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2013.09.08 Sunday

イタリア家具工場見学


 
 
 
 
北イタリアのウーディネ地方のラミネイト工場ーファントーニ社を見学
 
 
 
15年近く前、集合住宅の収納家具を販売していた頃訪れて
 
イタリアの家具業界の底力を感じましたが、今回も圧倒されました。
 
 
 
19世紀半ばクラシック家具製造メーカーとして誕生し,その後
 
第2次世界大戦の後の住宅建設のため、メラミン、チップボード、MDF
 
製造工場に変遷して行きます。
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
火力発電工場も併設していてどのような政治状況、国が変わろうとも
 
ファントーニ社の社員がこの事業を継続出来るようなシステムに成っているそうです。
 
 
 
 
最近エットレ ソットサス氏の自伝を読んででいて、彼はオーストリアとの国境
 
インスブルクの近くで生まれ、このウーディネに近い山の中で育ちますが
 
第2次世界大戦の時,兵士としてこの山岳地帯を徒歩やスキーで駆け回った
 
ストーリーが出て来て、確かに色々な国の争いに巻き込まれた地域だと
 
感じました。。。。。。。(話は余談になりましが)
 
 
 
 
 
TJMデザインの4代目、田島宗八専務を先頭に、キッチンハウス部門の製造責任者
 
キッチンのデザインをさせたら天才的な(もしかしたらキッチンをデザインすることを
 
目的に生まれて来たかな?と思わせる)寺田グランドデザイナー、若きエンジニア達が
 
この世界でも有数の規模の工場見学をしています。
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
木材を運ぶ鉄道も所有していて、丸太や廃材を粉塵にして,チップボードやMDF
 
メラミン材が生まれています、、、、、、それにしても国家的なスケールの工場
 
でも、ファントーニファミリーの所有です。
 
 
 
日本市場の代理人の石本さんが、TJMデザインの4代目が訪問すること
 
ファントーニCEOに伝えて頂いたので、この日は我々の遅い到着を
 
喜んでウェルカムして下さいました!
 
 
 
イタリアでも少なくなったオーナー企業ですが、やはりオーナーの顔が見える企業は
 
尊敬されています。
 
 
 
 

 
 
 
 
 
田島専務が、ファントーニ氏にTJMのTAJIMAツールの説明をしたら
 
すぐに,勿論世界的に有名なブランドで良く知っている!とのファントー二氏の笑顔に
 
皆とても嬉しくなりました。
 
 
 
限られた日程での出張で緊張が高まっていた皆ですが、其の一言に
 
励まされました。
 
 
 
 

 
 
 
 
 
ソットサス事務所のスタッフだった建築家のアルドチビッチがいつか
 
ウーディネの人はとても真面目でドイツ人気質、イタリアでも一番の働き者
 
と話していたのを思い出し納得しました。
 
 
 
 
世界でもデザインで知られるイタリアですが、其の産業を支える
 
 
素材作り、加工技術、真摯な真面目さに基盤が有るようです
 
 
一日約3社の見学をして廻った今回の旅の報告はも少し続きます。。。。。。