1月に、坂茂さんにお目にかかった時に、サローネでは

レクサスの審査員でミラノに行くので食事しましょうと言うことになり、

オープン前に何人かで食事をしていたら、突然坂茂氏がデザインした

出版社’タッシェン’の話になり、タッシェン氏のお嬢さんからの

説明を聞くチャンスに恵まれました。

本屋さんで綺麗な本を出す出版社’タッシェン’と言う印象だけでしたが、

このチベット宗教の本を出すのに、１０年の歳月を費やした話や

中国側が出版を阻止しようとしている裏話、ダライ・ラマ氏の動員、

そしてこの本の為に、本を置く台を坂茂氏に依頼した理由等々、

とても興味深い内容でした、坂茂氏も、簡単に収納できる本の台について

実際開閉して説明して下さいました。ジオ　ポンティ氏の家具を散りばめた

美しい本屋さん！　ただ者ではないタッシェン氏の話にイタリアの底力を

感じました。