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2025.05.19 Monday

ミラノデザインウィークー、ため息の出る歴史建造物

 

 

ミラノデザインウィーク、2025年4月、グランセイコーの

 

’The Nature of Time'ー吉岡徳仁のインスタレーションでした。

 

インスタレーションも良かったのですが、舞台となった、

 

ミラノブレラの歴史的建造物、’パラッツオ ランドリアーノ’

 

天井を見上げると、15世紀の美しいフレスコを見る事が出来ます。

 

いつもは閉じていて、この様なイベントがないと入る事が出来ません。

 

 

 

 

 

ミラノで一番脚光を浴びる設計集団ーディモーレ スタジオが日本の

 

老舗帯メーカーHosooと組んだイベントは、濃厚なインスタレーション

 

会場に選ばられたのも、ミラノでも一番古いエリアー5ビラ

 

(チンクエ ビラ)に残る古い館です。 ここも普通は閉じられていて

 

入る事が出来ないので、この様な機会に、建造物を鑑賞する事が出来ます。

 

 

 

 

 

ロエベ の今年は、ブレラ通りのチッテリオ館

 

建物よりも裏に広大に繰り広げられる庭園。ミラノ王国の頃の

 

貴族の館でしょう、、、、この辺りはこの様に、通りからは見えない

 

裏庭が広大に続いていて、当時の雅を感じさせられます。

 

 

この庭園もイベントがなくては入場出来ず、大きな扉が締められています。

 

 

 

 

ロエベの上客を招待してのお茶の演出ーロンドンの有名なお紅茶屋

 

さんが招待されてイングリッシュテイーを振る舞われたと

 

お茶にうるさいギャラリーのオーナーが話していました。

 

広大な美しいお庭に面して設らえられた東屋、中にいる雰囲気を想像する

 

だけで豊な気持ちになります。

 

 

 

 

 

ダネーゼ財団のある建物、今年は、マイケル アナスタスシア氏の

 

最新照明の展示会が開催されました。天井、壁に特別の装飾が

 

施されているので、照明の展示は、建物とは接触しないところに

 

竹で、仮囲いを作りそれにハンギングされていました。

 

 

 

 

モルティー二が選んだのは、ボルディー ベッツオーリ美術館の中庭、

 

オランジェリー、武器庫で、スタジオ クラスによるインスタレーション。

 

この美術館いつもは、ミラノでも有数の貴族、ジャン ジャコモ ボルディー

 

ベッツオーリ氏が先祖代々の素晴らしい財産を受け継ぎ、また蒐集した

 

珠玉のコレクションが見る事が出来ます。それは1881年に彼が死去した

 

2年後に、遺言により、一般公開されることになりました。

 

 

 

 

 

 

マンゾーニ通りに面したこの美術館、元はボルディー ベッツオーリ氏

 

邸宅だったのでしょう、、、、公園の様に広がる庭園は、貴族の生活を

 

少し想像させる趣です。長いドレスの裾を手で手繰ってこの庭園を歩く

 

姿。。。。。ミラノ王国時代の優雅さの一部を垣間見た気がします。

 

ミラノデザインウィークは、インテル二誌のジルダ ボヤルディー女史の

 

提案で、ミラノ市に存在するすべての建物で’デザイン’を表現しています。

 

それがサローネの時期に開催されるミラノデザインウィークです!

 

 

いつも見られない素晴らしい建造物に入り、ミラノの深さを感じることが出来るのも

 

ミラノデザインウィークを訪問する楽しみです!