2012.10.16 Tuesday
変貌するミラノの街並
写真からは、中国の都市?アジアの建築ブーム?かと思いますが
ミラノのガリバルディー駅近くの再開発の建築現場です!
今までピレリービルが超高層だったので、この再開発は,ミラノを昔から知る人達には
驚きの場面です、2015年の万国博覧会に向けての再開発らしいのですが、、、、、、
新聞等のテナント募集の記事に寄ると、地下鉄、私鉄の乗り換え場に成り
店舗+公共機関+住居+事務所等々の複合ビルになる様子です。
ファッションの都ーミラノでは有名なブランド店も軒を並べて出店し
ミラノの中心街ーモンテナポレオーネ通りを凌ぐブランド街になる予定です。
食の文化で有名なイタリアらしく、チーズ、ワイン、生ハム、サラミ等々の
生鮮食料品はもとより、レストランも各国の味が楽しめるように広告されています。
元々町工場が多かったコルソ コモ通り、やはり工場を改造してセレクトショップを
誕生させたカーラ ソッツアー二女史ー元ボーグ誌の編集長が、この通りの様子を変貌
させてから20有余年は経つと思います。
ファッションのセレクトショップはあまりに高額で手が出ませんが、
上の階にある、ブックショップにはよく出掛けます。デザイン関係の本ばかりで
建築、インテリア、アート、写真、ファッションと多岐にわたって販売されています。
東京六本木のミッドタウンーイッセイ三宅ギャラリーで開催させていた
‘エットレソットサスと倉又史朗の展覧会’のパンフレットも販売しています。
5年前にはこのギャラリーでメンフィスの写真展があり、1980年から
始まったメンフィスの活動の様の熱気を彷彿とさせる展覧会でした。
倉又史朗さん、エットレ ソットサス、今は亡き偉大なデザイナーの溌剌とした
写真が展示され、当時のメンフィスの家具もいくつか飾られていました。
コルソ コモ 10 は今では3部屋のホテルも兼ね備え,屋上には大きな
オープンスペースも有って、サローネの国際家具見本市やファッションウィークには
様々なイベントがあり、デザイン関係の人達には避けて通れないエリアになりました。
カーラ ソッツアー二が吟味して選んだ作家の個展、
アブストラクトアート、白+黒写真の展示等々、
傍を通るとちょっと寄ってみたくなる刺激的なスペースです。
ルイ ビトンがアーティスト ー 草間弥生さんの水玉をテーマにハンドバックを作ったり
現代アートとファッションとのコラボが頻繁に見受けられるようになった昨今。
コルソ コモ 10でも色々なアーティストのテーマをデザインにした便せん+封筒
紙袋など日常品にアートを忍ばせています。。。。。。
昔ながらのミラノ大国の建物のイメージが強い私には馴染みがたい再開発の光景ですが
コルソ コモ通りに代々居を構える年配の男性と話してこの開発への意見を尋ねると
’嬉しいよ!色々出来て之からももっと変わって楽しく便利になるんだ!
長生きするのは良い事だね~~’
流石ポジティブイタリアンの発言でした!