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2012.09.22 Saturday

坂 茂氏のパリの建築事務所


 
 
 
最近はパリかミラノでしか会わない坂 茂さん
 
 
 
ニューヨークのクーパーユニオンという建築の学校に行っていた時に
 
私のショップがあった六本木アクシスビルでクーパーユニオンの建築の展示を
 
するのがきっかけで初めて逢ったのはかれこれ30年近く前の事です。
 
 
 
アクシスビルのオーナーの石橋寛氏が4階の展示スペースを貸し出して
 
展示に掛かる費用を一部ずつ負担する話しで逢いました、それ以降
 
坂 茂さんの初めて住宅のクライアントが親戚だったり、色々なときに親しく
 
話していました、特に紙管の建築については20年前から大変熱心で
 
どこに行くにもこの大きな紙管を持って来ていました!
 
 
 
 

 
 
 
 
今度引っ越したパリの事務所の入り口は,私がイタリアのザノッタの家具を輸入して
 
5年目の展示会を青山のテピアビルで行った時と同じファサードです。
 
 
坂サンも覚えていてくれてパリの日本人スタッフに,そのときの事を説明していました。
 
 
そのころはイタリアのモダン家具を輸入している会社が少なかったので
 
大変話題になり、小池一子さんもいらして下さったのを覚えています。
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
坂さんはメッツのポンピドーセンターのコンペに入賞してから
 
 
海外のプロジェクトが多くなり、パリに20数名のスタッフがいるそうです。
 
 
 
日本人スタッフは時間構わず働くけれど、フランス人は全く働かない!
 
 
権利ばかり主張するんだと文句を言っていました。
 
 
 
代官山の今のアソーの隣で半年間、セントラルマーケットと言う名称で
 
マレーシアのハンディクラフトのショップをテントで開催していた時も坂 茂さんが
 
デザインしてくれました、そのときも構造体は紙管で出来ていて、この事務所にある
 
紙管の棚やパーティションはその時の考え方のものですー発展して東京お台場での
 
カルチェ主催の写真展にもこの紙管の展示が生かされていました。
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
それにしても、世界中からのクライアントの為の提案が一杯です。
 
 
 
スリランカの大金持ちの家や、シンガポールの集合住宅の提案
 
 
フランスの大きな港のイベントホール、,,,,,アメリカのホテル
 
 
日本のプロジェクトは少ないらしいですが、今回大分の美術館が決まり
 
日本もヨーロッパ事務所も忙しくなりそうとの事です。
 
 
スイスのスウオッチの本社ビルの模型も東京のスウオッチよりかなり大規模でした!
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
いつの間にか世界の坂 茂になった建築家
 
 
 
益々仕事への情熱が膨らんでいる様子です。。。。。
 
 
羽ばたけ日本のアーティスト!!