2021.03.22 Monday
イタリア文化会館でのアントニオ チッテリオ展
3月15日の桜開花宣言から、千鳥ヶ淵に、通っていますが、
口実は、イタリア文化会館での、アントニオ チッテリオの
展示会、それにしてもガエ アウレンティ女史設計の文化会館は
色公害などど問題視されていましたが、今は経年変化と共に、
馴染んで来た気がします。
今や押しも押されもしない北イタリアを代表する建築家、工業デザイナー
チッテリオ氏、モダン家具の発祥地、ブリアンザでの、B&B
成功劇は、語り尽くされている美談です、簡単に話すと、家具屋には
潤沢な資金が必要だと言う信念の元、B&B社の株式を投資会社ブルガリに
買わせて、ミラノをはじめとする数件のホテルを設計、すべての家具を
B&Bに製造させて、余裕のある資金を得た後、ブルガリのB&Bの資本を、
創業者、ブズネリ氏に返却させた事件(事件と呼びたくなるような事実)
投資会社に株式譲渡が続々行われているブリアンザ地方では、語り続けられる
美談です。
約40年前、数名の友人と初めて日本を訪れたアントニオ、
三十三間堂で、4時間スケッチをして、会食のレストランに到着した
瞬間に、’今日の為替は?株価は?’ 京都を揉めちぎってくれると
思いきや、何が起こったの?と戸惑っていたら、’僕はデザイナーで
アーティストでは無いから、クライアントをいかに儲けさせるか?
その為に、経済情勢をいつも徹底的に知らないといけないんだ!’
印象的な言葉です、、、、、、それ以来努力を惜しまなかったのでしょう、、、、
今や世界を代表するデザイナーになりました。。。。。。