2010.09.22 Wednesday
ローマの友人邸
今回は美術館ではなく、個人邸のご紹介です。
ミラノにいる友人の紹介で日本にいらしたのを機会にお友達になり、、、、、、
ローマにいらっしゃい!!と何度も言って頂いていたので今回訪ねることにしました。
まずミラノから、新幹線よりももしかしたら快適な超特急に乗って3時間、ローマに到着、
その脚でアンナさんのお宅に到着!
ミラノの友人からいろいろ噂には聞いていたものの、、、、凄い!!
多分税制の関係で、日本にももっとお金持ちの方は一杯いらっしゃるでしょうが、、、、、
全てが美術館です。キュリエーターに任せたコレクションではなく、全て奥様とご主人の選択。
一度ミラノにも同じセメントを生業にされている方のお宅に伺ったのですが、やはり現代美術の
宝庫でした。
そして何より現代美術のパトロン
壁面の絵も、奥様とご主人を有る画家が描いたそうです。
決して引き算ではない、コレクション!
それも毎日ご主人が少しずつ変化させているそうです。。。。。
刺激的で、全く飽きると言う言葉が存在しない空間。
毎日変化するご自宅、、、、、、
緊張感が有りすぎて、始めはとても体が固くなっていたのですが、、、、
2日、3日と時間が経つごとに少しずつリラックスできるようになりました。
そして少しずつ飾られている美術品が目に入るようになりました。
どうも、キリスト教の殿堂のローマでは人をキリストの教えにがんじがらめに押さえつける様子です、でもその中で、ある静かな戦いが毎日行われているようです。。。。。
之だけのコレクションがあっても、息が詰まらないのは、オーナーのセンスでしょう。
ご主人はアーティストなので、少しエキセントリックですが、奥様は本当に深い方で、
こんなに深くすべてを見て生きている方もイタリアにおられるのだと感激です。
日本では私の親友を含め、本当に深くご主人を愛し、尊敬し、全てを包み込んでいる女性に
巡り会う機会はあるのですが、欧米ではどうしても、自分の仕事を優先する方にお目にかかる事が
多かったので、今回はとても勉強になりました。。。。。
最近、自分が出来なかったからでしょうが、ご主人の生業も趣味も行動も全て深く受け止めて
出来る限り応援し静かに傍にいる女性に共感する事が多くなりました。。。。。。
歳をとって、出来なかった事の懺悔でしょうか?
素晴らしいアンナが誰よりも大切にそして尊敬しているご主人ロベルト!
二人の大切な息子ロッコ。
旅をしてこんなに素敵な人に出会うのは何よりの幸せです。。。。。