2011.07.03 Sunday
アンドレア パラディオのビツエンツア
アンドレア パラディオの代表作ー‘ロトンド’
キッチンハウスのデザインでお世話になっている窪田勝文氏がイタリアの建築の賞
デダロ メッセを受賞されたので訪れたビツエンツア
何度訪問しても美しいロトンダ
壁面の絵画が16世紀に建てられたのに美しく色が鮮明なので係の女性に伺いましたら、
最近は屋根の上の空洞を塞いだのだそうですが、それまでは雨露を天井の開口部から
自然に地下のタンクにとり、それで自然エアコンの役割をして色の保存を考慮されたとか、、、、
今は新しいオーナーになり、夏だけ個人的に使われるそうですがそれでも、週に2回は見学可能
だそうです。歴史的な建造物を保存する精神は今も変わりない様子です。
友人のアルド チビッチが里帰りしてから時々伺いますが本当に美しい街です。
街をぶらぶら歩いていたら荘厳な門
後で参考書を見たらやはりアンドレア パラディオ作
この門の後ろには心臓が破裂しそうな位長い階段が続いています。
やはりどの建築家でも重要な仕事を重ねて行くにはパトロンが必要なもの、、、、、、
貧しい家庭に生まれたアンドレアはパドバの街で父の仕事を手伝って石工に成りますが、
その後ビツエンツアにやって来たアンドレアに科学と数学の才能を見いだし、高度な建築家教育を
施した人文学者―ジャンジョルジョ トリッシーノ伯爵がいました。
トリッシーノ伯爵は、アンドレアを何度もローマに連れ出し、古代遺跡やルネッサンス建築
を実地で教育して行きます。
その後古典主義を貫こうとする一方、'マニュエリスト’と呼ばれて行く訳ですが、
トリッシー二が紹介していくベネツイアの大富豪達のパレスやビラのほとんどが
その土地、施主達の個性を反映して色々な手法で建築を再構成して行く様子が見受けられます。
(詳しくは‘建築の精神史―池上俊一著を)
窪田勝文氏のお陰でアンドレ パラディオに大変興味を持ちましたので,もう少しこのブログ
でご紹介したいと思います。
夕方の暮れるのが遅いイタリアでは,夕飯の終わる10::00時ころになっても
夜には成りきれないので,,,,,,,着飾った男女が家から出てきてこのようなピアッザ
広場でたむろします。。。。。。。。
まるで男女の美しさを競うかのようないでたちです。。。。。