2026.08.17 Monday
キッチンハウス仙台ショールーム’凜とした佇まい’

キッチンハウス仙台ショールームが今年6月にオープン、
キッチンハウスの社長、田島宗八肝入りのプロジェクトで
’凛とした佇まい’を目標に、色々な材料が採用され、和紙も
その一つです、ブログで以前も紹介させて頂きましたが、
準備の為、昨年は京都綾部の、’ハタノ ワタル工房’、越前和紙 ’杉原商店’
を関係者で訪問し、’こうぞ’の栽培から手漉き工程を見学しました。

色々な工房を巡り、特に心に響いた和紙を選択し、ショールームに
採用されました。。。。。この和紙は手で漉いた後、幾何学的に
手で、穴を開けていきます。。。。。気が遠くなる様な工程ですが、
この手作業で、現代のモダンな空間に新しい風を吹き込んでいます。
https://www.washiya.com

左が、越前和紙の杉原社長、右がキッチンハウスの母体、TJMデザイン
五代目社長、田島宗八です。和紙の材料である、’こうぞ’、’三ツ俣’のレクチュアーを
受けています。それから、工房を数社巡りました。福井県にある越前和紙の
施工実績も数箇所巡り、仙台ショールームへの採用を検討しました。

京都綾部の’ハタノ ワタル’、私は、尾道の’ログ’ー建築集団
インドのムンバイが改修したホテルで、初めて和室に泊まり、
これは只事では無いと感じ、個人的に訪問しました。
只事では無い、取り組みをし、今の’ハタノ ワタル和紙’があります。
今回は、受付の空間をすべてハタノ ワタルさんに一任!
若いスタッフ4人を連れて、朝早くから遅くまで、手作業をして下さいました。
https://www.hatanowataru.net/_introduction/

この写真は越前和紙の杉原商店の杉原社長の撮影ですが、
やはり、プロ同士が分かるディテール! このなんとも言えない
手作りの角は、呼吸を止める想いです。ハタノさんは作家なのに、作家然とせず、
若い次の世代の育成に決して力を抜きません。。。。。。
美大を卒業した20代の女性達が、けなげに’黒谷和紙’の修行に励んでいます。


京都綾部のハタノ ワタル氏の工房ですが、黒谷和紙は、江戸時代から、
着物の’たとう紙’、着物を綺麗に保存する為のたとう紙、やはり水に強い
特徴で、今世紀まで生き延びて来ました。その特徴を活かして、
ハタノ ワタル氏の独自のセンスで、モダンな空間に合う和紙を色々
創作しています。夜8時には真っ暗になる京都綾部で、和紙の材料を
畑で栽培し、加工し製作しておられます。(中国からの’コウゾ’も輸入
しましたが、仕上げに格段の差が出る様子です)

キッチンハウス大阪ショールームの打ち合わせコーナーにも
使わせて頂いた越前和紙、適度に視線を遮り、空間の奥行きを
感じさせてくれます。

杉原商店の杉原社長の尊敬する点は、世界に誇れる越前和紙を
一番表現出来る、一番映える場面での登場を誰よりも精一杯
探しておられる営業力です。2年前はミラノサローネでの、
レクサスの展示ーここで初めてお目にかかった訳ですが、
杉原商店のお父様の代には500件の工房があったのに、
化学繊維の発達で、需要が激減し、50件くらいまで減少し、
手漉き越前和紙の良さが一番わかる場面をいつも模索されています。

やはり越前和紙ですが、多目的スペースの壁面に、凹凸を生かして
ヘリンボーンに貼っています。決して私の発想ではなく、福井県の
ESHIKOTO お酒屋さんの素晴らしい施設のカフェの壁面でした。
https://www.eshikoto.com/en

この手も、杉原社長ですが、ヘリンボーンに貼ることで、
とてもモダンになり、存在感が増します。。。。。


多目的スペースのキッチン前にも、ハタノ ワタル和紙を貼っています。
防炎の規格もクリアし、’キッチン前に和紙?’と言うテーマに挑戦しています。
ハタノ工房ではキッチンを全て黒谷和紙で製作し、日常で使っておられます。
ポリウレタン仕上げで、塗装の様な使用心地、汚れもす〜と拭いて取れます。

仙台にお越しの折には、是非一度お立ち寄り下さいませ!