2015.05.19 Tuesday
フォーリーサローネーミラノ大学イベントV
ミラノ大学の中庭に陳列された自然石のオブジェ達ーイタリア、ベローナで50周年を迎える
世界一を誇るベローナフェアーの大理石部門 ’マルモマック’が企画しています。
今年の9月30日から10月3日まで開かれるベローナフェアーはイタリアが世界に誇る
大理石のロウマテリアルから加工機械(大理石加工機は世界で使われている95%
がイタリアの加工機という驚くべき事実)大理石に関わる製造上の全てのものが展示
(2014年には65,000人の来場者、145カ国-64%が外国からの来場、
1,513の出展者数で、その60%にあたる外国からは58カ国の出展者)
紀元前から続く大理石ローマテリアルから現代の革新的な加工機、製造技術、
天然石の再利用等のエコ活動等、目を見張る発展を誇る展示会が今回の事業主体です。
天然石のオブジェ達のデザインを受け持つのは’ラファエロ ガリオット氏’
1967年、ビツエンツアの郊外'CHIAMPO'ー天然石の産地として有名ー生まれ
1993年からこの地でデザイン事務所を始め、フェララの美術大学教授。
若い頃から、インジェクションモデルの研究に取り込み、大理石の再利用、
天然石ディジタル技術による加工、捨て去られた石を再生し工業製品にするなど、
現代のイタリアが誇る大理石加工技術をふんだんに採用して作品を発表しています。
ラファエロ氏は 'マルモマック ベローナ’フェアのキュリエイターとして
大理石の国際会議でのレクチュアーを始め国際シーンで活躍中です。
上記の作品は、’マルモマック’が各メーカーの得意とする特殊技術(ダイアモンド カット、
3D ウオータージェットカット、レーザーカット等)により選択して製造されています。
それにしても石とは思えない表面加工や、布のように滑らかなもの、どのようにカットして
いるのか想像もつかない複雑な作品等々、、、、、、、、世界に誇るイタリアの大理石技術
ふんだんに見た想いです!