2012.08.05 Sunday
すっかり嵌まった渓谷
どうしても南の方に脚が向く方ですが、北イタリアの美しさを初めて知りました!
ドルミテ山脈に友人のお嬢さんがスキーの先生をしていた頃一度訪ねましたが
甲乙付けがたく美しい北イタリアの風景です。
スキーロッジが沢山あり、夏は7,8、9月営業して、10,11月はお休み、
12~3月はスキーシーズン,また春は,4月一杯お休みの所の多い様子です。
夏を待ちわびていたかのように、各別荘や、ロッジ(この辺ではレジデンスと呼んで
各部屋が一つのアパートのようになり、キッチンがありダイニングテーブル、
リビングボードとソファが付いていて、家族ずれで来てもゆったり過ごせる感じです。
以前からご紹介しているシルバーノ氏とサラさんはこのグロッセネイに
赤ちゃんが生まれた頃から別荘を持っておられて,子供が小さい時からいろんな時を
過ごしておられるそうで、この辺の地理にとても詳しいです。
今日は,ゴンドラに乗って2300メートル登り、そのあとはトラッキング!
4000メートルクラスの山々が聳え、頂上には雪が残っています。
富士山の近くを良く歩いていたのを思い出します。
この湖がシルバーノさん、サラさんとの待ち合わせ場所です。
子供が小さい時には良く一緒に歩いたそうです、、、、、、
湖の色は山梨県の西澤渓谷を思いさせます。
底の土に含まれる金属のお陰でいつもエネラルド色に輝く西澤渓谷、
各シーズンに訪れましたが、やはり何と言っても3月の雪解けの頃が一番美しいです。
廻りの土手に雪が残り、西沢渓谷のエメラルド色が土手の雪をエメラルド色に染め
幽玄の世界を思い出します!
久しぶりの登山に、フ~~フ~~言いながら少し休んでは、咲き乱れる高原植物を
ゆっくり眺めて、静かな時が流れます。
姉の長男が学生のとき、登山部だったので日本の山々を良く知っていて、
私達でも登れる山々を良く案内してくれました!その時と同じ、
アザミがあり、紫のりんどうの小さな花々がうつむき気味に咲いていて
長い道のりを楽しくしてくれます。。。。。。。
中には見た事の無い花も咲いています、姉の長男は殆どの花の名前を知っていて
何科の何という花だと教えてくれいました、官僚から政治家に成った父とは全く違った
生き方をした甥、姉は其の息子の生き方をじ~と静かに見つめています、、、、、、、
山歩きをしていたらいろんな事を思い出し、考えるものです。
愛犬、ジョージを連れて、このエメラルド色の湖まで迎えに来て下さった夫妻!
お昼は,この地方ならではの’ポレンタ’(トウモロコシを固めて物)
お肉料理が主ですが、大変美味しいです,もう一つこのエリアだけの御料理
‘クネフネ’というパスタというか?小麦粉と卵でドーを作り、小さな穴のあいた
板状の物を通して出て来たクネフネを熱いお湯に通すもの、、、、、、
トマトソースをかけても良いのですが、グレスネイでは、
タマネギをゆっくり炒めてそこにスペック(ベーコンのような物)を足して
ソースを作り、クネフネを混ぜます、タマネギの甘みがしっかりクネフネに混ざって
シンプルですが、心に残る味です!
もう一つのこの渓谷魅力は何と言っても美味しい御肉料理、
お魚は、川魚の鱒、やサーモン色をした鱒科のものですが、
お肉料理は豊富です。フィオレンティーナ(骨付きの牛肉ートスカカーナ料理)
を、熱く焼いた陶板の上で焼く,(私達にしたら韓国料理のような?)調理方法もあり、
カルパッチョ(生肉を少しスモークしたもの)、薄切り肉の中に地元の野菜を詰めて
少しのチーズを掛けてオーブンで焼いたもの、豚肉、子羊、、、、、、、
とても豊富なレパートリーに大満足です!