2014.01.21 Tuesday
キッチンハウス新製品の仕込みーイタリアブリアンザ地方
キッチンハウスは創業以来,ヨーロッパの材料を直輸入して最高級キッチンを製造
4月のイタリアミラノで開催されるサローネには勿論、
製造の責任者や開発の若手が繰り出しますが、それ以外にも
ドイツケルンの国際家具見本市の帰りに2泊3日でイタリアのブリアンザ地方に
新製品のディテール磨きに大忙しです。
突き板メーカーとしては世界一を誇る’タブ’ーTABU
B&B社、ポリホーム、モルテーニ社、カッシーナと最高級家具メーカは勿論、
BMW、アウディー社とドイツの車の高級バージョンの室内にもタブ社の突き板は
使われています、キッチンハウスも30年来のお得意先,真ん中のタリアブエ氏は
2代目のオーナーです、75歳になられても毎日会社に元気な顔を見せておられます。
原木から採取して、高温処理の後、乾燥をしてスライス、染色をして
顧客の欲しい色に染め上げます、最近は特別なラボラトリーも出来て、
塗装後の変色、退色のテストもしているようです。
デザインやセンスだけではなくこのようなメーカーが沢山集まるブリアンザ地方
ほぼ90パーセントの会社が家具製造に関する仕事をしているようです。
もう一つ楽しみな事は、福岡新社屋のオープンの為に用意されているソファーの試作
オリジナルの家具がまさに製造されつつ有ります。。。。。。
B&B社の輸出部長をしていた友人の紹介で,小さいですが40年の歴史のある
ソファー会社を紹介してもらいました、2代目のオーナーは今朝10時にニューヨークから
の帰り,私達を迎えに来てくれました。やはり2泊3日の出張帰りですが、
エネルギッシュに会社の特徴を話してくれました。
以前プロジェクト用のソファーを作成する為にプーリア地方のソファーメーカーを
訪問しましたが、このブリアンザ地方の決めの細かさと精度とはとっても違っていたのを
思い出します。ソファーのフレームには無垢の木が使われて、何十年も使っていて
ヘビーデューティに造られています! このソファ会社の良い所は、スタンダードの
ソファも有りますが、お客様のニーズに合わせてサイズの変更,デザインの変更に
少量から対応してくれるそうです。ソファー会社は世界中沢山あるが、品質が良く
きめ細かなサービスを徹底するのが会社のポリシーと張り切っています。
ダダ社のキッチン会社と一緒に成ったモルテーニ社
収納を中心にリビングボードのデザインにも力を入れています。
ミラノの中心だけでも3店舗のショールームがあり、ビアドリーニ通り、
ソリフェリーの通り、スカラ座の裏と、各ショールームで展示するテーマを
変えている様子です。。。。。。。。元気を失わないインテリア業界です!