2013.11.06 Wednesday
キッチンのディテール
2012年のミラノサローネで展示されていたキッチン会社を訪問、
2012年の中堅キッチンメーカーのディテールは45度のカットされた
エッジが特徴的でした。1000社以上のキッチン会社が各自色々な提案をするので
どこかに差別化を!之がサローネのユーロクッチーナを見学するポイントです。
キッチンハウスも勿論開発部の人をサローネに送り最新の情報をチャッチするのに
邁進しています、最近は今までの直接輸入していた材料の見直しを積極的に
行っています!
このキッチンメーカーも類に漏れず、色々な工夫がなされています、
このキッチンは良~く見るとキッチンのクッキングテーブルとガスのごとくが
フラットに収まっています、普通のキッチンだとどうしても火の所が天板より上に来ます。
平に収める為に通常よりもあつい高圧メラミンを使用している様子です。
建築家やデザイナーが好む45度の納め
之を実現するには多大な技術的努力と執念が!
輸出部長は熱く語っています。
私の自宅もエットレソットサスが必ず貫いた45度洗礼が各所に実現されています。
早く亡くなり今も尊敬される倉又史朗氏の家具も全てこの45度
<
吊り扉もこれでもか!と全ての部材が45度
1954年に出来たキッチンメーカーですが常に新しい技術を取り入れている様子です。
イタリアのベネツイアの近くフリウリエリアは建具やキッチン,家具用の扉メーカーが
犇めきます、前回は9月初めにイタリア最大のメラミンメーカーファントーニ社を始め
鏡面塗装扉専門メーカー、クラシックな框扉メーカー、廉価を誇るラミネートメーカー
を廻りましたが生存競争は厳しく各社様々な特徴を競い合っていました。
キッチンハウスもより早くより研究された材料を探してヨーロッパ,アジアに飛び回ります
加工機もより精度の良いより効率的な機械を探しにキッチンハウスの技術者が向います。
大工道具で日本一の性能と技術力、マーケットを誇るTJMデザイン魂でしょう
之からの飛躍的デザインのブラシュアップをお楽しみに!