2013.07.28 Sunday
ミラノデザインを支えるブリアンザの別の顔
この世界地図とブリアンザー家具の街との関係?
ハイ!それは、ミラノモダン家具を支える重要な要素である金物屋さん
ポツー社の恒例の行事ーイタリアコモ湖から途中シルクロードを経由して
中国北京まで自転車で完走するそうです!
ポツー社の先代の社長が始めた行事で、今も続いているとの事
5月に出発して、8月中旬に到着する気がなが~い話。
説明してくれたのはもう付き合いが20年を超えるパトリシア女史
彼女はこのブリアンザに生まれて、伯父さんもこの自転車競走に参加
其の昔、この工場を出発する時に見送りに来た話をしてくれました、
約4ヶ月の行程を30名くらいで走り抜けるのですがこのポツー社がスポンサー
何とロマンがあるのでしょう、、、、、、、
この企画の為の美術館も作ってありました,代々の参加者の写真
トロフィーなどが飾ってあります。
人は一度しか生きれないので、どうしてもしたい事を見つける事が最大の課題
それをどう具現化して行くか?’デザイン’しなくてはね
口癖のように話していた建築家ーエットレ ソットサス氏
イタリアに来ると街の隅々でエットレが生きているかのように話しかけてくれます。
ポツー社は、イタリアの家具業界が使うヒンジを作っていますが
華やかな家具デザインを地味に確実に支えている金物
2、3年に一度訪問することにしていますが、いつも新しい発見
今回のこのシステムは壁に付けてもキッチンに付けても4メートルまで延びる
テーブル用のエクステンション金具です。
ユーモアの有る商品を紹介しながら得意に話してくれるジョルジョさん
家具の引き出し用のスライド金具、キッチンの吊り戸用ヒンジ
引き扉が閉じると面に収まる金物、
下に受けを持たない引き扉用スライド金具
ミラノの建築家のデザインを陰で支える大切な要素です。
各有名家具メーカーもこうした金物屋さんにオリジナルを作って貰って
毎年新作をサローネで発表しています。
デザイナーの意図を如何に具現化するか!之が使命と感じているジョルジョさん
素敵な家具が作り続けられる環境を感じます!
夢は広がります。。。。。。。