2012.07.27 Friday
お洒落なコルソ コモ11
ミラノの工業地帯にブティックが出来始めたのはもう25年くらい前でしょうか?
仕掛人は、コルソ コモ11のオーナーカーラ ソッザー二
ボーグ誌の編集長だったと聞きます。
私が初めてミラノに来てソットサス アソシエイツの人達と親しくなり始めた頃
エットレ ソットサスが倉又史朗さん達と立ち上げていましたメンフィスの活動は
デザイン界に大きな波紋を投げ掛けていた頃です。
日本からは磯崎新さんも参加していました、今ミラノで活躍する
ミケーレ デ ルッキもソットサスアソシエイツの卒業生です。
そのころのメンバーは今も世界中で活躍しています。
後に短い期間ーソットサス アソシエイツのマネージャーをした
ドナート マイノ氏がカーラの御主人です。
工場だったので天井が高くとても過ごし易い空間に最新のファッションが並び
最近はコルソ コモのオリジナルファッションもでている様子です。
世界中からファッションに感度の良い人達が揃います。
最近は中国人やアジアの来客がとても目立ちます。
どんどんスペースが広がっていて、ここは別の棟の2階、
デザインに関する本が揃っています。
最近はファッションだけではなく、家具、照明、本等が一緒に並ぶ
生活提案のデザインショップが流行っています。
メンフィスの大きな活動を忘れずに展示してありました!
3年前の六本木、イッセイ三宅の美術館でのエットレと倉又史朗氏の展示会
その折のカタログも販売しています。
ミラノでは改めてメンフィスの動きに人々の関心が集まっている様子です。
1982年のメンフィスの初めてのオープニングパーティ、会場を沢山の人達が埋めて
倉又史朗氏が美しい美恵子夫人を連れて出席されていたのが昨日のようです。
ソットサスアソシエイツをメンバーとして支えて来たマルコ ザニーニが
日本に来る度に倉又史朗氏の奥様を訪ねて、この重要なデザイナーを人は忘れてはいけない!
大切な事を忘れ去るのが人の常だけれども、この詩的なフラジャイルなデザインを残した
倉又史朗氏を忘れては成らない!
マルコ ザニーニの言葉をつい思い出しました。