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2015.04.19 Sunday

イタリア文化の研究にサラ クリスピーさん邸訪問


 
 
 
 
 
 
サラ クリスピーさんのお宅は、ミラノから小1時間車でマルペンサの方向に走ったガララテ
 
 
 
閑静な住宅街です、歴史はさかのぼり、15世紀スフォルツファー皇帝が統治していた
 
 
頃に建てられた住宅のようです、その後、歴史は変遷し農業を営む人たちの手に渡り、
 
 
荒れ果てて放置されました、その後、サラ クリスピーさん達の手に渡り蘇ります!
 
 
由緒或る建物に、本当に趣味の良いコンテンポラリー家具が選ばれています。
 
 
ダイニングテーブルは、エンゾーマリ氏デザインのドリアデの作品
 
 
ダイニングチェアーはカッシーナ社のマリオ ベリーニ氏デザインの革張り椅子
 
 
空間と静かにマッチしています。。。。。。
 
 
 
 

 
 
 
 
 
広大な敷地に新緑まぶしく、爽やかな小鳥達のさえずりにつられて、TJM デザイン5代目
 
 
 
田島宗八専務は庭の一角で、一人考え事? 今までのサローネ会場の雑多と人だかりとは
 
 
 
別世界の静寂中に佇んでこれからのキッチンハウスの方向性を深く思慮。。。。。。
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
スフォルツフォー城主の周りの方々と思われる人たちが住んでおられた住宅、
 
 
 
その後農家の方々の手に渡り、この立派なフレスコ画は、白いペイントに塗り籠められていた
 
 
 
厚めの壁に気が付いた、2年前に亡くなられたご主人ーシルバーノ氏がいち早く見つけて
 
 
 
丁寧に掘り起こしたら、そこには素晴しいその当時の絵とポエムが出て来たそうです。
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
おもてなしに関しては世界一?と思われるサラさんのメニュー、勿論全て手作り、
 
 
まずは大きなアサリとシーフードのブルスケッタ!
 
 
日本では良く、ガーリックとトマトだけで作るのですが、もうひと手間掛けて
 
 
シーフードが入っていて、お庭で端正に作られたペペロンチーノ(とんがらし)
 
 
ちょっとぴりっと効いています。
 
 
 
 

 
 
 
 
アンティパスト(オードブル)だけで3種類ーまずはこのアサリの香りが効いた
 
 
 
ブルスケッタに、次はワイルドサーモン(養殖していない)を海苔で包んで、
 
 
日本で言うとと’インカの目覚め’のような黄色の小さな新ジャガイモの上に乗せて、
 
 
クラテロ というピエモンテ地方の特別のプロシュート(生ハムの一種)
 
 
特に新ジャガイモが後を引くおいしさで、一人のお皿に10個は乗っていたのを見ました。
 
 
 
 
 

 
 
 
 
プリモーファーストディッシュは、松の実を香ばしく煎ってから細かくきっていれてある
 
 
 
ジェノベーゼ ソースに、生きたエビを2、3秒炒めて混ぜたペンネ
 
 
 
松の実は、別の器に煎った状態で配膳されるので、少し小さめのスプーンにとって
 
 
 
パスタの上から掛ければ、香ばしい香りがパスタ全体に広がります。
 
 
 
 
 

 
 
 
 
メインディッシュも2種類 + 季節のアスパラ + 自家製のペペロー二のマリネ
 
 
 
シーフードの方は、烏賊やエビを串に刺して美味しいオリーブオイルで炒めたもの、
 
 
 
お肉はほお肉のポーペティーネ! ピエモンテ地方の赤ワインの香りが漂います。。。。。
 
 
 
 
 

 
 
 
 
夕方には少し未だ肌寒い季節のこの頃に似合う、トウモロコシを裏ごしして作る
 
 
ポレンタがお肉料理の脇に添えられます。。。。。とても相性が良いのでしょうが
 
 
先ほどからの盛りだくさんの献立でかなりお腹がかなり幸せムードに!
 
 
 
次はいろいろなチーズと、自家製洋梨のジャムを付けて、、、、、、
 
 
またその洋梨のジャムが甘みが抑えられていてとても美味しいです!
 
 
 
立ち去りがたい楽しい夜も夜中を過ぎてきました。
 
 
 
こんなに素晴しいイタリアを教えて下さってサラさん、本当に有り難うございます!