2012.09.29 Saturday
たどり着きましたーイタリアバジリカーナ州のマッテラ
ミラノに来る事になっていつの頃からか?マッテーラに憧れを、
南イタリアの踵のバジリカーナ州の洞窟に深い興味を抱きました!
何かの雑誌で’カルロ レーヴィー’という医者であり画家だった人が
ファシズムに抵抗して政治犯となり、この洞窟に追いやられたと読んだ事がありました。
ウィキーペディアに寄ると3世紀位からこの地に洞窟住居が出来て人が住み始め
イスラム文化に支配されたり、スペインに占領されたり色々な民族の戦いにあい
最終的には戦後、不衛生だと言う事で廃墟にされてしまったそうです。
何故そんな地の果てに長い間行って見たいと夢見たいたのか?わかりません。
時々人は自分でも何故ここにいたいのか?何故そこに行きたいのか?
分からない時があると思います、でも来てしまったら何故か分からないまま
どうしても大切な物がそこには有ると感じる筈です。。。。
私にとってマッテ―ラは何がそうさせたのかわからないのですが、それでも
一度この目で確かめて,脚を運んでみたかった所です。
20年あまりの歳月が経った今,やっとたどり着きました!
之だけ憧れるといざ行ってみるとがっかりするものですが
この地だけは反対に一気に涙が溢れました。
其の壮絶な風景に感激したのと、どこかでここに住みたい!と思っていた事を発見して
自分でも何故かのか?分からないまま涙が出て来てしまいました。
今では世界遺産に登録されて70パーセントの洞窟が住居や商業施設として
再開発されているそうですが、昼間静かに歩いている分にはとても静かな街
戦前、ピフスや病気が流行して人々が死んで行った歴史を消え去るかのように
只白く輝いています。。。。。。。
石の文化が持つ文化は世紀を経て尚今もその当時の繁栄を物語っているかのようです。
世界遺産に登録された事で最近ではバスで観光に来る人達も多いようですが
ここに漂う一種独特な気に誘われて,もしくは取り憑かれて?ここに滞在する
外国の研究者も多いようです、タバコ屋さんで道を聞いたら流暢なロンドン訛りで、
其の’サッシ’=洞窟へは一人では行けないよ!必ず道に迷うからね~それがこの街の
良さなんだけれど、まずは行って見たら?
何か突き放されたような、道に迷う事がこの街の楽しみ方であるような?
不可解な言葉を聞きながら、、、、、、全くどの方向に行くのか?分からなくなって
陽が沈みかけていました。。。。。
やはり魔法の街ーマッテーラなのでしょう、、、、、、
ここで苦しみながら戦って来た農民のお陰で今では観光だけで之から何世紀も
ここの住民は暮らせそうです。。。。。。。
重税をかけたスペインの伯爵を殺害してまでも守り通した街は今
各国の人達の注目を浴びています!