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2010.09.13 Monday

坂茂さんとMETZ美術館


 
 
念願のメッツに、坂茂さんに連絡、
ポンピドーセンターのマリーローにも電話をして、、、、、、、、
メッツの美術館にたどり着きました!
 
 
雑誌や、NHKニュースで見ていたのですが、メッツの美術館が近ずくとドキドキ!!
 
 
目の前にすると、鳥肌が立つ程美しいです。
 
 
世界の建築家が参加したコンペで、日本の建築家、坂 茂さんが選ばれたのは何年前でしょうか?
 
 
パリに伺うたびに、ポンピドーセンターの上層階に出来た紙の構造の設計事務所で、この模型を
見せてもらって、熱っぽくコンセプトを語る坂 茂さん!
 
完成したら、絶対に伺います!という約束通りたどり着きました
マリーローも、完成してから行ってないので、一緒に行く!!
 
という事が決まり、1分とも遅れないTJBで1時間半、メッツの駅に到着
 
 
 
 
 

 
 
模型では何度も見せて頂いていたのですが、、、、、、
 
 
 
現物はやはり美しい!!それでいて少しも威圧感がない、、、、、、
 
 
普通の日なのに沢山の人達!
 
 
チケットカウンターでは国際的な言語が聞こえます。。。。
 
 
坂さん曰く,オープン3ヶ月で、予想の1年分の集客が出来たそうです。
 
 
坂さんが街を歩いて、レストランに入ると皆坂さんの顔を知っていて、
‘メッツに美しい建物を作ってくれてありがとう!!’と声を掛けるそうです。
 
確かに、中世の旧市街は美しいですが、この美術館がなかったら、こんなに世界からの集客は
できなかったでしょう。。。。。
 
メッツの街への貢献度は高い様子です。
 
 

 
 
 
マリーローの個人教授付きで、まず館内へ!
 
 
一番上層階から見学することにしました。
 
 
ヘンリーマティスの作品がずらり、、、、、
 
 
天井が高く、大きな窓が有り開口部から自然の光がふんだんには入り、とても良いコンディション
 
 
やはり、キュリエーターのマリーローは全ての解説を読み、英語にして聞かせてくれます。
 
 
まったくフランス語のわからない私にとってはとても有り難い!
 
 
コンセプトを聞くと、全く別の角度から見えて来るのが不思議です。
 
 
大きく開いた窓からはメッツの旧市街が見えます。
 
 
地元のおじいさん達が、あそこが家だよ!、違うよ、こっちこっち!!
バールは右奥、、、、、、、、楽しげに見渡していました。
 
 
 

 
 
3階には、絵画と同じ時期の椅子達も並べられていて、いくつかはマリーローが苦心をして
集めた物たちでした。。。。
 
 
シャーロットペリアンから、ル●コルビジェの話を沢山聞いて、この椅子をポンピドーが買った
経緯等々、、、、、、、
 
 
マリーローの深い目の奥に思い出がたっぷり!
 
 
’きっと、お嬢さんに子供が出来て、孫を事に連れて来たら、おばあさん自慢になるね!’
と声を掛けたら、、、、無言の無視!
 
 
話題を変えて次のフロアーへ。
 
 
フランスの各地で計画されている美術館の模型と、それに落選した他の案なども展示されていて
 
とても興味深いです。
 
 
一つ一つ美術感の名称と場所を写真に残して、今度の計画に入れなくては、、、、、、
 
 
それにしても、日本も同じ現象ですが、美術愛好家が増えた事。
 
 
そして、新しい美術館が多くの人を動員出来るパワー
 
 
今年は、直島、四国の島々から、メッツ、、、、、、、
 
 
本当に美しい物を階級なく鑑賞出来る時代に成ったんだな~と関心。
 
 

 
 
 
マリーローには2つの展示会のオープニングがパリで待っているので、急いで帰る事に、、、、
 
 
 
急ぎ足でしたが、とても+大変感動した一日でした。
 
 
立ち去る惜しさを噛み締めて、暮れ行くメッツを撮影!