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2015.03.30 Monday

マルコ ザニーニが教えてくれた事!


 
 
 
 
 
 
桜の時期は、桜に酔ってしまう話を前回しました、あまりの美しさに今どこにいるか?
 
 
忘れてしまって、30年も40年も昔の事が昨日のように蘇ります。
 
 
 
桜の時期はイタリアからいろいろな友人が見に来ました、でもその年の一番良い時期を
 
 
知らせるのが難しく、或る時は早すぎて’川津桜’の時期だったり、早く開花して
 
 
八重桜しか無い時期に到着した親友ークリストフに京都で見せたら、’これは桜ではない!’
 
 
とその場を立ち去ってしまった事もありました。。。。。。
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
1982年、当時エットレ ソットサス氏とミケーレ デ ルッキ氏達を引率して
 
 
 
ソットサス アソシエイツを創設したーマルコザニーニさん、彼はそれから20年くらい
 
 
 
エットレ ソットサスがメンフィスを立ち上げ、大きなデザイン旋風を巻き起こす
 
 
 
きっかけを作る事に成るのですが、まだ無名で、大学院を出て少しした頃です。
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
六本木アクシスビルの小物を買い付けにミラノに行く為に、ブリヂストンの石橋宏司氏が
 
 
 
ソットサスアソシエイツを紹介して下さって、マルコザニーニにあったばかりの頃です。
 
 
 
 
その頃、エットレソットサス氏が一番好きなレストランだった’トーレ デ ピサ’
 
 
 
その頃は、アーティストやジャーナリストで一杯でした。。。。。いつものように
 
 
 
塩っぱいアンチョビーを無塩バターで食べていたら、マルコが、’人生はデザインしないとね!
 
 
君はどんなデザイン画を持っているんだい? その絵は世界中に飛んで大きい方が良い!’
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
’う~ん、今の所北イタリアのモダン家具を輸入してね、、、、、、、’
 
 
 
 
’人生は描いたデザイン画の通りに動いて行くので、ダラダラしていたら置いて行かれるよ!
 
 
何でも良いから好きな事を一杯して、好きな事は上手だから大きくなれるよ!’
 
 
 
彼が建築家だからだけではなく、誰でも人生をデザインする事の大切さを沢山語ってくれました
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
どんなことがあったのか? あれだけ尊敬して体の一部のようだったエットレ
 
 
きっと小さな事だと思いますが、揉めてソットサス事務所を出たマルコ ザニーニ氏
 
 
でも、最大のパトロンだった、ジョニーピゴチー氏が彼を拾い上げて、ジョニーの
 
 
自然保護区域の総合監督としてマルコは新たな仕事に着きました。沢山+沢山働いて
 
 
一生分のお金を貯めて、早期リタイヤー(これは彼がいつも話していたシナリオです)
 
 
今は事務所でメンフィスの絵を描いていた若きデザイナーとブラジルへ移り、
 
 
ビアンカ という10歳になる美しい少女と一緒に、彼がデザインした家に住んでいます。
 
 
 
桜の時期は不思議に大切な事を思い出す物です。。。。。。。