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2010.11.26 Friday

ミラノ,ロザンナ オランディーのショップ


 
 
 
ミラノの住宅街、マジェンタに生まれたアートと工芸のショップ、2002年発足
 
オーナーは注目されるミラネーゼーロザンナ オランディー女史。
 
 
いつの頃からか、デザイナーや海外のバイヤーは、ミラノのセンターからタクシーを走らせて
彼女のお店にやってくる頻度が増しています。それは彼女の独特の目で集められた工芸品達、
マーケティングや顧客ニーズの分析を経て来ていない商品達、今おしゃれなミラノでは新鮮!
 
 
彼女とデザイナー達の出会い、そしてショップを訪れたメーカーとのコラボで、沢山の美しい
工芸品が生まれています、彼女は、作家自ら手を汚して作った作品を好みます。そして、
彼女が美しいと信じた物は必ず販売されて行くと信じています、1年で売れなくても、それは
必ず時間が解決してくれると!
 
 
 
 
あるとき、エットレソットサスは、夏の休暇をフィリクーディー(シシリーのイオニア諸島)
で過ごし、ゆっくり身の回りを見渡したそうです、そして気がついたのは、家電や電話機、食器
日常の物があまりに経済効率から生まれている事!人が幸せになる事が先決ではなくて、いかに
効率良く、沢山売るか?利益を上げるか?にプライオリティーをおいて作られている商品群が
多い事か、、、、、、嘆いたマエストロは、‘エノルメ’(巨大な)という名称の電話器をデザインしました。勿論ソットサスの事、エンジニアを入れて立派な商品に育て上げました
 
 
 

 
 
 
偶然今年の4月のミラノサローネの時に集まった4人の北イタリアの女性パトロン達。
 
 
 
ミラノグランドホテルのオーナー、ダニエル、ベルタツイオー二さん、クールマイヨールの
画商、グロリアンダー氏、今回のロザンナさん、そしてベネツイアビエンナーレのキュリエイタ
 
 
ヨーロッパには今も歴然と階級が存在していてその中で、パトロンの存在は、多くの美術、
音楽、工芸、工業デザインを裾野広く育てているそんな土壌が今も残っているのが魅力です。
 
 
彼女達の日常の挨拶は、最近見つけた新人のアーティストの話、企画している展覧会の話!
そして時間を見つけて駆けつけたいとチェックしている世界の美術館の展示内容など、、、、、
 
お目にかかる度に刺激的で魅力的!
 
 
きっと若さの秘訣なのでしょう。。。。。