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2013.09.19 Thursday

メゾンドオブジェの隈研吾氏エルメ上下の展示会


 
 
 
 
 
パリで開催されているメゾンドオブジェ
 
 
 
ミラノのサローネに追い付け追い越せの勢いで、国際家具展も同時開催
 
活気に満ちた展示会ですが、パリ市内も家具屋が集まるサンジェルマン大通りを中心に
 
あらゆる街角で色々なイベントが目白押しです。
 
 
 
その中でもひときわ光り輝いていたのが隈研吾氏設計による
 
エルメスの中国バージョンー上下と書いて’シャンシャ’と呼ぶブティック
 
上海を皮切りに、北京、パリと全ての店舗設計は隈研吾氏
 
 
 
パリ店のオープニングはメゾンドオブジェの時期に開催されました
 
 
上海、北京,パリと全ての店舗のコンセプトは似ている物の使われているマテリアルは
 
 
全て3ショップで異なる材質が使われています。
 
 
 
 

 
 
 
 
 
中国の伝統工芸を中国の若手デザイナーが選択し,現代風にアレンジした商品群
 
 
透き通るように薄い磁器の食器ー軽く指で叩くと、お寺の鐘のように音が響きます
 
 
説明しているのは上海常駐の上下に勤める為に生まれて来たような日本人スタッフ
 
 
物腰といい,商品への対応といい,本当に上下のムードにぴったり、
 
 
フランス語、広東語、英語が得意で、彼の説明にはうっとりしてしまいます。
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
昨日行われたエルメスのオーナー主催のオープニングセレモニーのテーブル
 
 
 
隈研吾氏の説明に寄るとこの上下の通りの迎えにあるエルメスのインテリショップの
 
 
上層階にゲストハウスがあり、其のダイニングルームにはエルメスお抱えのシェフがいて
 
 
お客様に寄ってメニューを調整しホストしているそうです。
 
 
 
 
其のシェフが昨日のオープニングパーティも仕切って調理されたそうです。。。。。。。
 
 
 
可憐な草花のテーブルセッティングがとても素敵でした。
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
上下のデザイナーの中心人物から上下のコンセプトを熱心に聞いているのが
 
長い友人ーマリーロージュゼット(ポピドーセンターで長らくデザイン部門の
 
チーフキュリエイターをしていたのですが、定年で辞めた後、建築家のイベントを
 
色々なギャラリーで手伝っています。)彼女もこの上下のコンセプト
 
あか抜けた素材選び、シンプルなデザイン、そつのない演出にびっくり!
 
 
 
西洋文化のデザインの極みにいたマリーローに取ってアジアのこのミニマリズムは
 
とても関心の高い出来事です。(余談ですが、彼女の特に力を入れていたデザイナー
 
 
シャーロットペリアンーフランスのコルビジェ事務所で家具のデザインを担当していた女性
 
ジャーロットペリアン女史も戦前に日本を訪問し、戦争が勃発、其のお陰で坂倉氏
 
剣持氏、渡邊力氏の影響を沢山受けていたので感慨深い出来事だったでしょう)
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
天井の高い展示場の最上階には隈研吾氏のお茶室が出来ていました。
 
 
 
 
とても興味深いマテリアル使いーこの色々な隈研吾氏の建築の材料は
 
 
将来、キッチンハウスの藤岡工場の一角に美術館として建設されて
 
 
展示される予定になっています!乞うご期待!