2023.11.29 Wednesday
ミラノ、ガララーテのサラ邸
このブログに何度も登場しますが、ミラノマルペンサ空港の近く
ガララーテにあるサラさんのお宅、今日は今からピエモンテに
一緒に行くのですが、お昼を用意して下さいました。
何世紀も前の庄屋さんの住宅を購入されて、亡くなったご主人と
建築家と一緒に改装された話を未だ御尊命の時に伺いました。
この微妙なブルー(アズーロ)を決めるのにとても苦心された
お話や、ベッドルームの壁を削っていたら、フレスコ画が出て来て
イタリアの歴史の中に、ブルジョアを嫌い弾圧されるのを避けて
フレスコ画の上に、壁を塗って隠したであろう当時の事を
ご主人から伺ったのを思い出します。
初めてお目に掛かった頃のお二人、奥様のサラさんは、’良妻賢母’
を絵に描いたように美しい方で、お料理上手です。ご主人が生きておられた頃
要求する’アルデンテ’のパスタがどうしても、気に入って貰えず、
何度もやり直された事や、一緒に何度も日本にいらした話を伺いました。
お昼なので、サラダと聞いていましたが、メインに、サフラン
リゾットと、オーソブッコです。何時間も煮て、全く脂っこくなく
絶品です。(オッティモ=イタリア語で最高の褒め言葉)
10年前、ご葬儀には伺いましたが、お墓は行ってなくて、
今日伺いました、真っ赤なお花が手向けられていて、伺うと
毎週、真紅の花を持って、お参りにいらっしゃるそうです。
癌の発症が分かって、一年足らずで亡くなりましたが、10年経っても
毎週お墓参りをされて、心の中では生きておられるのだな〜
と感じます。。。。。。。
真冬には火が灯るファイーヤープレイス!
冬の夜長も火が灯る暖かさと、火が弾ける音で心の底まで温まったのを
思い出します。