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2024.11.02 Saturday

イタリア建築家エットレ ソットサス夫人が来日

 

 

数年前から、人生最後に日本に行きたいと話されていて、やっと

 

3週間前実現しました。ソットサス氏と色々なところを訪問した中で、

 

日本には特別な思い入れがあった様子です。

 

 

 

 

 

1981年、六本木アクシスビルのオープンに初来日、

 

石橋財団の石橋寛理事長が、ブリヂストンの3代目として

 

’デザイン’を啓蒙するビルを建てるのが文化事業です。

 

と話されていたのを昨日の様に思い出します。

 

 

 

 

 

 

アーティゾン美術館は、石橋寛理事長の想いを名前にされた様です。

 

ブリヂストン美術館の頃に、倉俣史郎氏にデザインを依頼されて

 

上の椅子をブリジストンだけの為に、デザインされたそうです。

 

 

 

 

 

左の写真は、アクシスビルオープン時の写真で、

 

お話しされているのが石橋 寛理事長で、エットレ ソットサスも

 

写っています。 ほぼ半世紀が経とうとしています。

 

 

 

 

 

倉俣史郎氏デザインのテーブルで、エットレが表紙になった

 

アクシス誌を感慨深くバルバラが 眺めています。

 

石橋寛理事長は、アクシスビルオープン当時から、エットレの

 

仕事をとても大切に考えられていました。(世界に大きなインパクト

 

を与えた、メンフィスの活動の前から、注目されていた訳です。)

 

 

 

石橋寛理事長の祖父に当たる石橋正二郎氏、ブリジストン美術館創設者

 

バルバラが3代目の石橋寛理事長がとても似ておられると!

 

ギリシャの紀元前前の作品から、ヨーロッパ、日本の重要な

 

作品を蒐集されていて、2フロアーで常設展を、作品別に

 

展示されていますが、石橋寛理事長も、蒐集作品の全ては

 

見た事が無いそうです。。。。蒐集されている館は、空調

 

換気にとても気を遣っておられ、アーティゾン美術館も

 

空調が、木の床から出て来ていて、作品へのそして見にいらしている方々に

 

気を遣っておられるそうです。

 

 

 

 

石橋正二郎氏が建設資金を出して、1956年当時、コルビジェの

 

事務所におられた吉阪隆正氏の設計で、完成したビエンナーレ日本館

 

の模型が飾られています。

 

 

 

 

11月1日から始まる展覧会の準備中でしたが、理事長自ら

 

作品を説明されていました。アーティゾン美術館を訪問して

 

悠に二時間は過ぎていました。。。。。

 

 

 

半世紀が、あっという間に過ぎて、バルバラ ラディーチェ女史の

 

3週間の最終日を思い出深い日に石橋寛理事長が飾ってくださいました。

 

 

エットレの作品のコレクターでもある理事長は、2、3年以内に

 

ソットサス展を企画されている様です。勿論バルバラ女史も

 

招待されていました。