
 
クリストフ ラドル氏は既にインテル二誌のアートディレクターとして確固たる地位に就いていて
 
 
インテリア業界の重要なクライアントの広告等、高名なグラフィックデザイナーとして活動されて
 
 
いるのに、まだ、夢は遥か高いところにあるようです。
 
 
 
 
 
 
エットレ ソットサスと倉俣 史朗さんに共通した点は沢山あると思いますが、
 
 
両者とも一緒にスタディオで働いた人達が皆いろんな分野で才能を発揮し大変大きな仕事をして
 
 
おられるという事! どこでも天才の元では中々子孫が育たないように言い伝えられますが、
 
 
この点、両者はとても違った育て方をされたのでしょうか? 育つ環境を作られたのか?
 
 
 
 
 
 
二人は既にこの世を去られましたが、その絶える事を知らなかった情熱と制作意欲は今も一緒に活
 
 
動された子孫に受け継がれ、次世代へとバトンタッチされています。
 
 
 
 
 
 
何と素晴らしいことでしょう!