2012.08.15 Wednesday
オランダが誇るプロダクトデザインーMOOOI
オランダが誇る世界的なプロダクトデザイナー=マルセル ワンダー
彼らのグループがデザインするプロダクトだけを展示するスペース
’MOOOI'
モーイはオランダ語で,美しい、素晴らしいの意味だそうですが
普通はOOが2つ、3つ有るのはもっと!素晴らしいとの事
夏休みの朝一番に行ったので、静かなショールームで丁寧に説明を聞きました。
入り口には,マルセル ワンダーからの特別なメッセージ
まずこの空間に入って、あなただけのインスピレーションで感じて下さい!
先入観を捨て、空気と一緒にここにいて下さい、
五感を全て開いてこの時を楽しんで下さい、、、、、、、、、
B&Bが投資会社の企画でブルガリに買収された歳は、
ミラノB&Bのショールーム、サローネ会場にマルセルワンダーの椅子やオブジェが沢山
並びましたが、最近B&Bに行ってみると影が薄くなっています、
不思議に思っていたのでここの女性に聞いてみました。
(受付の女性だからあまり事情は知らないかも?という予感は全く逆でした)
去年の夏位に、B&Bが元のブズネリファミリーに、買い戻されてから
ブズネリオーナーの一番上の息子がCEOになり、デザインのディレクターを
全て元通り、イタリアの建築家ーアントニオ チッテリオに戻したので
チッテリオ一色のデザインに変わり、私達の商品はあまり扱われなくなったとの事。
以外に詳しい話が聞きてとても参考になりました。。。。。。
独特の世界を築いているMOOOI の商品は確かに他のデザインとのハーモニーは
難しいのかも知れません。
でも一つ一つのアイテムにユニークな,ちょっとサーカスティックな香りを感じます、
オランダでもアムステルダムはチュリップや水車のイメージとはちょっと違った
ユーモラスを感じます,(うまく説明出来ないのですが、ちょっと京都的な’いけず’
を感じます,それを話しながらお互いを探り合っているような、極端な冗談を言って
ここまで話して大丈夫?と聞いているような?、、、、、、、)
夏のオランダでは,この花柄の鮮明さが切実に必要と感じないのですが
秋も深まる頃のオランダの寒さは厳しく、なが~い冬には絶対的に必要になります。
夏は10時くらいまで夜明るいですが、冬は3時4時ころから真っ暗です、
朝は子供達が出掛ける頃は未だ暗く9時ころから日が昇ります (曇りから
雨の日が続くので陽が出るのを見ることができる冬の日は少ないです。
愚痴っぽいお天気の話になりましたが、天候が人の気分にこんなに影響を及ぼすとは
北国の寒い冬を体感して知りました、勿論湿度や色々な事がデザインにも
大きく関与すると思います。
他の国の他の家具と一緒にMOOOIを見ているととても違和感を感じたのですが
このマルセルワンダーの世界だけのショールームに入るとすっかり其の魅力に
引き込まれてしまいました!