2014.05.04 Sunday
チューリップの咲くオランダ
色々な出会いと別れが人には有りますが、今回も本当に大切な人を亡くしました。
皮肉な事にオランダが一番美しい季節に!
その人の名前はジョオ ラファエル氏で、若しかして人が知を持ち得たとしたら
彼程の人はいないのではないか?と思える人です。多くの人が。
幸せに暮らせる為に今、何を今すべきか? いつも考えて、語っていました。
何の勉強をしているの?との他人からの問い合わせに戸惑っていたら、
‘勉強程楽しくて人生を豊かにしてくれる物は無いから,皆聴くんだよ。’
ジョオの言葉にはいつも深くため息を付きながら納得しました。
ヨーロッパの歴史の先生でしたから、彼から色々な歴史をその場で習いました、
例えばパリに一緒に行って,この建物の窓からマリーアントワネットは叫んだ!
イタリアの踵のプーリアに一緒に行った時もギリシャ時代のマッセリーア(庄屋の建物)
泊まって、ローマ時代までに今の道具や生活の仕方がほぼ完成していた事や、
北ヨーロッパまで侵略してローマ時代の遺跡が今も至る所に残されている事等々、、、、
沢山の事を教えて頂きました。
そして何より、自分の国ーオランダに着いても盲目的ではなく批判的な目で東インド会社
世界の何分の一かを制覇した過去について、冷静な指摘も聴く事が出来ました。
’正しいという事!’
あまり真面目にいつも考えた事が無かったのですが、この国に触れ、
ジョーという人を知って、今自分の行動が正しいか?どうか考える事を習いました。
オランダは不思議な国です。2/3水の中に埋まっていたので、‘世界は神が造ったが
オランダだけは人が造った’と言われる理由が分かります。。。。。。
自転車で走っていて傍にある路が視線より高い所にあるのです、
お酒でも呑んだのか?という錯覚に陥ります、全て開梱された路なのです。
オランダは国王のいる国、去年までクイーンズデイとして祝っていましたが
今年から国王が統治する国に成りキングスデイに変わりました。
小さなビレッジでもお祭りです、皆自分の大切な物を展示したり,販売しています。
船の運航が重要視されるオランダでは船はとても重要な移動手段です。
ジョオがいなくなった事を少しでも紛らわせる為にお祭りに来ました。
用の美、工具はとても美しい!と感じます。
冬の暗い時間が長いオランダでは、植物やお花がとても大切にされています。
かなり感傷的になったとき、植物は本当に人の心を癒してくれると感じます。。。。。。