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2013.07.21 Sunday

胸ときめくボッフィーのディテール


 
 
 
 
 
長らくこの仕事をしているのですが、このキッチンは生まれて初めて見たディテールです、
 
よ~く見て頂くと気が付かれますがこのキッチンは扉の方がキッチンの天板より上にあります
 
普通はキッチンの天板がキッチンの下のキャビネットの扉の上に来ます。
 
でもこのキッチンは扉勝ちになっているので逆に天板がとても薄く感じられます。
 
 
 
 
最近のキッチンも家具もこの出来る限り薄いというのがデザインのテーマのようです。
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
之は同じシリーズの天板+扉の素材違いですが、之を見るとよくわかって頂けると
 
 
思いますが、キッチンキャビネットの扉の方が天板より上に出ています!
 
 
初めて見たディテールですが、使い勝手は別にして,とても新鮮な印象を与えます。
 
 
 
 
この天板の素材を聴いたらやはり、ディポン社と共同開発したボッフィーだけで使える
 
 
マテリアルで、出来る限りキズに耐久性を持たせているがそれでもキッチン天板は
 
 
どうしても傷がつくため、‘金太郎あめのように’ 中まで同じ白い素材で製造している
 
 
だから、少しキズがついても、コーリアンのように黒くならないとの事です。
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
世界のトレンドと同じくボッフィーも白がキッチンの主力のようです。
 
 
如何に其の白をキッチンの耐久性に近づけるか?色々試行錯誤が行われているようです。
 
 
 
 
 
マット色の白を如何に長く白く保ちながら使えるキッチンを製造するか?
 
 
 
このテーマにデザイナーも製造側も精力を傾けて研究しておられる様子です。
 
 
 
 
 

 
 
 
今年の新作の水栓金具は日本の深沢直人氏とピエロリッソーニ氏から発表
 
 
 
ボッフィーは他に’NENDO'という日本のデザイングループから椅子とテーブルを
 
展示していました。
 
 
 
サローネでは、磯崎新氏、隈研吾氏、坂茂氏、日本の建築家の活躍が目立ちます
 
日本女性でヨーロッパに在住の人達ー椎名香織サン達の展示も頼もしいです。
 
 
 
 
 
 

 
 
 
又ボッフィーに戻り、これもファント二二社との開発による新素材。
 
 
 
先日のMDFといい、ボッフィーといい、北イタリアのブリアンザエリアでは、
 
デザイン+新素材経の挑戦が繰り広げられている様子です!