2024.01.10 Wednesday
倉俣史郎展ー世田谷美術館
世田谷美術館で、今月末まで、倉俣史郎さんの展覧会が開かれて
倉俣美恵子奥様からご招待を頂いていたので、伺いました。
1980年代、倉俣史郎氏と美恵子様が出逢われた頃、ミラノで
良くお目にかかりました。エットレ ソットサスが、メンフィスに
倉俣史郎さんをご招待していた頃です。
乃木坂の倉俣史郎氏の事務所の近くにいたので、良く事務所に
伺いました。’エットレからラブレターが来たよ!、どうしよう’
少し慌てておられた様子で、でも本当はとても喜んでおられました。
このテラゾーのテーブルも、ミラノのトリエンナーレ美術館で、
永久保存されている’エットレ ソットサス’のコーナーにも展示されて
いました。
あまりにも有名な’ミス ブランチ’、薔薇の花が閉じ込められた
アクリルの椅子! ミラノのコルソ コモ10には、’ソーツアー二
女史の部屋’に飾られています。
ミラノカッペリーニの家具店には、未だ今でもこのウェーブかかった
棚が’デザインのオマージュ’として飾られています。
東京大学の横山正先生が、新潟新津美術館に購入されていた
ガラスのテーブルも、美術館のご協力により展示されていました。
ウイーンの’ヨセフ ホフマンへのオマージュの椅子’
デザインされた当時の様に、定期的に電気が灯る様です。
ブリヂストンの石橋寛氏からのご協力で、このキュウートな
キューピットも展示されていました。天使の羽根を持ったキューピット
ビデオではクルクルと回っています。
あまりにも早い突然の死! 丁度エットレも東京に来ていて、エットレの大好きな
倉俣史郎さんと毎日和食で浴びる程のお酒を1週間呑んで、マレーシアに
エットレのプロジェクトがあり、同行し、到着したら、お亡くなりになった
事を知らされました。。。。。。。あまりに突然な死。。。。。。。
あれから30年の時が過ぎた様です。。。。。。。。
倉俣史郎さん、プロダクトデザイナーと言うより、アーティストの
横顔をとても良く表現されていた世田谷美術館の展示です。
偉大な倉俣史郎氏の展覧会で2024年もスタートしました。